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香港のテレビCM 80年代編

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香港で放送されていた80年代のテレビCMです。 なお、一部の動画の年代は推定です。
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2022年2月の記事一覧

屈臣氏 (更加關心你) 1983年

おなじみWatson'sのイメージCM。香港ではドラッグストアの老舗かつ最大手です。
事業展開はアジアを中心に東欧にまで広がり、なんとロシア、ウクライナにも店舗があるとか(戦争反対!)。
香港に行ったことのある人なら、ほぼ間違いなくWatson'sの蒸留水を飲んだことがあるのでは?日本人学校にも巨大なボトルが常備されていました。

馬爹利干邑 1982年

ブランデーのMartellのCM。
日本ではブランデーのテレビCMってまず見かけませんが、香港ではよく流れています。
イギリス植民地のイメージからウイスキーを飲む人が多そうに思われますが、実際はブランデー愛好者が実に多いです。しかも水割りにする人もいたりして。
ちなみにロンドンスタイルの本格パブもかつてはありました(Mad Dogsなど数店)が、今は全く見かけません。

至寶三鞭酒 (盧大偉) 1982年

薬酒の三鞭酒のCM。
これは今でも売っているロングセラー商品で、ネット通販でも入手できます。
どちらかというと中高年男性向きのお酒なんですけど、このCMでは女性も飲んでますね。三鞭丸というほぼ同じ成分の薬もあるのですが、こちらは完全に男性向けで、特に妊婦は服用不可となっています。「三鞭」とは?まぁググってみて下さい…。エグいです。
ちなみに日本語で「三鞭酒」と書くと「シャンパン(シャンパーニュ産の
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機電工程署 1982年

今回は公共CM。
風呂でガス湯沸かし器を使うときは、窓を開けておきましょうというものですね。
それにしても公共CMに出てくるシチュエーションって、中流以上の家庭が多いです。この風呂にしても、結構広くて庶民には手が届かない感じ。そもそも風呂のない家すらありましたし。

McDonald's 麥當勞 (彈彈球) 1982年

マクドナルドのCMですが、これは商品紹介ではなくノベルティグッズのプレゼントです。
動画に出てくるのは白人男女のみなので、アメリカで撮影・放送されたものに広東語の説明セリフをかぶせたんですね。
ということは、日本でも同様のプレゼントがあったのかな?

Horlicks 好立克糖 1986年

ホーリックのCMですが、あれ?タブレット状になってる…。普通のホーリックは粉末になっていてお湯に溶かして飲むものなんですが、こんなのもあったんですね。
現在は発売終了しています。

Lipovitan 力保健 1986年

リポビタンDのCM。
日本のCMでは冒険する男性二人がファイト一発!ってやるのが定番ですが、この香港版は「なぜリポビタンを飲むか」を無名のタレントに語らせています。
でもアンプルが何本も出てくるシーンは日本の使いまわしっぽいです。キャップを親指で飛ばすシーンも日本と同じですが、撮影は香港で行ったと思われます。

人民入境事務處 (1918-1923年出生男士換新身份證) 1985年

香港の政府広報です。
1918-1923年生まれの男性は、イミグレオフィスで身分証を更新してください、というもの。営業時間や問い合わせ電話番号なども説明されています。
このシリーズは7本見つけたので、一気に紹介します!

出前一丁 (牛肉麵) 1981年

みんな大好きな出前一丁のCM。
出前一丁がいかに香港で愛されているかはよく知られていると思いますが、1981年といえばまだ今のように多数のフレーバー展開されていない頃です。五香牛肉味が発売されたのはたしか1980年。カレー味、雞蓉味もほぼ同時期発売でした。
でも、牛肉麺を牛が食べるのって共食いじゃないですか…?
昔の香港のラーメン事情に興味がある方はこちらをどうぞ。https://note.com
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