ただ麻婆豆腐を食べたかっただけなのに、会って話すことに恵まれた。
はじまりは、麻婆豆腐への執着でした。それが予想もしない方向に転がり、今日、麻婆豆腐の会が開かれました。しかも、それだけでは終わらなかったのです。
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こんにちは、こんばんは。くりたまきです。住んでいる長崎県波佐見町から、東京で行われるライティングの講座「バトンズの学校」へ出席するために帰省し、ついでにちょっと有給休暇を使って滞在してます。
今日は麻婆豆腐を食べに、小平へ行きました。横浜の実家から、約2時間。ちょっぴり遠いです。でも、至高の麻婆豆腐を食べに行きたかったのです!
きっかけは、編集者の今野良介さんのツイートを見つけたことでした。
もともと本気で、ひとりで行くつもりでしたが、今野さんがツイート拾ってくださって、(まだ今野さんと一度もお会いしたことがないのに)ご一緒することになりました。そのとき、前回の帰省でお会いした田所さんとオナンさんも誘いました。noteですばらしい文章を書いているふたりです。
そして今日、行ってきました!
招来川菜館
https://goo.gl/maps/f388rKWe4tsKwcLp7
みんなでシェアしようと、麻婆豆腐以外のメニューも選ぼうとするものの……メニューが豊富でどれもおいしそうで選べない!
さらに今野さんによるメニュー解説を聞くと、めっちゃ迷う。
お店は清潔感があって店員さんも感じがよくて、食べる前から「最寄駅にあってほしい中華料理店だ……」と感じていました。食べる前から通いたい。
そして念願の麻婆豆腐!
▲オナンさんは急きょ体調不良で来られなかったんですが、本人曰く「田所さんの肩に乗ってました」とのことです。田所さんの肩の上、います。
もう麻婆豆腐、とってもおいしかったです。スパイスの魔法を感じる、バランスがよく旨みのしっかりある逸品でした。白米がすすむすすむ。ほかのメニューもすべて、最高でした! 麻婆豆腐、毎日食べたい。ほかのメニューも制覇したい。小平に住みたい。
そのあと、田所さんのお誘いで、小平からそう離れていない山本剛さんのお店へ、珈琲を飲みに行くことに。Twitterではやりとりがありますが、3人とも山本さんにお会いしたこともなければ、今日はご連絡もしてない状態です。
営業してるかどうかも田所さんが確認してくれていたので、彼のジープに乗って3人でお店へ。
行ってすぐにバレるのだろうか、しばらくなにも知らないふりで珈琲を飲めたりするのだろうか……などと車内で話していたんですが、
10秒でバレました。
田所さんを先頭に入店。お店のドアを入ってすぐに山本さんが。無言で見つめ合う田所さんと山本さん。
「田所さんですか…?」
田所さんは目を逸らしたらしいのだけど、あきらかに挙動不審だった。うすうすわかっていたが、芝居はできないタイプの人間らしい。
山本さんが言う。
「今日、田所さんいらっしゃるかなと思ってたんですよ」
なぜだ。
Twitterでしかやりとりしたことがなく、「行きます」とも連絡していないのに、「来ると思っていた」と言う。しかも本気っぽい。山本さんはそんなこと冗談で言う人ではない、ということはTwitterを見ていればわかる。
わたしは男同士の、なにか運命的な瞬間を目撃してしまった。
なにこれ?
山本さんの淹れてくれた珈琲と、ウランバートルの旅の話は、どちらもパンチが強かった。
こうして、スカッと晴れた一日は、この上なく楽しく過ぎていった。会って、話すこと。役に立つ話や、仕事の話や、重大な話はなにもなかった。ずっと笑っていた。しあわせな時間だった。
わたしは麻婆豆腐が食べたかっただけなのに、こんな予想外に楽しくなってしまうなんて。
そういえば、以前にも今野さんが横浜エリア(わたしの地元)のランチを探していたときに、麻婆豆腐のお店をすすめたことがあった。何ヶ月も前から今日につながっているのかもしれない。
Twitterって、人生って、なにがあるかわからない。
30minutes note No.907
さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。