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【ポケモンSV】ブルーベリー学園とアカデミーについての考察メモ

 こちらではお久しぶりです。アンタレスです。
 特に書くことが思いつかないまま、ズルズルと更新を停止していました。
 もう少し色々書くことがある日々だといいんですけどね……。
 ただ、こちらでまとめたいことができたので、舞い戻ってきたというわけです。
 それこそが、「ポケモンSVのDLCの舞台について」なのです。

 私がポケモン大好きなのは他の記事でも書いているので、説明は省きます。そんな私は、ポケモン好きとして、「ポケモンSV」も、そのDLCである「碧の仮面・藍の円盤」も楽しく遊び、クリアしました。1月11日に配信された「番外編」も速攻でプレイして、キャラクターたちが大団円を迎えられたことに満足しているところです。ここからはポケモンの厳選作業でもしようかな、なんて考えています。

 しかし、ツッコミどころがゼロだったわけではありません。
 特に、後編の「藍の仮面」の舞台や登場キャラクターについては色々思うところがあり、X(旧Twitter)での賛否両論な反応も相まって、素直に「ハッピーエンドだ」と喜べませんでした(番外編でハッピーエンドを迎えましたが)。

 そこで、私は自分なりに「藍の円盤」の舞台である「ブルーベリー学園」について考察しました。
 考察の方法は、パルデアのアカデミー(私はバイオレット派なのでグレープアカデミー)と比較することです。
 二つの学園を比較することで見えてきた「違い」があったので、この記事では、備忘録代わりにそれを書き留めようと思います。

 ちなみに、Xにもここに書いてあるのと同じ考察を呟いたのですが、Xだとすぐに流れちゃうので、こっちにもメモすることにした次第です。

 考察の都合上、ブルーベリー学園sageにもとれることや邪推、深読みしすぎた結果を書きますので、ご注意ください。

 私の考察にお付き合いいただける方は、このまま読み進めていってください。






違いその➀ 学校のスタンス

 まず二つの学園の違いとして挙げられるのは、「学校のスタンス」だと思います。

 私は、パルデアのアカデミーのスタンスはあくまでも「学校」、もっと言うと「情緒と教養、両方の教育の場」だと感じています。
 だから、スター団の一件のように、何らかの理由で落ちこぼれたりした子にも救いの手を差し伸べて、出来る限りケアしようとする空気感があるのです。
 情緒の教育については、直接スター団のアジトに出向いたネルケクラベル校長の他に、ハッサク先生も力を入れているのが授業からうかがえます。
 生徒が心身ともに健やかに、将来のためになる勉強ができる環境を整えようと、教職員の皆さんが頑張っていることを、ゲームのプレイヤーはストーリーを通して見ていることでしょう。

 対してブルーベリー学園ですが、あそこは「学園」と銘打ってはいるものの、その実「(強いトレーナーの)養成所」に近いスタンスなんじゃないかと思います。
 現実の世界でもそうですが、「養成所」は実力主義の世界です。ふるいにかけられて、実力のある人が残り、ない人はいなくなっていく……そんな世界です。
 ブルーベリー学園もきっとそれに近く、実力主義な空気が漂っていて、だからこそ、落ちこぼれた子やレールから外れてしまった子に厳しい……というより、無関心で冷淡なんだと思います。置いていかれたらそれまで、っていうのがまかり通ってそうです。

 私としては、ブルーベリー学園にまかり通る実力主義って結構危ういところがあると感じています。
 ブルーベリー学園の実力主義は、「実力があれば、付随する権力での暴虐も許される」、「例え心を壊そうが、実力がついたならそれが正解」と言っているようなものです。後編のスグリ君が先述のような感じになっていましたね。アカデミーなら速攻校長が出てくるのでしょうが、ブルーベリー学園での騒動では、大人の影は見えませんでした。
 まあ、「養成所」なら多少の実力主義も許されるのでしょうが、ブルーベリー学園のそれは絶対スグリ君以外にも病む子が出そう。

 というか、他にもツッコみたいところはあるんですよ。あそこ、本当にBPしか使えないんですかね?
 
