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やさしさは身につけられる、いまからでも。


あまりにも親切な人と出会うと、衝撃を受ける。どうして、どんな思考回路でこんなやさしさが発揮できてしまうのだろうか? としばしフリーズしてしまう。霧と霞とか食べて生きてる清らかな人なのだろうかとか愚かなことを考えながら。

こんにちは、こんばんは。栗田真希です。

やさしさに出会うたび、結構、落ち込んで生きてきた。

たとえば、そのやさしさが血脈のように受け継がれてきたものだったとした場合には、もう手遅れのような気がしてしまっていたからだ。

祖父母とはあまり縁が強くなかったし、家のなかのゴタゴタで疲れていた思春期には、まぶしくてやさしさが直視できないと思ったこともあった。

でも、いまはわかる。

やさしさは、身につけられる。

肉親に恵まれなくても、まわりにすてきな人はいっぱいいる。その人たちのところへ飛び込んでみればいい。

まだその勇気がないときには、本の世界に静かに潜ればいい。いろんな人たちのやさしさや思いやりが行間に詰まっていることに気づき、吸収できれば、変わる。

人はいくらでも変われる。

人のやさしさを、自分に足りない敵わないものとして見るのではなく、分けてもらえるものと思って自分に取り入れることができたら、人生はずいぶん見える景色が変わった。

大学生のときからお世話になってる盲目のおばあちゃんが言ってた。

「朱に交われば赤くなる。飛び込んじゃえばいいのよ」って。

もっともっと、おすそ分けしてもらいに行こう。どんなに分けてもらっても減らないどころか増えるのが、やさしさのいいところだから。

30minutes note No.993

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