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サンチャゴへの道 巡礼26日目 【2023年夏】

こんにちは、ArcangeLogの「サンチャゴへの道」へようこそ。今日はサンチャゴまで100キロ余りのサリアへ向かいます。

本日の行程  フォンフリア → サリア

前回の投稿はこちらからどうぞ

今日の天気(予報)  サリア 曇のち晴れ
最低気温14℃ /最高気温27℃

今朝も早くに目が覚める、。今日は30キロ先のサリアを目指す。桃とパンを少し食べて5時半に出発。今朝も満天の星空。フォンフリアは標高が高い。見下ろすと雲海が広がっているのが分かる。明るければ凄い景色だろう。

暗がりの中を出発
暗いけど雲海

今日は下り道だ。見下ろす雲海の中に入る。出発時間が早かったのでなかなか明かるくならない。急な坂道や石ころだらけのところは、ゆっくりと歩く。

村の中で犬に吠えられた。ヒモで繋がれていた飼い犬なので大丈夫。だが、その後すぐ野良犬が吠えながら近づいてきた。薄汚い野良犬が、こちらの様子を伺う。横を通り過ぎると後ろからついてくる。トレッキングポールを突き出すと退散した。

トリアカステラまでやってくると、カフェが巡礼で賑わっている。ここから巡礼に出発する人もいるようだ。朝食セット3.5ユーロを頼む。追加の朝ごはん。この町からサリアまでは道が、2つに分かれる。右12キロ、左19キロ。若い男性が思案している。「どっちにするの?こっちが7キロ長いよ。」というと「それは分かってるんだけど...。」とスマホを見ながら検討している。「僕はこっちに行くよ。」と川沿いの左を選ぶ。川のせせらぎを聞きながら歩くほうが気が和らぎそうだ。

更に食べる
猫も朝ごはん

結構歩いたと思ったら、今度は大型犬が吠えながらこちらに向かってくる。大きくて怖い。横をすりぬけるとやっぱり後ろをついてくる。先ほどと同様トレッキングポールを向けた。退散したのを確認して道を急いだ。

それから15分後、道を間違えているのに気づく。元の道に戻るが、合計2キロ、30分のロス。元の道に戻ると、先程思案していた男性と再会。「30分道に迷ってた。」というと、彼もどこかで道迷いをしたそうだ。すると、例の大型犬がまだ登場。どうやらこの犬に吠えられて、慌てて道を誤ったようだ。
ただ、この犬、先ほどの彼に撫でられて大人しくしている。自分が動物の扱いに慣れていなかっただけのことなのか?

その後がとても長く感じられた。短いもう一方の道にしたほうが良かったかなと思ったりする。昨日40キロを歩き、今日はどうやら予定の30キロではすまないようだ。頑張って歩みを進め、遠くに町が見えた時には、本当に安堵した。

トリアカステラの石碑をよくみると
こんな物が
これがオレオか
屋根が神戸の異人館、うろこの家のようだ

川辺のアルベルゲにチェックイン。時間はやや遅かったがベッドは空いていた。一泊13ユーロ。1時間後に来た女性は満室と断られていたので、予約したほうが良いのかもしれない。このサリアから巡礼を始めると、コンポステラ(巡礼証明書)が貰えるので、巡礼の数が急に増える。明日の様子を見てどうするか決めよう。

アルベルゲの建物

ルーチンの後は旧市街へと長い階段を登る。バールで午後4時過ぎのランチ。生ビールと鶏肉のプレート。生野菜が結構あったのが嬉しい。量が多い。散策をして一旦帰宿。休憩の後買い物がてらに再度旧市街へ。7時からミサがあると、宿の人に聞いたが、サンタマリア教会のドアは開く様子もない。少し離れたサンサルバドル教会へ行ってみると開いていて、すぐにミサが始まる。

お昼、鶏肉も薄くする


サンタマリア教会
サンサルバドル教会

ミサの後に周囲を散策、お店で朝ご飯を買って帰る。夕食はあまり多くは要らない感じ。怪しげなカップ麺を買って、宿でお湯を貰う。エスプレッソマシンから熱湯をカップに入れてくれた。この宿は対応がとても良かった。ちなみにカップ麺は思いの外美味しく、よくよくパッケージを見てみると、味の素の協力で製造されていると書かれていた。

カップラーメンの方がビ−ルより高い
 味の素

本日歩いた距離      30.0キロ
本日までの距離 652.0キロ(のべ26日間)
サンチャゴまで    114.2キロ

本日の活動記録はこちら(YAMAP)



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