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Macbook Air M3モデルに買い替えた

これまで使っていたMacbook 12インチモデルからMacbook Air 2024年モデルに買い替えて1ヶ月ほど経つのでレビュー記事を投稿しようと思う。

買い替えの経緯

2017年に購入してから数々の価値を作り出してくれた12インチのMacbookにもガタが来始めているかなと考え始めたのが2022年の暮れの事だった。スリープからの復帰に時間がかかるというわけではないが、多少のタイムラグが有る。アプリの起動ももっさりとしており、そろそろ買い替えの時を迎えていた。とは言え当時私のPCで行う仕事と言えば簡単な事務作業。スライドや文書の作成といった程度で、多少古くなったとは言え5年落ちのMacbook 12インチモデルで出来ない仕事ではなかった。職場のWindows PCを使うほうが多かったしね。なので買い替えの順位としては下の方。というわけで当時は「まあ、まだ使えるしいいかな〜」という事で、買い替えに至ることはなかった。

それから2年の歳月が経ち、2024年3月にめでたくM3チップを搭載したMacbookが発売されるとのニュースが舞い込んできた。最近始めたものと言えばプログラミングの学習・動画編集といったスペックの要求されるものばかりだ。ちょうど7年落ちとなった12インチのMacbookはサブ機としてまだまだ活躍してもらうとして、今回新しいMacbookの購入に至ったというわけだ。ほとんど新しく始めた趣味へのモチベーションを維持するという目的だけでパソコンの買い換えを敢行してしまったという事だ。

スペックについて

12インチのMacbookを購入した当時は同年代と比較するとまだ稼いでいた方ではあったが所詮は大学生。12インチMacbookを購入するのにもためらっていたが、今は社会人で金が潤沢にある。それでもポンポンと新しい商品を買い替え続ける趣味は無いので、現時点で出来るだけ贅沢な構成にしておこう。今後10年間は働いてもらおうとスペックは驕りに驕った贅沢仕様だ。

まずはM3チップ。8コアCPUは良いとして、GPUは贅沢にも10コアを選択。正直4Kビデオの編集なんてしないし8コアGPUで十分だったのだけれど、折角という事で10コアを選択することになった。という理由もあるが、正直なところは後述するユニファイドメモリを16GBにしたことによる自動アップグレードである。まあ、8コアよりも10コアのほうがなんか気持ちも良いしね。わざわざ選択したわけでは無いものの、満足ではある。

M3チップの発表と併せてM2チップを搭載したモデルが値下げとなったが、私は敢えてM3チップを選択した。性能は変わらないと言うが、サポートは1世代分長く取られる。出来るだけ長く使いたいというニーズがあったので、最新チップが発表されたタイミングで最新の機種を購入し、使用する期間を長く取ろうという計算だ。他にもintel製チップを搭載したMacbookからの買い替えという事もあったので、わざわざ1世代古いモデルを購入する旨味を価格差以上に感じる事が出来なかったというのも理由の一つだ。7年前のPCから買い替えるなら、最新モデルを選びたいよね…?

次にメモリ。PCに要求されるスペックは年々上がってきている事から8GBは絶対に無いなと思った。私が小さい頃はメモリなんて2GBかせいぜい良くても4GB程度だったのに、現在では8GBを積むのが当たり前になってきた。余談はさておき、そうなると16GBと24GBのどちらかを選択するという事になる。これには非常に悩んだ。以降10年は働いてもらうというつもりであれば24GBが安牌なのかもしれない。しかし24GBは流石にオーバースペックだろう。結局は16GBを選択することにした。これに関しては非常に悩んだが、現状16GBでも性能が高いとされている事に加え、M3チップ自体がすでに高性能であるため、わざわざ24GBを選択する理由が見つからなくなったというのが理由だ。

オプションを盛ることは金さえ積めば誰にだって出来ることではあるが、どのオプションを削ろうかという事は将来への見通しと長年PCを触ってきた勘でしか考えることが出来ないであろう。果たしてこの勘が見事に的中するのか。こればかりは10年後になってみないと分からないかな。

続いてストレージについて考えることにしよう。これに関しても私の勘に委ねられるところが大きい。直前に使っていた12インチモデルのMacbookは256GB。文書作成がメインとは言っても当時はブロガーだったので画像ファイルも扱っていた。そのためストレージ容量は265GBでは足らなくなってしまった。それでは512GBではどうだろう。これに関してもやや不安が残る。なんせ本格的に動画編集を勉強し始めようというのだから、余裕があるに越したことはない。1TBという容量がどのようなものか正直想像もつかなかったが、少なくとも動画編集やプログラミングなどで私がやろうとしていることに関しては1TBで事足りるような気がする。いや、足りるだろうと判断して1TBを選択した。これで足りないというのであれば単にファイルマネジメントの不足かステップアップを考えなさいという事だろうと思う。

