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六甲縦走路|鉢伏山〜高取山 サンチャゴへの道 2

サンチャゴを目指してのトレーニングを始めて1ヶ月。平地の散策も最近では10〜20キロを歩くようになってきた。山登りの方はまだ近所の須磨アルプスの「ハイキングコース」を数キロを一度きり。いい気候になってきたので、そろそろ第2回目に挑戦だ。

六甲縦走路のスタート地点、須磨浦公園から、前回歩いた須磨アルプスを経て、高取山までを計画。前回からは装備も少しずつ揃えた。ミレーの20ℓの小ぶりなザックを新調し、吸汗速乾のTシャツとUVカットの長袖、サポータータイツをユニクロで揃えた。手拭い、救急キット、それに前回の馬の背で必要だと感じた手袋など、揃えてゆくとトータルではそこそこの金額になってくる。ハマると怖い沼のようだ。

山陽電鉄 須磨浦公園駅 近くにはロープウェイもある

連休の混雑を避けて仕事のない平日に登る(退職後に週3日パート勤務中)。自宅最寄駅から山陽電鉄「須磨浦公園駅」に午前10時過ぎに到着。他にも数人のハイカーがいる。スマホの地図(YAMAPの地図)を頼りに歩く。情けないが、登りの階段ですぐに息が切れる。適宜休憩をしながら、15分かけて鉢伏山にたどり着く。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では「鵯越の逆落とし」は実はこの鉢伏山から一の谷への奇襲だったとの設定だった。どちらにせよ、馬が降りるには無茶だ。

鉢伏山からは旗振山、鉄拐山、高倉山と続く。起伏はあまり大したことはなく、ハイキング気分で歩ける。高倉山には「おらが茶屋」という素晴らしい眺望のレストランがある。当日は営業していなかったのが残念。その屋上は展望台になっている。。海側の景色だけでなく、山側も遠く見渡せ、絶景のパノラマだった。

高倉山の展望台から海側を臨む 少し霞がかかっていた

長い階段を降りて団地に入る。スーパー前のベンチで休憩を兼ねてお握りを食べ、2度目の横尾山、馬の背を目指す。400段の階段(実は400段はない)の入り口で知り合いと遭遇。2年ほど会っていなかったのに、こんなところで会うとは!とお互いびっくり。あちらは下山して須磨寺へ向かうとのこと。

栂尾山、横尾山、東山と順調に通過。2度目はやはりコースが分かっているだけに気分が楽だ。ところで横尾山の頂上付近からは自宅マンションが見える。自宅にいる子供に電話をかけて、ベランダで手を大きく振るよう言う。そこをスマホの望遠で拡大して動画に撮ってみた。かろうじて白いTシャツの人物がいるのがわかる程度だが、面白かった。

山道が生活道路になり、六甲縦走路はここから横尾団地に入る。しばらくは住宅街を歩く。道に迷いそうになるが、そこここに「六甲全縦」という目印が貼ってあって助かる。

こんな標示が主要な地点に貼ってあって目印になる

住宅地が終わり、高取山に入る。ところが、これが思ったよりキツい。段々と足取りが重くなり、山頂に着くまで休憩を何度も取る。少しフラついたりもして危ない。手袋を再度はめて、岩や木を手で掴みながら登る。前半に飛ばし過ぎたようだ。初心者のくせに計画も欲張りすぎたかもしれないと反省。思ったよりも時間がかかって山頂到着。山頂には神社が2つあり、最初の神社でしばし休憩して食料補給をする。

お稲荷山 キツネがたくさんいた
鳥居の色が鮮やか

2つ目の神社のてっぺんまで登って景色を楽しんだ。後は下山という段になって階段を降りようとしたら、両膝がとても痛くて普通に歩けない。仕方がないので、ゆっくりと我慢しながら歩く。前回の山歩きでは下山後に左膝が痛くなったけれど、今回は途中で両膝だ。後ろ向きに歩くと楽だと何かで読んだ覚えがあったので試す。確かに楽だが、他の人がいるところでは恥ずかしいので、人目を気にしながら後ろ向きに歩く。

高取山の一番高いところ?からの眺め

住宅地に入り、痛みを我慢してなんとか山陽電鉄西代駅まで辿り着いた。須磨浦公園のスタートから5時間51分かけてのゴールだった。2回目の山歩きで、この両膝の痛み。先が思いやられるし、サンチャゴへの不安も募る。対策としては減量、膝のサポーターやストック利用、歩き方の矯正などを考える必要がありそうだ。次回は膝の回復を待って、菊水山に挑戦しようと思う。

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