【備忘録】iOS機器からsambaに書き込みができない問題

　ミニPCのLinuxマシン（以前はArch、現在はUbuntu）でsambaを使って共有フォルダを作成して使っているが、iPhoneとiPadからsambaの共有フォルダにファイルをコピーしようとすると「ファイル名が長すぎるため、コピーできませんでした」というエラーで止まってしまうトラブルが生じていた。「IMG_0827.PNG」のような名前のスクリーンショットのコピーでもエラーが出るため、おそらくファイル名が問題ではないだろうと思い解決法を調べたが、以下のサイトの内容通りにsmb.confを修正したらコピーできるようになった。

Configuring an Apple iOS-Compatible SMB Share on Ubuntu: A Comprehensive GuideConfiguring an Apple iOS-Compatible SMB Share on Ubuntu: A Comprehensive Guide

　Ubuntuではsambaをインストールするだけで雛型smb.confが生成されるため、上記サイトで「add the following lines」としている内容のうち「usershare allows…」のところまでは既に記載があり、以下の内容を「usershare allows…」の後に追記するだけで解決した。

 mangled names = no
 dos charset = cp866
 unix charset = UTF8
 vfs objects = fruit streams_xattr
 fruit:metadata = stream
 fruit:model = MacSamba
 fruit:posix_rename = yes
 fruit:veto_appledouble = no
 fruit:nfs_aces = no
 fruit:wipe_intentionally_left_blank_rfork = yes
 fruit:delete_empty_adfiles = yes
 server min protocol = SMB2
 client min protocol = SMB3

　上記サイトではそのあと[share」の項目も作成しているが、こちらはサイトの記載と全く同じである必要はなく、私が既に設定してあった内容をそのまま使うことができた。