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オンライン広州交易会(広東フェア)が今後中国展示会のスタンダードに

大家好!イマチュウのばやし(@muraba1)です

今日はオンライン広州交易会 通称 広交会 が6月15日からオンライン開催されていますのでその内容をお伝えします。

実際に参加してみて感じたことや、将来オンライン展示会の可能性等について感じたことをまとめています。

2020年6月15日~25日 オンライン広州交易会参加してみた

今年の広州交易会はオンラインで開催されるらしい。。。

という情報を得て調べてみました。

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広州交易会といえば中国で最も歴史があり、今回で127回目となる中国最大級の国家級展示会です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%83%E5%B7%9E%E4%BA%A4%E6%98%93%E4%BC%9A

中国の展示会で一番先に思いつくのは広州交易会だと思いますし、最近は上海でも輸入博覧会等やっていますが、規模感は広州交易会が上だと思います。

2019年の入場者は

2019年の展示面積は118万5,000m2、出展社数は2万5,642社、来場バイヤー数は18万6,015人(210カ国)

とのこと。

ヤバいですね。2.5万ブースって。。。。

日本の企業も良く行くので、実際に何度もアテンドしたことがありますが、本当に広い会場なので1日では周り切れないです。

オンライン展示会とは

今回コロナの影響で広州交易会がオンライン開催というニュースは中国でも大きく取り上げられていました。

国家級展示会なので注目も高く、3月の開催中止から直ぐにオンラインで開催という発表がされたのは中国らしいスピード感だと感じましたね。

海外への渡航が制限されている今、海外展示会のオンライン化は今後もっと普及するのではないでしょうか。


ではここからが実際に参加してみた感想等を

やれることはリアル展示会と同じ

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公式サイトから参加手続きを済ませると早速各ブースに訪問が可能となります。

サイトは英語対応しているので日本の人も使いやすいと思います。

入ってまずはカテゴリ別から興味のある業種を選びましょう

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16の大カテゴリがあり日用品から自動車部品等オールジャンルの商品が揃います。

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例として家具のカテゴリーを見てみます。

【展商】と【展品】というのがありますが、これは企業で選ぶか、製品で選ぶかの区別です。

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商品を選ぶと詳細が見れます。

ライブ配信や企業紹介もあるので理解が深まります。

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商品を見て気に入ったら

その場でチャット(左ボタン)

商談予約(右ボタン)

で担当者との商談が可能です。

このあたりはリアルな商談会と同じ流れに近いのでやりやすいですね

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チャットのやりとりも自動翻訳ついている(英語)ので国際展示会でよくある言語問題もオンラインの方が使いやすそうですね。

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チャットで良いなと思ったら予約面談でじっくりと話をきけます。

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ツールはテンセントミーティングというZOOMのようなビデオミーティングを使います。

商品を探して少し質問して、興味あったらじっくり話を聞くという流れは通常の展示会と同じでストレスは全くないですね。

むしろ歩き回る必要がないので効率が良く検討できます。

ライブ配信が同時に5000か所で行われている

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2.5万の出展者があるので、ライブストリーミングも色んな所で行われています。私が見た時は5000のブースでライブ配信がされていました。

これも同じく検索窓から自分の興味ある商品選んだりカテゴリーから選択することができます。

ECサイトのライブコマースと近い感じですが、参加者がバイヤーメインの為、内容は商品紹介に加えて輸出の手続き方法や、ロット数、OEMの可否等が多かったです。

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その他にもセミナーや各種イベントも会期中には企画がされており、気軽に来れて、長く滞在できるような仕組みづくりがされていると感じました。

まとめ

今回中国最大の展示会広州交易会がオンラインで開催されるということで実際に体験してみましたが、海外へ行く必要がなくても最新の製品を見ることができたり、実際にメーカー担当者と直接やり取りができとても可能性を感じました。

技術提携はテンセントが行っており、使いやすかったです。

こういう展示会をきっかけに新しいビジネスや海外との取引が誰でもできるようになる時代はチャンスも多いと思います。

もしやり方等よくわからないようであればお教えすることもできますので興味ある人は一度会期中に参加してみてください!

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