中国向け視察ツアーの市場規模について
弊社はここ数年、中国企業の視察やビジネスマッチングを業務の柱にしてきたのですが、ここで改めて中国向け視察の市場規模について書きます。
日本からみて海外旅行の取引額は2.1兆円規模(2018)となっており、ここ数年は横ばいで推移しています。
その中でも研修・視察・研究の割合は2.0%(2017)となっており
市場規模は420億円程度となります。
海外旅行に行った日本人の総数:1788万人(2017)
中国へ行った日本人の総数:268万人(2017)
海外の中で中国を選ぶ割合は約15%となっています。
※数字に香港・台湾は含みません
中国への研修・視察・研究の市場規模は約63億円程度と推測できます。
また中国視察は、北京・上海・広州・深センという都市部へのニーズが多く、業界としてはITコンテンツ、イノベーション、ニューリテール、フィンテック、5G、スマートシティといった日本を凌駕する技術への関心が高いようです。
中国から日本への視察ツアーの規模
一方中国から日本への視察ツアーの市場規模ってどれくらいあるか気になったので推測してみました。
中国から日本への旅行者は838万人で、そのうち研修・視察・研究の割合は2.0%、1人あたりの視察費用を約30万円と想定すると
中国から日本への研修・視察・研究の市場規模502億円程度と推測できます。
ただ旅行会社って結構ドメスティックな会社が強いので中々日系企業として海外で旅行業として展開するのは出境旅行業務が取りにくいようなのでかなりハードル高いのが実情だと思います。
視察ツアーを行っている企業
海外旅行取扱額が多い大手5社は
1位 JTB:457億円
2位 HIS:335億円
3位 阪急交通社:143億円
4位 KNT:97億円
5位 日本旅行:83億円
となっています。
各社の視察ツアーの売上規模は分かりません
大手旅行会社各社も視察用のサイトを作って展開しています。
また海外視察ツアー専門の旅行会社や手配会社もあります。
中国向け視察ですが、弊社も2019年は80社程度のビジネスマッチングを行いました。
2020年は更にサービスを拡充して展開していきたいと思っておりますので御興味ある方は弊社の運用する中国視察専用サイトよりお気軽にお問合せください。
中国視察.comは弊社が運営する中国視察専門サイトです
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