ブルレクをこなせない落ちこぼれは、日用品の買い物はおろか食事すらできないことになりますが……。そこまでいくともはや虐待を疑ってしまう……。

違いその② 地方の意識の差

 スタンスの違いの裏には、それぞれの学園がある地方の意識の差も関係していると思います。

 まず、アカデミーがあるパルデア地方ですが、学問を始め、芸術などの文化が栄えている印象があります。その代わり、バトルに対する熱量は他の地方より低めです。「バトルで勝ってさらに強くなりたい」と思う人が少ないからこそ、ネモちゃんは理解者が得られずに苦しんできたし、オモダカさんは才能ある人材集めに躍起になっています。
 だけど、バトルでの「勝ち」や「強さ」に執着しないパルデアの気風が、アカデミーの優しい雰囲気を形作る一因となっていると感じます。というかネモちゃんはブルーベリー学園でも十分やっていけそうな気がしてます。

 反対に、ブルーベリー学園のあるイッシュ地方は、非常にバトルが盛んです。ミュージカルやポケウッドなど、バトル以外の文化もありますが、ゲーム内でそれに触れられるのはごく限られた場所なので、バトル文化には劣るのでしょう。
 もちろん、パルデアに比べて「勝ち」や「強さ」にこだわる人も多いでしょうし、だからこそ「強いトレーナー養成所」であるブルーベリー学園が必要とされているのだと思います。
 それにイッシュは、伝統より革新を重んじてそうなので、アカデミーのような「伝統校」が存在しないし、必要とも思っていないのかもしれません。

 こんな感じで、文化や気風がまるで違うパルデアとイッシュでは、校風や生徒の目指すものがまるっきり違っても不自然ではないのでしょう。

違いその③ 教師の質

 まあ、ブルーベリー学園の教師の質が悪すぎるだけ、という可能性も捨てきれません。

 シアノ校長もブライア先生も、正直言って教師向いてないです。
 
シアノ校長は、権力のある生徒の暴走&トラブルを完全スルーした上でその解決を交換留学生に丸投げし、生徒の健康に考慮されていないクソみたいな学食を作り上げててどうしようもない。
 ブライア先生は、丸腰でエリアゼロに踏み込んで護衛は生徒任せでしかも自分の欲望を優先して生徒を危険に晒すからどうしようもない。というか、ブライア先生がともっこ像に触れても撮もっこ復活したんじゃないかな。

 こんな感じで、登場する教師の質があまりにもアレなので、学園の風紀もお察しと言うか……。

 クラベル校長始めとしたアカデミーの先生方(歴史担当の約一名除く)を見た後だとさらにダメさ加減が際立ってしまいます。まあ、自分の欲望優先で、生徒に四災解放させた奴がアカデミーにもいるんですが。

 ブルーベリー学園では、テラリウムドームの各エリアにいた生活指導の先生が一番教育熱心だった気がします。

 とりあえず、シアノ校長とブライア先生は外部の講師にこってり絞られればいいと思います。




 さて、私の考察は以上です。
 最近のゲーフリは、闇深設定が性癖であることは重々承知していましたが、ブルーベリー学園は色々生々しすぎましたね。
 番外編でハッピーエンドを迎えたから良かったものの、ブルーベリー学園の大人が役立たずなのは変わらないですし……。
 ゲーフリが性癖に正直になるのは仕方がないとしても、ブルーベリー学園がダメな学校だと言われると、そこに自分の親族を通わせてるヤーコンさんやシャガさんの株まで下がりかねないから、暴走は勘弁してほしいです。
 というか、実際にシャガさんを毒祖父扱いしている考察ツイートが散見されてキレてます。「後継者としてはアイリスちゃんがいるから、カキツバタ君のことには無関心」とかそういうの。別にアイリスちゃんはシャガさんの後継者でも何でもないし、シャガさんはとてもいい人だろうが。

 まあ、私の深読みのし過ぎと言われればそれまでなんでしょうが、ゲーフリにはもうちょっと加減してほしいです。CERO:Aの自覚を持ってください。ポケモンは良い子のゲームなはずでしょう。

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