森悠紀子さんの個展へ
友だちのきょうこさんに教えてもらった千歳船橋駅近くのうつわ屋さん「器MOTO」で今日から開催される、個展へ行ってきました。
「器MOTO」を営む鎌野さんはとてもすてきなひとで、このあいだのnoteに出会った日のことを書きました。この日にわたしがいちばん惹かれたうつわが森悠紀子さんのもので、今日からの彼女の個展を楽しみにしていたんです。
「器MOTO」のInstagramにアップされている個展準備の様子、見てください。
もう、もう、どのうつわも気になるし「早く手に取ってみたい!」とスマホで画像を拡大したりして、どきどきしながらお店へ。
お店へ着くとうつわの作家、森悠紀子さんご本人がお迎えしてくださいました。つくり手のひとがうつわの説明をしてくれて、直接「すてきですね」と(語彙が少ないながらも)言えるって、うれしいものですね。
マットでうつくしい発色の釉薬で、手づくりらしく一つひとつ異なる表情をもつうつわの数々。どきどきしちゃいます。
陶板画ってはじめて拝見したのですが、じんわりと溶けるようににじんだ線が独特。また色がすてき。
手びねりでつくられた白いオーバルも、手に取って近づくと、上品にきらきら光る土の表情に魅了されてしまいました。
鎌野さんが「ふつうにご家庭だと、まあるいお皿をお持ちの方が多いから、オーバルみたいなかたちのうつわがあると、また食卓が変わるのよ」と教えてくれました。いいタイミングがあったらわたしもお迎えしたいものです。
それにしても、こんなにしあわせそうなプルーンをみると、いいうつわはお皿に乗せるだけで食べものに魔法がかけられるのかも、という気がしてきます。
うつわ作家の森悠紀子さんは、まっすぐでにこやか。そしてチャーミング。濁らずまろやかな青い釉薬の色のようなかたでした。日々の暮らしで使いやすい佇まいのうつわは、彼女の細やかさとやわらかさが表れているのでは……と考えると、森さんにもうつわにも、より惹かれてしまいました。
ちょっと相反するものが自然と同居している感じが、森さんとうつわの魅力のひとつかも、とうつわ初心者のわたしは今日勝手に思いました。
きめ細やかさとおおらかさ、
かたさとやわらかさ、
真剣さとユーモア。
たとえば「幾何学的なかたちがすき」という森さん。そういったかたちは一見するとかたいイメージがあります。けれどうつわは、釉薬や焼きかたによってか、理由はよくわかりませんが、端正でありながら不思議とやわらかいのです。
初日から大盛況だった森さんの初個展。10/14(月)まで、休廊する10/9(水)以外は毎日開かれます。森さんもほとんどの日に在廊されているので、ぜひ直接お話してみてほしいです。
気になる方は、Instagramなどで情報チェックしてみてください。
わたしが買ったうつわ、こんど写真に撮ってお見せしますね。もう、見せびらかしたい。