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スペイン巡礼とスペインバカンス

昨年3月末に退職し、アルバイト生活も1年。アルバイトの方は幸い1年間更新となり、週4日、時間にして10時間働くことが決まった。昨年よりも2時間多くなるが、ちょうどいいくらいかもしれない。新年度になって人の入れ替わりもあり、新鮮な感じだ。

昨年度はサンチャゴ巡礼に向けて準備に勤しんだ。初めての低山の登山と長距離の街歩きをして、トレーニングを始める。連続ではないけれど、1日20キロを歩くことには慣れてきた。1年かけてザックやトレッキングポールなどの装備品、トレッキングシューズなど身につけるものを買い揃えた。最近では飛行機、TGVなどの移動手段や最初の数日の宿を予約した。9割近くの準備は済んだと言っていい。

今年は家内が定年、継続雇用となった。当たり前だが、アルバイトの私と違い40日も連続で休みを取れない。一緒にサンチャゴ巡礼路を歩くことは無理なので、ゴール地点のサンチャゴ・デ・コンポステラで合流するという。数日前にスペイン入りをして、別の街を観光後、サンチャゴへで合流し2泊、その後マドリッドで2泊して帰国の予定だ。妻にとっては2度目のスペインで10日ほどの旅行になる

「サンチャゴのパラドールを予約して」と言われて到着予定日と翌日の2泊を予約する。その建造物の歴史的な価値や場所、そして5つ星ということを考えてもかなり安いと思っていたのだが、「スイートがいい」とかいう我儘なリクエストに応えると(流石にジュニアスイートで許してもらったが)結構な値段となった。こちらは巡礼で10ユーロ前後の宿に泊まるというのに、桁違いのリクエストだ。妻にとっては、「定年を迎え身の丈にあった生活を」というのはないのかもしれない。

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