社会人2年目

大きな期待と希望を抱いて迎えたあの日から1年。理想とは程遠い現実。私はどれくらい成長できたのだろうか。

この1年。
働く意義。生きる意味。人生の目的。
本質的なことに向き合ってきた。

社会人になって得たこと。社会人になって失ったもの。得て失ってを繰り返す日々だったように思う。

日々溢れ出す不満に、1番敏感でイライラしていたのは自分自身だ。「不満があるなら行動しろ。」と上司は言う。そんなのはみんな分かってるのではないか?閉鎖的な空間で行動を狭められ、いつしか自ら行動することを諦めるようになっていた。

小さな不満やストレスを溜め込んで、何もできない自分。そんな自分への不満も募らせて、働く意味を見失っていた。

仕事に慣れてきた秋頃から趣味に打ち込むようになった。自分を変えたかった。住み慣れない土地で興味のあることができる環境を探し、好きなことをはじめた。

ここで、充実感を得た。仕事では感じられないものだ。

仕事をお金を稼ぐためのもの。趣味のための犠牲。と捉えるようになった。

上司は「仕事のために資格を取れ。技術を身につけろ。いつか自分のためになる」と言う。大事なことだ。そして、事実だとも思う。

ただ、私は休日は自分の取りたい資格のために時間を使いたいのだ。趣味のための技術を身につけたいのだ。反抗期だろうか。

仕事はお金を稼ぐためのものなはずなのに。その考えは甘いらしい。仕事には責任がつきものだから仕方ない。

そして、また分からなくなる。

何のために働くのだろうか。
なぜ生かされているのだろうか。
人生をどう歩めばいいのだろうか。

答えを模索することが人生なのだろうか。
この春、2年目を迎える。
この土地で迎えるはじめての春だ。
例年よりはやい開花に違和感もなく咲くさくらに嫉妬を覚えるくらい、私の心は大きな変化を求めている。

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