やっと安っぽい時代が終わる

ここのところ訃報が続いたように感じる。

昭和から平成、そして新時代へ背を翻して涅槃へ向かうのは悪い事じゃない。

ベテランさんなら寿命は『アガリ』みたいなもんだし。

まだ若いのに死んでしまう人は『運』がなかったのか、もしくは『この世の乱痴気騒ぎから退場した成功者』なのかのどちらか。

結局生きてる人間が一番みっともないわけです。


自分としては現在46~50代以上の人間が死ぬととてもうれしいです。

何せ苦労知らずのクソ野郎がほぼほぼの世代でしたから。

ところがそいつらへ『懐かしのヒット曲』とか『バブル時代再現ディナー』とかやってるのは本当に焼き畑したあと塩撒いてるようにしか見えません。


自分としてはやはり音楽でメタルが『殺された』時代ど真ん中でしたから、

そいつらが死ぬととてもうれしいです。

逆に今年、弟の後を追ってしまった元パンテラのヴィニーのような『時代に殺されなかったヒーロー』が逝ってしまうのは本当に悲しくて、

そのへんの老害5000人くらいと交換してくれないか?と偉い人に交渉したくなります。


メタルを殺したグランジが結局瓦解し、生き残れなかったのが本当に腹立たしい。

自分達を見下していた奴らが『たいしたことなかった』ことが判明した時は、

喜びや怒りじゃなく

『それまで損した時間を取り戻せない喪失感』と

『こんなやつらが幅を利かせていたのか』という絶望でしかないんです。


人が死ぬのは実に都合のいいことなんです。

嫌な奴が死ねば吉報だし、大好きな人が死ねばこの世の終わり。

遠くの国の難民のガキが何人死のうと鼻くそほじるほうが優先だけど、

自分の子供はコケるだけでも大騒ぎ。


そんなものです。そうじゃありませんか?


自分にとっては必死で人のせいにはすまい!と生きていたのに、

正直30過ぎてから

「あれ・・・・なんで俺にひっかぶせてくるんだろう?」と疑問になって

もう線維筋痛症になってすら足引っ張ることしかしない親には本当に呪いの言葉しかありません。


究極の他人のせいまできました。

その前にけっこう這いずり回って、時には倒れてる人に手を差し伸べたりもしたけれど、

みんなウンコより価値がないことだけ残していきやがった。


俺はトイレじゃないです。

俺の人生は便所ではない。

便所のようなところで生きることになったとしても俺の魂そのものは便所ではありません。

他人のクソを垂れられる覚えはありません

投げ銭を旅費にして旅をしてレポートしたり、リクエストを受け付けて作曲をしたりしています。