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トリュフの香り

昔、一度だけだと思うけれど、レストランでいただいた料理が「トリュフ風味です」と言って出されたことがある。名前は知っていたけれど、どこにトリュフがあるのかわからないし、香りも嗅ぎ分けられなかった。恐らく目視出来るほどの量でもなかったのだろうし、初めてでは香りも判断できなかったのだろう。

7、8年前、家内がトリュフ塩を貰って帰ってきた。何度か使うとようやくトリュフの香りにも慣れてきて、いい香りだなと思える様になった。その後、近所のデパートの食品売り場でたまに販売されている「トリュフポテトスティック」というスナックに病みつきになった。もちろん美味しいのだが、どちらかと言うと香りの方にひかれている様に思う。

しかし、ここ暫くはそのスナックを見かける事がなかったので、それならば自分でトリュフの香りのポテトを作ろうと思い、トリュフ塩を探して買ってきた。小瓶を開けると白い塩の中に所々黒い点のようなトリュフが見える。微量ながらも香りは強い。

早速メイン料理の付け合わせのポテトに使う。大きめのジャガイモ1つをよく洗い、ラップをして2〜3分レンジで加熱する。皮をつけたまま適度な大きさに切る。後はジャーマンポテトっぽく、塩(普通の塩を控えめに)、胡椒、ローズマリーを加えてきつね色になるまで油を引いたフライパンで焼く。出来上がったらトリュフ塩を少量加えてなじませ香りをつける。

チキンソテーに添えて

食べる時には、ふんわりとトリュフが香り、至福の瞬間となる。最近の付け合わせはこのトリュフの香るポテト一択である。

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