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お手伝いじゃない、クエストだ!

今日は、BASEでダウンロード販売している「ハウスキーピングクエスト依頼書」について。

これは私の次男が「おかね」に興味を持ち始めた時に作ったもの。彼はもともと人の役に立つ、お礼を言われるということが好きな人で、園児のころは「かあちゃんなんかすることない?」などと聞いてくれる子供でした。

日々、小銭をためて嬉しそうにする彼を見て、なにかもっとそれが輝いて見えるようにはできないかな、と思ったんです。

一方そのころ「フェアリーテイル」という漫画を長男に勧められ、クエストというものに触れました。私、好みが女の子~な感じだったので、漫画やアニメ、ゲームなどでもそんな世界観にあまり触れずに来たんです。

ただの求人広告なのにえらい夢があるな。

自分で仕事を決めて、報酬をもらう。そこには契約があって、自分の意思も相手の意思も尊重される。親に言われてやるだけの「お手伝い」にはない大人な世界。

さらに、自分の労働は対価を得られる。価値を生む。ということを知ってほしかった。さらにさらに、依頼以上の成果を約束することで報酬を交渉する、工夫をして少ない労力で依頼をこなす、といったことも学んでほしかった。

そこに物語の登場人物になれるような世界観を加えて誕生したのが「ハウスキーピングクエスト依頼書」です。

我が家の冷蔵庫はクエストボード(求人広告板のくせにかっこいい名前)となりました。まず、依頼を貼り出し、やりたいと思ったら自分のスペースに引き上げる。終わったら報酬を受け取りに来る。

ここで気を付けないといけないのは、必ず本人がやらなければいけないものを書かないこと。例えば宿題など。プラスアルファの自主学習はいいと思います。レベル上げというものが存在することをSNSで教えてくださった方もいて、初見でその使い方天才か!と思いました。

とにかく、自分が選んでやると決めたものに責任を持つことに、依頼書の意味があると思っているので、依頼がなくてもやらなくてはいけないものには向いてないのです。

そして、依頼した方も、誰も受けてくれない場合には工夫が求められます。端的には報酬を上げる、仕事レベルを下げる。感謝の気持ちを多少大げさに伝えることも必要です。

なんにせよこれは「生活」を使った、家族の壮大なごっこ遊び。レンゲに小さなラーメンを作るように、お家に小さな社会を作って遊んでみてください。

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