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【セーブ】←ナニソレ?

息子はYouTubeが好きだ。
我が家では、テレビやゲームやYouTube
一回30分という縛りはあるが、
一日何回までの縛りはない。
その代わり、
所定の勉強量こなしたら一回見れる
そんなルール

ある時、勉強終わらせて、
お気に入りのYouTubeゲーム実況を
テレビ画面で見ていた息子が聞いてきた。
『巻き戻し』の『巻き』って何を巻くの?

生まれてこの方、【カセット】を見たことない彼
確かに分からないだろう。
#youtubeで見せて説明
そう考えて、ゲームの【セーブ】って概念も、
オートセーブが主流な今、
これから無くなっていくのかなと思い立った。

私はファミコン世代、
スーパーマリオブラザーズ3はセーブは無かった
セーブ手前でコード引っ掛けて画面が止まり、
それまでの苦労が水の泡
そんな話題は同世代の方なら尽きないだろう。
強敵と戦う前には必ずセーブ、
それが攻略の上で必須だった。

実は、仕事上にも【セーブ】が存在する。

何かトラブルを起こしてしまった時、
一番大変になるのは、周りに言い出せず
自分一人でトラブルを丸抱えしてしまう事。
トラブルと言う転がった雪玉が、
いつの間にか抱えきれないサイズまで膨らんで、
とてもじゃないが処理しきれなくなる。

少し小言を食らうかもしれないが、
さっさと上司に報告して、
何人かで処理にあたるに越したことはない。

この【さっさと上司に報告】がセーブに当たる。
このセーブ機能を使うことで、
やっちゃったトラブルの【責任】が、上司に移動する。
報告を受けた以上、
上司は動かねばならない。

チームの中で、
【調査】・【謝罪】・【今後の対策】等、
それぞれに得意な人を振り分けて対処に当たる。
事の次第によっては、
迷惑をかけた相手から、高評価を受けたりする。

初期のバイオハザードでは、
セーブするためにインクリボンと言うアイテムが必要だった。
このインクリボンが手に入る個数に制限があり、
やたらめったらセーブが出来ず、
『どこでセーブを行うか』
が攻略の一つの要素となっていた。

でも、【さっさと上司に報告】は、
ある種、無制限で使えるセーブ機能。
どんどん使って頂きたい。

但し、一つ注意してほしいことがある。
このセーブ機能を使うことで、
【責任】は上司に移るが、
【原因】はトラブルを起こした人に残り続ける。

『同じことを次起こさない』
そのための努力はやはりして頂きたいし、
『同じことを次起こさせない』
周囲はそこを努力したい。

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