記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

アクマゲーム7話を見ての感想(原作ネタバレあり)

今回はストーリーがラスト以外進まなかったのと、難しいゲームだったので、ゲームの内容を中心に見ていきます。


はじめに

何度も述べていますが、ドラマ版アクマゲームはキャストやストーリーの改変はあれど、ゲームの内容は(映影頭踏を除けば)かなり原作に忠実です。
それを前提に見ていきます。

書いてて気づいたんですけど、感想というよりほぼ解説になってますね…

一矢報えなかった第1セット

一騎打ちとなった場面、照朝が「詰まされ」てイチジク12個をコールしました。ここは原作では照朝が初のブラフを見抜いて「詰み」を回避し、一矢報いた場面でした。これは初の強さをアピールすることが狙いでしょうか。
この影響で、原作と比べて照朝が-2P、初が+2Pされている状態で進んでいきます。

衝撃の第2セット

前提として、原作ではトーナメントで賭けられていたのは命ではなく絶対服従でした。だからこそ、この場面での伊達の裏切りは衝撃だったと共に「どうやって絶対服従を回避したのか?」という次の展開にも繋がっていたわけです。その結果、照朝が伊達を脅してダウトさせたわけです。
しかし今回は絶対服従ではないどころか、初が伊達「さん」と呼んでいることからも分かるように、命を握っているはずなのに上下関係がなさそうです。さらにその後も、「戦う気が無い」という理由でダウトしています。と思ったらなんか土下座して感服してます。
自分の命を握っている相手を人間観察のために裏切るという、ある意味原作よりもやばい伊達だったわけですが、さすがに最後のダウトは無理やり感満載でしたね。照朝との一騎打ちですから、心理戦や観察の絶好の機会だったでしょうに…改変してるのに無理に原作に合わせようとした悪い例です。

決着回避の第3セット

第3セットは流れは一緒でしたが、そのままだと初が10Pになってゲームが終わってしまうため、コールする果実をズッキーニではなくいちじくにすることでそれを回避しました。デウスエクスマキナ

演技の第4セット

まず原作では、照朝が伊達と話す→伊達が会話の内容を初に漏らすという手順で作戦が伝わっていましたが、今回の流れで照朝と伊達が話すのは無理がありそうなので、代わりに盗聴器が用いられました。
それはいいんですが、その後紫をハグするシーンとか、原作では紫が「自分は照朝の武器だ」と言っていたのを逆にしたりとか、明らかに原作より女たらしになってますね。なんででしょうねー
話を戻して、原作ではこの誘導の結果ミカンが12個あり初に強制的にダウトさせるという流れでしたが、ドラマでは初と伊達がミカンを持っておらず、中途半端なダウトになりました。しかもその前のカメラアングルで照朝がミカンを持っていることは見ている側にも分かりました。この改変は本当に意図の読めないものでしたね。「同じ果実が12個ある」という一見ありえなさそうなことが起きるほうが劇的でしたし、ミカンがあるのが分かっている状態であの初の言動を見るのは変だと思うのですが…
最後の能力合戦は原作通りでしたね。ハンカチが無かったりサイトジャックが5秒伸びていたのは誤差の範囲です。伊達が髪を掻き上げて能力を発動する瞬間やその後の紫の演技は映像ならではの良さがあってよかったです。
例の決め台詞も言ってほしかったなー

こうして見ると、ゲーム内容の大きな改変はなかったのですが、細かく少し気になる改変がされていて、なかなか意図の読めない回でした。
個人的には、もう少し時間を割いてほしかったです。第1セットの最後の初の「詰み」の説明とか、初めて見る人は到底理解できないですよね…

島津無しで粘土問答!?

そして次回は原作通り粘土問答です。
いや島津がおらんのだが!
実は浅井がカリスマYoutuber兼ウルトラスーパーハイパーアスリートでしたとかじゃない限り、大きな改変は避けられません。
期待したいところではあるんですが、今回の伊達の裏切りのように設定が違うまま内容を無理やり合わせてくる可能性もありますので、もしそうなったらガッカリですね…

謎の地下施設も楽しみにしておきます。
ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?