ブルックリン99に学ぶ、スランプ脱出(S1E3)

「絶不調」
今回は、分署のエースであるジェイクがスランプに陥るというエピソードだ。

最初はスランプだと認めないジェイクだが、証拠も手がかりも目撃者もいない、解決しそうな事件も解決できない。
解決出来なさそうな事件を同僚に譲った途端、犯人が自首してくるという始末。
そしてスランプだと認め、同僚に相談する

同僚のボイル「僕は離婚して調子が戻ったから、そいつに離婚しろって言う」
同僚のローザ「小洒落たホテルのバーでゆきずりの女をひっかけりゃ解決よ」
上司のテリー「腹筋を1万回」
ホルト署長「事件解決まで粘ること」
上司のテリー「白星を上げろ、馬鹿にでも解決できる簡単な事件でいいから」

そして、同僚と担当する事件を交換する際にジェイクは

「超楽ちんなやつで自信を取り戻してから、迷宮入り事件に挑みます。」
という。
しかし、その超楽ちんな事件も失敗、トイレの水が噴き出したり、仕事のミスで捕まえた容疑者は釈放されるなど、
同僚から「呪い」と言われる始末。

噴き出したトイレの水でびしょ濡れになったジェイクを見かねたホルト署長はデスクワークに専念するよう指示する

しかし、ジェイクはスランプをいち早く抜け出したいがために何かしらの事件を解決しようとする
それを止めるホルト署長だが、以前スランプに陥ったことのある警官(スミス)から解決策を聞いてきたと簡単なおまじないを教える。

そして、言われた通りにデスクワークを淡々とこなしていく絶不調のジェイク
デスクワークの作業中、ふとなにか閃いたジェイクはトイレで同僚のボイルと落ち合う

結局、その閃きは当たり、事件は見事解決する
事件解決後、署長室にて

ジェイク「退屈なデータ入力のおかげで頭がフリーズしたんで、脳みそを再起動したら事件について閃いたんです。」

「ふん」と少し微笑むホルト署長

ホルト署長「有能な刑事にはみんな波があるものだ。ボイルは安定している。なぜだ?彼は逆境にめげないからだ。根気よく,取り組む。君に新しい事件を任せていたらすぐにまた負の連鎖に陥っていただろう。切り替えさせたかった。」

そう、切り替えるために、敢えて別件に取り掛かることもあるだろう。だが、それでは「逃げる」ということになるだろう。
逃げるのではなく、頭を切り替えるために(この場合は「保留」と言う方がいいだろう)一旦べつの「単純」な作業をさせたのだろう。
そしてなにより、ボイル刑事の「逆境にめげない、根気強く取り組む、ゆえに波がない」というのも大きな学びである。

その仕事のプロとして、自分をコントロールする術は知っておいて損はないだろう。

逆境にめげず、根気強く取組み、
それでも絶不調(スランプ)になったら、
一旦保留して、頭を切り替える

地道なことかもしれないが、仕事ってそんなもんだろう

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