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太平洋序曲

先日、家内と一緒にミュージカル「太平洋序曲」を大阪の梅田芸術劇場まで観に行った。脚本ジョン・ワイドマン、スティーブン・ソンドハイム作詞・作曲、演出はマシュー・ホワイト。アメリカの作品を日本人が演じている。何役かはダブルキャストとなっていて、観に行った当日は山本耕史とウエンツ瑛士の回だった。家内が手配したので、当然山本耕史だ。

ミュージカルを生で見たのは、コロナ前にイギリス旅行をした時にロンドンのパレイディアムで渡辺謙出演の「王様と私」を観て以来だ。「王様と私」の「Shall We Dance」などのような有名なナンバーがあれば、それはもう、英語でストーリーを追えなくても十分に楽しめる。(プロットは予習をしておいた方がいいけれど)

ロンドンで上演された「王様と私」 トニー賞受賞のケリー・オハラが素晴らしかった

今回は初めて聴く曲ばかりとなったが、それぞれに良いパフォーマンスだと感じた。山本耕史やウエンツ瑛士など、自分が知っている俳優の歌唱を聴くのも初めてで新鮮だった。前から3列目だったので、俳優の演技を間近で見ることもできて面白くもあった。

ただ一点、脚本が日本の歴史とは違っている。ジョン万次郎は私たち日本人が知っているジョン万次郎とは全くの別人だ。歴史の解釈も日本人とは異なっていて、不自然に感じることも多々あった。アメリカ人の脚本なので、致し方ないのかもしれないし、ミュージカルというエンターテインメントとして割り切った方が楽しめるのは確かだろう。

久々に舞台を見て、また機会があればと思う。家内はあと3回ほど同じ作品(山本耕史?)を見にいくようだけれど。

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