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最近の読みたい本など

 急に暖かくなって、もう寒の戻りもどうやらないらしい。少しホッとしている。今年はなんとか冬を乗り切りつつある。
 毎年冬はとにかく調子が悪くて、1〜3月で不調が頻発し疲労困憊して、3月末に耐えきれずどこかへ逃亡・浮上し、4月中頃から調子を崩す、GWでなんとか持ち直す、みたいなことの繰り返しだった。
 今年はまだとにかく調子が悪い、みたいな日は少なく、比較的動けた上に、2月は美術館に行ったりすることができたのは、ありがたかった。

 ワクチンの3回目も無事打った。副反応はとても軽いものだったけれど、あの微熱と全身のゆるい筋肉痛、倦怠感は、鬱の時の身動きの取りにくく、身の置き場のないようなつらさに似ていて、つらい。軽いのに、つらく、このまま雪崩のように具合が悪くなったらどうしよう、など不安になった。
 翌日倦怠感がスッキリ消えていたので、雪崩にならず持ち堪えた。風邪をひく、とかの身体の具合の悪さにも引っ張られることがあるのでどうしても敏感になる。

 前置きが長くなったけれど、読めてない本が増えつつある中でも、最近読みたいな、と思う本がいくつかあるので、備忘録的に。つい買ってしまったものも含めて。

 木下龍也「天才による凡人のための短歌教室」
https://nanarokusha.shop/items/5fa37c65df515940e015dc25
 装丁が素敵なので前から気になっており、著者の短歌もとても発想が面白いし、そもそも短歌とは、というのも気なり、買おうか一年くらい悩んでいた。
 最近お気に入りの書店に行ったら、ご本人がいらっしゃって、サインとメッセージをせっせと書かれていたのを見て、その場で思わず購入してしまった。
 新刊の「あなたのための短歌集」もかなり気になっている。これもチラッと見たけれど、すごくいい。これも買ってしまうのか?
https://nanarokusha.shop/items/6188d1720548e07cf43efdbe

 スヌープ・ドッグ「スヌープ・ドッグのお料理教室」
https://www.shobunsha.co.jp/?p=6963
 スヌープ・ドッグは、ラップの世界的スターでマリファナ好きで知られている。なんで急に料理なんだ?ということとともに、どんな料理だ?と興味が湧く。ものすごい気になる(笑)別に載ってるレシピを作ってみたいとか一切ない。
 書評で、21世紀の新しい男性像と旧来の男性像がせめぎ合ってる、とも書かれており、そういう視点でも気になる一冊。図書館には入らないかも。。。怖いもの見たさ。
『スヌープ・ドッグのお料理教室』を読んで考える、料理と「男らしさ」の問題 https://www.gqjapan.jp/culture/article/20220302-snoop-dogg-from-crook-to-cook

 東畑開人「なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない」
https://www.shinchosha.co.jp/book/354491/
 これは3/16に発売の本。東畑先生の本はほぼ読んでおり、これもまた買うことになるのだろうか。
 毎回なんでこんなに読みやすいのかな、と思う。こんなふうに軽やかに表現できるってどんな感じだろう、と気になって、ネットで影響を受けた本など書かれているのを拝見して、それらの本もできるかぎり読んでみたりもしている。幅広いし難しいしで、全然読みきれないけれど。
 どこかで遠藤周作を挙げられていたけれど、昔よく読んだなーと思い出す。
 「7つの補助線」ってなんだろう。「新感覚の読むセラピー」ってなんだ?

 今井真実「毎日のあたらしい料理」
https://www.kadokawa.co.jp/product/322107000013/ 
 私は料理が苦手で、とりあえず具材を変えて鍋をひたすら食べればいいのでは、と思うほど料理に対して情熱がない。手間ひまかけて、一瞬で食べ終わるのがなんか切ないし。
 副題の「いつもの食材に「驚き」をひとさじ」というのがいたく気になった。ひと匙で新しい体験ができるのだろうか。私にもできるのだろうか、ととても気になっている。
 ネットで見るレシピも材料そんなの持ってません、とか、いや、そんな手間は無理です、みたいなことも少なそうな気がしており、料理の幅が広がるのでは、と気になっている。
 美味しいものは食べたいけれど、料理への情熱、手間ひまかける熱意に欠ける私です。

 森岡正博「人生相談を哲学する」
https://www.ikinobirubooks.co.jp/jinseisoudan/
 「生まれてこないほうが良かったのか」の森岡先生の新刊。森岡先生の新刊というだけで気にはなっている。「私をめぐる対決」の方も気になってますが、こちらの本の方が読みやすそうってことで。日常的な悩み事を哲学するとは?、そもそも哲学するってどんなことなのか?、と気になる一冊。

 千葉雅也「現代思想入門」
https://gendai.ismedia.jp/list/books/gendai-shinsho/9784065274859
 これもまだ未発売かな。なんとなく千葉先生にハマりつつあるのと、デリダ、ドゥールーズ、フーコーあたりが最近気になりつつも専門書はハードル高いし初歩はないか、と思っていたのでちょうどとっかかりに良さそう、というので読みたい。あとは参考文献目当てでもあり、多分購入しそう。次の芸術論も気になるところ。


 大江健三郎「新しい人よ眼ざめよ」
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000169073
 恥ずかしながら大江健三郎は一冊も読んだことない。文學界の鼎談で出てきて、気になった本。内容もまだちゃんとチェックしてないけれど、ちょっと読んでみたい。

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