こうして私のPC構成はM3チップ搭載モデル、16GBメモリ、1TBストレージという超ハイスペックモデルとなったのである。今思い返してみると盛りすぎたなという気がしなくは無いが、それでこそ甲斐性が発揮できるというものよ。余談だが私はこのMacbook購入に併せてHHKBも購入している。破産寸前である。

使用感

流石に最新のノートブックという事だけあって動作はサクサク。アプリの起動時間は感動する隙も与えず爆速だ。4K動画の編集も私のレベルでは問題ないし、バッテリー持ちも異様に良い。パワーがあるのに省電力というのは正直驚いた。数年前にM1チップが登場したときも、YouTubeやブログでは「革命だ」というレビューが散見されたが、それから二世代を重ねた実機を触ってみるとなるほどそれも大げさではない。

私の用途としては、以前から変わらずKeynoteでの資料作成に加え、趣味として学び続けようとしている動画編集と、プログラミングの学習に使用している。正直どの用途にしてもオーバースペックであることは間違いない。ただし仮に今オーバースペックだとしても、3年後には分からない、3年後が大丈夫だとしても5年後は分からないという風に不安は常に付きまとう物だから、現状のスペックが過剰であることに関しては問題ない。社会人とは言え決して安い買い物では無かったので、このMacbookにはしばらく活躍してもらわないと困るし。

見た目

私は正直以前のMacbook Airの見た目があまり好きでは無かった。流線型のボディが美しいということは何となく理解できるが、私の美意識にぴったり合致するものでは無かった。Macbook AirはM2モデルから所謂くさび形の形状をやめ、Macbook Proのような箱感の強いデザインとなった。これに関しては賛否両論あるようだが、少なくとも私はこちらのほうが好きだ。巷のレビューを見ても、この形状に関してはフォルムの変更のみが淡々と綴られているだけで、好意的な感想を寄せているメディアはあまり多くない。古参のApple信者としては、やはり手前側に行くにつれて薄くなるあの形状のほうが良いという事なのか。一応私も2015年モデルのMacbook Airから現在まで3代にわたって買い替えてきたのだけれど、こちらのデザインのほうが、やはり好みである。

バッテリー持ち

バッテリー持ちに関しては、どうしても劣化が避けられないのでなんとも言えないが、少なくとも今の時点ではありえないくらい長持ちする。試しにスターバックスで資料を作成しようとしてみたが、一向に残量が減る気配は無い。朝の9時から夕方の5時くらいまでぶっ通しで作業していたが、バッテリーの残量は半分以上残っていた。珈琲一杯で丸一日席を占領するのはどうかと思うが、それ以上にこのバッテリー持ちは脅威だ。これから先はあくまでも肌感ではあるが、動画編集などの重たい作業でもそこまでバッテリーが消耗することは無いのではないかと思う。確かに事務作業よりは負荷が大きい=バッテリーの消耗も当然多くなるのだけれど、だからと言って、半日でからっけつという事態は免れそうだ。

総評

あくまでも1ヶ月使用レビューとしてではあるが、現時点ではMacbook Airは私の中では史上最強のラップトップPCとして揺るがないものとなった。パワーがあるしバッテリー持ちも良い。ビジュアルも優れており所有感が満たされる最高の相棒である。12インチモデルのMacbookには悪いが、これからは外出先でも自宅でもこのMacbook Airを据えて新たな価値を創り続けたい。そんな感想をこのデバイスからは感じ取った。

大学生の頃からずっとMac OSを使っているので今回も迷わずMacを選択したが、今のWindows PCにも非常に興味がある。バッテリー持ち、デザイン、可搬性どれにおいても当時はMacbookを超えるようなモバイルノートは無かったように思える。現在はSurfaceやMatebookなど魅力的なモバイルノートも増えてきた。もはやデスクトップPCはオワコンなのではないかと錯覚するほど現代のノートPCは高性能だ。どうせ買っても使わないのだから、結局Windows PCを購入することは金輪際無いのだけれど、機会があれば先述のようなWindowsノートを使用してみたい気もしなくない。今回Macbook Airを購入してこのような事も考えたりしてみた。

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