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サンチャゴへの道 巡礼27日目 【2023年夏】

こんにちは、ArcangeLogの「サンチャゴへの道」へようこそ。今日はサンチャゴまであと100.000キロのキリのいい道標(モホン)を探しながら歩きます。

本日の行程  サリア → ポルトマリン

前回の投稿はこちらからどうぞ

今日の天気(予報)  ポルトマリン 曇のち晴れ
最低気温14℃ /最高気温27℃

昨日、サリアの宿で自分のベッドの上を割り当てられた女性が日本人だった。フランス在住の女性で、サリアから出発するとのこと。彼女の話によると、この先団体客で宿が一杯らしくサンチャゴの宿は予約してあるそうだ。予約が無ければ早く到着する他ないと思い、今朝も5時半に出発した。ポルトマリンまでは24キロ、午前中に到着すれば宿の確保はできそうだ。

霧の中を手を繋いで歩くカップル
霧で視界が悪い
今日のオレオは本格的?
村のほ墓地
サンチャゴまであと100キロの道標

真っ暗なのに加えて、今朝は霧が濃い。寒くはなかったので、レインウエアを着ずに済ませたが上着は湿っぽくなってしまった。眼鏡も曇り視界が悪く、あまり急げない。明るくなっても霧は晴れないため残念ながら景色もあまり拝めない。

その後はようやく晴れ渡り気持ちの良い天気となった。今日は山道が中心で昔の巡礼がたどった道のように思える。小さな町をいくつも越え、途中2度ほど休憩をした。目的地のポルトマリンが前方に見えてきて道が二手に分かれる。歴史ある昔の道を選ぶ。

両側に矢印 左を行く

最後の急な狭い下り坂に手間取る。慎重におりたつもりだが、右脚をすべらせて左の膝を打ってしまった。軽い打撲ですんだので幸いだった。思い返しても巡礼を始めてから、今日まで転んだことはなかった。一度、靴紐を結び直そうとしてしゃがんだら背中の荷物の重さで尻もちをついたくらいだ。それくらい歩くことに関しては順調だ。

長い橋を渡る。今度は長い階段を登り、門をくぐるとようやく町の入口。まだ11時過ぎ。早速、第1候補のアルベルゲに向かう。閉まっていたので電話をすると、満室とのこと。第2候補も満室。3軒目でようやく空きがあった。チェックインまで2時間あるので荷物を預けて、町を散策、バールで生ビール。チェックイン時間に宿に戻ると、予約のない巡礼が満室と断られていた。予約の出来ないアルベルゲもあるので泊まるところがなくなることはないだろうが、それにしても今後は宿の確保が大変だ。今日の宿にもたくさんのス−ツケ−スやバックパックが届いていた。団体客の予約だろう。ということで明日の宿を予約した。

町が見える
橋は長い上に高いので少し怖い
階段を上って町の中へ

ルーチンを終え近くのレストランに行くと、これまた予約で一杯。仕方なくカウンター席に座らせてもらう。料理が出てくるのもかなりの時間がかかった。ここに来て巡礼の観光化が進んでいるように思えてきた。荷物を次の予約した宿に配送し、団体で身軽に歩くスタイルだ。それぞれの事情があるのでそれもありだろうと思う。ただ、ス−ツケ−スの巡礼を受付ないアルベルゲが出てきたというニュースをつい最近読んだ。現地でも現代の巡礼のあり方を見直しているのかもしれない。

よく見る都市名のもの
デザインが独特に思える
十字架のモニュメント

7時を過ぎて散歩と夕食にでかける。今日はお昼にステ−キを食べたのに、お腹がすいている。食欲が出てきたのだろうか。イタリアンサラダとピッツァマルゲリータを食べた。今日はすんなりカバ(スパ-クリングワイン)を頼む事ができた。

手前の白いのゆで卵だと思ってたら
モッツァレラチーズをだった
ピッツァマルゲリータ

本日歩いた距離      22.2キロ
本日までの距離 674.2キロ(のべ27日間)
サンチャゴまで      92.0キロ

本日の活動記録はこちら(YAMAP)





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