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⑤dayBirthの今後の展望

20年秋にβ版で近畿、首都圏を対象にサービスを開始

10月12日、無事にβ版がリリースされました。サービス構想から5ヶ月。早いのか遅いのかはわかりませんが、世の中にサービスとしてリリースできたことにまずはホッと一安心しています。

この5ヶ月の間にサービス概要、サービス名、コンセプトムービー制作、アニメーションムービー制作、お客様の声ムービー制作、サンプル撮影、サイト構築、広報活動。色々な協力者を巻き込んで、ようやくスタートラインに立てました。感謝。

まずはカメラマン手配が現状でも可能な近畿2府5県、首都圏1都3県からサービスを始めていきます。今後の展望としては、まずは登録カメラマンを集めること。そしてサービス対象エリアを拡充していくことです。

dayBirthフォトグラファーに必要なこと

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サンプル撮影を計20組ほどリリース前に実施させていただき、わかったことがあります。

dayBirthのフォトグラファーにとって必要なこと。それは撮影やレタッチなどの技術はもちろんのこと、一番は撮影するご家族とのコミュニケーション能力だということです。

フォトグラファー募集の際には、このコミュニケーション能力を最も重要視して選考を行っていく予定です。技術が足りていない人に向けての養成講座も順次開講していきます。

僕たちの想いに共感してくださったフォトグラファーを一人でも多く日本全国に配置し、そしてそのフォトグラファーの皆さんが最高の笑顔を残していってくれることが当たり前になる。そんな未来を描いています。

撮影するために実家に帰るキッカケの提供

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dayBirthはただ単なる写真サービスではありません。

実家を離れ、結婚をして自分で所帯を持つと、『家族撮影』は今の自分の家族だけになってしまいます。自分もまさにそうでした。自分が親になって初めて気付く「親の偉大さ」。そして産んでくれたことに対する「感謝の気持ち」。

ただそういう想いをいざ、改めて親に伝える場面って普通に生きてるとなかなかないもので。正月に皆で集まっても大勢いるし、そんな想いを真面目に伝える空気でもない。

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そこでこの「dayBirth」の撮影を利用していただくことで、まずは実家に帰るキッカケを作りたい。そしてその撮影を通して、写真をカタチに残すことの良さを知ってもらいたい。さらには自分の誕生日当日に実家に届いたパネルを見た親から連絡が来ると思います。その時に、ちゃんと自分の想いを親に伝えて欲しいのです。

「産んでくれて、ありがとう。」

と。

親へ感謝の意を伝える際に遺影のことも伝えよう

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dayBirthは親への感謝をしっかりと伝えることが出来るというのがメインなのですが、その一方でもう一つ大切な想いがあります。

それはこの撮影した写真データは、依頼をしてくれた子どもの手元に残ることになります。これが万が一の際に「遺影」として利用することが出来るんだよということ。

dayBirthのサービス構想より前から、株式会社60は『60overの楽しいインフラづくり』をミッションとして事業を展開していました。

その中の一つで、自分が納得する「遺影」の写真を皆が持っている世の中を作りたいなと冨士と話をしていました。僕がおばあちゃんのお葬式に感じた違和感の一つでもあります。

現在の世の中は、“終活”が注目されています。生前遺品整理、葬儀場を自分で決める、自分が入るお墓を買う、エンディングノートを書く、遺言を残す、戒名を自分で決める。などなど。

なんかこの全てが、楽しくなさそうなんですよね。笑

もちろん「死」が楽しいわけではないんですけど。死んだ後にどうなるかなんて誰にもわからないので、これを読んでいる皆様にも誰もわからないわけで。なかなか終活に踏み出せないというか、自分の「死」に対してしっかり向き合うことって難しいと思うんですよ。身体が健康ならなおさらのこと。

でも何か病気にかかって元気じゃなくなってからだと、さらに終活をするモチベーションが上がってこなくなるんですよね。周りも自分も。だから元気なうちに、自分の死としっかり向き合えるキッカケを作りたい。そのキッカケに、このdayBrithの撮影がなって欲しいと思っています。

だから親から連絡があった時に、感謝の気持ちを伝えるだけじゃなくて、この裏テーマでもある「遺影」のこと。そしてこれからの親の死についてちゃんと話し合うキッカケにして欲しい。そんな想いも込められているのです。

撮って欲しい人(息子や娘)と、撮りたい人を繋ぐ

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この想いを自分の周りの人だけに伝えてサービスを展開していくことも当初は考えました。でも株式会社60は、自社の単なるサービスを創造するのではなく、世の中のプラットホームになるようなサービスを作っていくことを使命としています。

ですのでこのdayBirthは表題の通り、撮影をして欲しい人と、撮影したい人を繋ぐプラットホームになることを目指します。

撮影したい人はこれから順次募集をして面談・審査を行い、不合格でも養成スクールを卒業すればdayBrith認定フォトグラファーに誰でもなることが出来るような仕組みを作っていきます。

誰でもというのは語弊があるかもしれません。大切なことは「写真が好き」であること。そして何より「人が好き」であること。コミュニケーションのその先に撮影があり、結果として良い写真が残せる。そんなイメージです。

興味がある方は未経験でも問題ないと思っています。これからは働き方もどんどん多様化していくことでしょう。終身雇用制度の崩壊、フリーランスの増加、副業の解禁。ひとつの仕事に捉われない柔軟な方も増えてくると思っています。

コミュニケーション能力があれば、撮影のスキルは養成スクールで習得できます。是非とも興味がある方は、どんどん応募してきていただれば幸いです。

全国展開、そして文化を創る

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まずは近畿2府5県、そして首都圏1都3県から始めますが、早々の養成スクールを含めたカメラマン募集を始めていきます。目標は1年後に全ての都道府県でサービスを展開することです。

産んでくれたことに感謝できる場面を作ること。さらには親の今の写真をカタチに残すこと。

これが当たり前の世の中になってきた時くらいが、本格的にコロナウィルスが終息する時くらいのはず。そのタイミングで、次なるサービスを投入していきたいと考えています。

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