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サンチャゴ巡礼準備編 旅の道具 2

前回は購入した登山靴とレインウエアを紹介した。20Lのザックも買ったが、これはサンチャゴ巡礼用ではなく、トレーニングの日帰り登山用。基本の道具が揃って、数回六甲山系に登ったのだが、膝が痛くてとても辛い思いをした。そこで、トレッキングポールの購入を決意した。

ミレーの20Lのザック
コンパクトで日帰り登山にちょうどいい タウンユースにもいいと思う^

トレッキングポール

サンチャゴ巡礼(カミーノ)のドキュメンタリーなんかを見ていると、トレッキングポールを使っている人を見かける。本当に必要なのか、はたまた邪魔になるのかは人ぞれぞれのようだ。書籍やネット上の体験記を読んでも「足の負担を軽減してくれる」、「あった方がいい」というのもあれば、「結局使わずに捨ててしまった」、「自分は使わなかったけど問題なかった」などもある。恐らく体力のある人、若い人などはなくても大丈夫なのだろう。

スキーのストックもうまく使いこなせていないので、買っても無駄になるかもしれないとの懸念はあった。だが、数度の登山で膝が痛くなるくらいなので、還暦過ぎの自分には必要なのだろうと思い、再び神戸三宮の好日山荘に立ち寄る。海外メーカの派手なものに惹かれたが、カミーノに持参する場合を考えて軽いもの、3つに分解する嵩張らないものにした。日本のメーカーSinanoの製品だ。

Sinano製のトレッキングポール
軽いし嵩張らないし、とても気に入っている

使わない時は折りたたみ、付属の袋に入れて、ザックのサイドポケットに入れておく。使う際には、登りと降りとで、15cm前後長さを調節できるので便利。何より降り道での膝の負担に気をつけて使用すると、下山後でも膝の痛みがほとんどない。もうトレッキングポールは手放せないものになってしまった。

カミーノは40日も続く長期のトレイル。毎日20キロは踏破する必要があり、できるだけ体の負担にならないよう、荷物は軽量化する必要がある、と経験者は口を揃えて言う。ひとつの荷物の10g、20gの差が結局は数キロの差につながるというのだ。本当に必要なものかどうか、持っていく荷物の選択は時間をかけて行いたい。


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