yuk|ある日ツインレイを知る

音信不通の相手との状況を調べるうちに、『もしかして相手はツインレイというものなのか?』…

yuk|ある日ツインレイを知る

音信不通の相手との状況を調べるうちに、『もしかして相手はツインレイというものなのか?』と思うようになりました。 めちゃめちゃ辛い関係性で、同じ悩みを抱えるかたやこれから同じ試練に向き合うかたへの情報提供になればと始めました。 〈ツインレイでも、そうじゃなくても〉

最近の記事

駆け引き

連絡先を聞いて断られた翌週、若干の気まずさもあったけど、笑ってダメと伝えてくれたこと、これをきっかけに仲を悪くするのは良くないと思い、レッスンには普通に参加した。 私としては逆に、やっぱりダメだったという事実のおかげで少し気持ちはすっきりしていた。向こうもこれまでと変わらずきっと普通に接してくれると思った。  彼が生徒さん全員の前で技術の説明をしている時、ふと私と目が合うと、彼が言葉を詰まらせてしまっていた。必死に頭を切り替えているようで、言葉の良い出しを何度も噛みながらや

    • 進める勇気

      彼を好きになってからすっかり季節も巡って、1年が経とうとしていた。 このまま1週間に1度だけ会える関係、お互い好き同士なはずなのに変えられない状況にけじめをつけたい。彼に連絡先を訊きたい。そう思えば思うほど、緊張なのか踏み出すことへの恐れなのか、自然に話しかけることができなくなってしまっていた。 ある日のレッスン終わり、そんな状態で話しかけたもんだから、緊張感が相手にも伝染してしまったみたいに、見えない力で反発しあっているような、変な距離感で会話をし始めてしまった。 すごく逃

      • 確かめられない好意

        ある日のレッスン終わり、彼に話しかけようと近づこうとした時に、別の生徒さんが先に中西コーチに話しかけたので、すっと何事もなかったかのようにその場を去った。彼は私のその様子に気づいていたみたいで、彼の後ろを通り過ぎる私に聞こえるように、別の生徒さんと会話をしていた。引き止めたいけど、今の生徒さんの話を優先しないと、というようなためらいを含んだ声色だったと思う。 着替えて身支度をして、帰ろうと施設を出たのと同じタイミングで、中西コーチが私の目の前を横切った。ちょうど彼もこれから

        • 果たされた役割

          初級にあがって1か月もしたころ、初心者クラスからずっと一緒にやってきた女の子のうち一人が休みがちになって、とうとう何週間も姿を見せなくなってしまった。積極的に私を誘ってくれた子だった。もう一人の女の子とその子は元々友達だから、片方が退会するなら、一緒に退会する、と言った。 私は近所に住んでるけど、その二人はちょっと遠方から電車を乗り換えて来ていたみたいで、確かに朝早くからだから仕方がないけど、結構辛かった。ちょうど高校生の時、同じような状況があったことを思い出した。私が1年生

          両片想いとテレパシー

          前回のレッスンから1週間が経った次のレッスン。 それまでの7日間たぶん毎日、ふとした拍子に相手を思い出していたと思う。 時には強烈に頭に湧き出て、彼のフルネームは、SNSをしているのか、どんな人なのか、色々が知りたくなっていた。 その頃にはもう私は、彼のことがただの気になる存在ではないことは認識するようになった。 ああ、これが恋かあ、なんて。久しぶりに推し以外の男の人を好きになった。実に5~6年ぶりだった。 よりによってコーチかあ、とも思った。中学生の頃学校の先生にガチ恋をし

          両片想いとテレパシー

          出会い

          ※なるべく事実を書きますが、固有名詞や職業は一部仮名、仮設定となることをご了承下さい。  学生の時からの、アパレルデザイナーになりたいという夢を一応叶えたかたちでデザイン会社へ就職し、スポーツウェアの事業に配属が決まってから3年が経った頃。 ずっと文化部でスポーツとはなかなか無縁だった私が重い腰をあげ、事業でお世話になっているかたの後押しでフットサルを始めることになった。 とてもじゃないけど何もかもが初心者だったので、最寄りのスポーツスクールの施設でちゃんと習おうと決めた

          はじめに

          私がツインレイという概念の存在を知ったのは、彼と出会って1年とちょっとが経ち、音信不通になってから2、3週間が経過してからでした。 彼の存在がツインレイであることの答え合わせはできませんが、この目に見えない領域を信じることで初めて存在する概念です。 そしてそれは、本当はツインレイじゃなかった場合、事実と反する決断でもあります。 結局は自分の相手を思う気持ちに従うことが重要だと思い、彼がツインレイかそうじゃないかなんて気にしないスタンスを大切にしています。 音信不通、つまり