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六甲縦走路 | 摩耶山〜六甲山 サンチャゴへの道 6

摩耶山頂から行くか新神戸から行くか

六甲縦走路を西から少しずつ登ってきて、これが6回目。前回は新神戸からゴンドラで途中駅まで乗って、そこから摩耶山、六甲山へとの予定だったが、摩耶山頂で雨が降り出し、摩耶山から摩耶ビューライン(ロープウェイ+ケーブル)で降りてきた。ちょっと中途半端な行程だった。

今回、摩耶山から六甲山へと向かうにあたり、摩耶山頂から行くか(摩耶ビューライン利用)、新神戸から行くか(駅から登る)のどちらか迷った。前々回、再度山から下山するのに、通行止目のため布引の滝を見逃したので、今回は布引の滝を見てから登ろうと新神戸へと向かった。

布引の滝から市ケ原へ

新幹線のぞみが停まる駅からわずか数百メートルのところにあるのが布引滝。涼を求めて街から登ってくる人もいるくらい近いところにある。駅の下をくぐると、山の麓。しばらく登ると滝の音が聞こえてくる。ベンチも置いてあり、滝を眺めながらゆっくりと休憩できる。少しお腹が空いてきたので腹ごしらえにお握りをひとつをベンチでに座って食べる。美味しい!

涼しげな音を立てる布引の滝

滝を過ぎ、布引貯水池を過ぎて、市ケ原へ到着。川縁から子供の歓声が聞こえるので、登山道から降りてみた。幼稚園くらいの子供たちが楽しそうに水遊びをしていた。近くにトイレや茶屋もあって、遠足にも安心な所だ。

市ケ原で水遊びをする子どもたち

再び摩耶山へ

市ケ原から前回摩耶山頂までは前回登ったばかり。掬星台からの眺めが楽しみだ。気温もかなり高く、汗がとめどもなく流れる。水分補給に気をつけながら休憩を繰り返す。登りが急だとすぐに息が上がるので、息を整えながら登る。そうこうしているうちに、掬星台に到着。

平日なので、人も少ない。山上で右膝が少し痛み出した。引き攣るような感覚。中止して降りようかと思ったが、摩耶ビューラインはすでに営業終了(休業?)。六甲まで行くしかないと腹を括る。絶景を独り占めして昼食。ゆっくり時間をかけて休憩し、足を休ませる。

掬星台から東方面を望む

六甲山でやらかす

六甲山上は昔からの避暑地で別荘や会社の保養所、ホテルなどの宿泊施設も多い。道路も整備されていて摩耶山から六甲山までバスが走っている。だから、縦走路もアスファルトの道路を歩くこともある。「アゴニー坂」と呼ばれる山道は確かにagony(苦痛)かもしれないが、全般にはそう苦しいコースでないのではと思う。

足に負担がかからないように、トレッキングポールを使いながらややゆっくりと歩く。途中、豪華な別荘地を抜けて3時過ぎに六甲山の中心地あたりまでやってきた。目指すは六甲ケーブル駅、念のためネットで時刻表を調べると降りの最終が3時15分、あと数分なので間に合わない。のんびりと構えていたのがいけなかった。

アイスロードで下山

元々、六甲ケーブル駅まで4時間半の予定だったのに、阪急六甲まで下山する羽目になった。気を取り直して、すぐ下山ルートを検討する。現在地から1番近いルート、アイスロードで降りることにする。

アイスロード入り口
草が生い茂り、道がわかりにくい

アイスロード入り口からしばらくは人家の間を通る。その後はとても狭い道となる。下草が鬱蒼と茂っていて道が見えないので危ない。トレッキングポールで足元の草をかき分けてから足を出すようにする。これがかなり距離が長く感じる。降りても降りてもゴールは遠い、という感じだ。途中、沢を横切ったり、道路の下をくぐったりして、とうとう2時間後に一般の道路へとたどり着いた。

大いに反省

六甲山系はアクセスの良い山だ。特に六甲山は道路が整備され、山頂にさまざまな施設があるため、バスやケーブルなどの便もある。平日のダイヤなど気に留めてもいなかったのが大失敗。事前にきちんと調べ、そこから逆算して予定を立てるべきだった。それを怠ったがために、足を痛めながら、2時間も余計に歩くことになった。これをいい教訓にしたい。

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