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サンチャゴへの道 巡礼7日目 【2023年夏】

こんにちは、ArcangeLogの「サンチャゴへの道」へようこそ。いよいよナバラ州からリオハ州へ。

本日の行程 ロス・アルコス → ログローニョ

前回の投稿はこちらからどうぞ。

今日の天気(予報)  ログローニョ 晴れ
最低気温12℃ /最高気温25℃

昨晩咳が止まらず、睡眠が十分に取れなかったので少し寝坊した。いつもより遅めに出発。今日はいままで一番長い27キロ。早めに出たかったのにと悔やむ。

午前7時前
ひこうき雲 5本は多かった
四角いのは珍しい?

流石にリオハ。ぶどう畑が多い。ひと粒もいで口に入れてみたけれど、やっぱり酸っぱい。「酸っぱいぶどう」の話はひょっとしたらワイン用のぶどうの話だろうか?

ブドウ栽培も機械化

一本道を歩いていたら、前を行くカップルが別れ道で立ち止まる。「あっち?こっち?」と聞くのでGPSで確認し「こっち」と指差して、自ら先に進む。暫くして振り返るがついてこない。信用されていないようだ。GPSで再度確認するとすでに道を間違えており、幹線道路を歩く他なかった。これが思いの外近道で出発の遅れを取戻してくれた。

本来の道をよりは近い

途中の町ビアナでは、何故か平日にも関わらず町全体が賑わっている。祭りのようだ。お昼には早いのにそこらじゅうで酒を飲み食べている。

ビアナの門
闘牛でもやるのかな

ビアナを出ると次はログローニョ、しかし道のりは10キロ。さすがに足の指が痛くなった頃に町が近づく。公園沿いを歩き、大きな橋を渡って町に入る。
公営のアルベルゲの13時オ−プンには間に合わなかったけれどベッドは確保できた。

いつものことなのかどうかわからないが、受付で数人の一人ひとりが、口々に歓迎の言葉と共に巡礼一人ひとりにパンとワインを配ってくれた。とても嬉しい歓迎だ。何故かTVカメラが近寄ってきて撮影をする。パスポートとクレデンシャルを撮影したようだ。パンとワインはお昼ごはんとなった。

パンとぶどう酒

市内を散策する。カテドラルは町の中心で周囲にはカフェやレストラン、商店が賑わう。少し離れたところに公園があり、モニュメントがある。近くの薬局で薬を買い足す。ついでにアイスクリーム屋を探しピスタチオとマンゴーを買って食べる。主な見どころを見終え、散策を切り上げて一旦宿に戻る。

カテドラル
内部
公園のモニュメント
美しい町並み

洗濯物を取り込もうとすると、中庭に行くと祭壇が用意され、神父がその前に佇んでいる。これはミサがあるらしいと思い、荷物をベッドの上に置いて戻るとミサが始まった。スペイン語なので、よくはわからないが、「カミーノ」という言葉をしきりに使うのと、その雰囲気から巡礼者のためのミサのようだった。ミサの曲は男女ペアが楽器で演奏し歌う。

迫力のある歌声だった

ミサが丁度1時間で終わり、食事に出かけようとすると、今度はパ−テイが始まった様子。食べ物とワイン等の飲み物が振る舞われている。ワインだけ少し戴こうと思ったら、「ブエン・カミーノ」と言われ、おばさんに大量の食べ物を皿に盛ったのを押し付けられた。結局、これが今夜の夕食となった。

ごった返す人
上から撮影









本日歩いた距離   27.6キロ
本日までの距離 160.4キロ(のべ7日間)
サンチャゴまで    605.8キロ

本日の活動記録はこちら(YAMAP)






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