【詩】逃亡者

放課後アイツを待ち伏せて
くらってばかりの一発に
利子まで乗せてあのツラに
返す決意の休み明け
しかしアイツは一言も
残さず転校しやがった
そろそろ報復あるとみて
しっぽを巻いて退散か
男らしさを放棄した
男の哀れに泣けてくる
達者に暮らせよ逃亡者
武士の情けをくれてやる