微睡の世界VOL.18 クラウド・ファンディングが好きなんです。
先週から僕がプロデュースする文坂なのの80’S女性アイドルのカバー・アルバムのクラウド・ファンディングを始めました。お陰様でスタートから数日で目標の70%を超えました
クラウド・ファンディングは素晴らしいと思っています
フィロソフィーのダンスでも2回やってご協力もあり目標を大きくクリアして大成功でした
まず、銀行からお金を借りなくても事業が始められるって経済の革命だと思いませんか?
次に、クラファンの良い所は利益を上げるのではなく、あくまで志のために資金の集める行為なので、普通ではファンがそれを望んだとしても道義的には販売出来ない物を売ったり、同じく実施は憚られるようなイベントやサービスを開催したり出来る事だと思っています。
例えばファンなら自分の好きなアイドルのレコーディングを見たいと思うと思います。
でも何万円か払えばレコーディングが見学できますとチケットを販売したら、これは金儲けのために本来なら商品にしてはいけない物を売るのか!とその倫理観を非難されると思います。
そのチケットを買う人も本来なら商品にするべきではない物にお金を払っている後ろめたさを感じると思います。
好きなアイドルに自分の似顔絵を描いて欲しいと思っても、それが商品として売られていたら、人の足元を見て、そんな事まで商売にするのか!と思う人もいるでしょうし、買う方も欲しいけれど、個人的に価値はあっても一般的には価値のない物なので、それにお金を払う自分が素直に認められない微妙な気持ちになりますよね。
もっと極端な例ならアイドルに尻バットして欲しいファンだっていると思いますが尻バット1回を値段をつけて売ったら非難されますよね(昔BiSが特典会でやってましたよね?)これがクラファンのリターンにしたとしましょう、これもいかがなものかという事になると思います。
ですが、あら不思議!これがクラファンだという建前があれば売る方も買う方もなんのやましい気持ちもなく、むしろ自分が、そのアイドルの資金集めに協力している応援しているんだというむしろ清々しい気分にすらなるわけです。
クラファンは特にアイドルというジャンルには極めて親和性が高いと思っています。なぜならアイドルは「夢を叶えたいので応援して下さい」という問いかけに対してファンが「夢を叶える応援をしてあげる!」と答え、夢が叶ったらアイドルは「ありがとうございます」と答える構造になっていて、これな非常にクラファン向きだと思います。
音楽の良い所はどんな素晴らしく制作費をかけた音楽とクズみたいな音楽も値段はほぼ同じだという事だと思っています。
音楽は食べ物に例えると大体説明がつくというのは僕の持論なのですは、美味しい料理は高く、さして美味しくない料理は基本的は安いので、この持論は当てはまりません。
ですがお金をもっと払っても美味しいものが食べたい人がいるように、もっとお金を払ってでももそのアイドルや作品を味わい尽くしたいというファンはいると思います。
ある音楽ジャーナリストはサブスクの物足りない事は好きなアイドルを押しにくいと言っていました。何度も聞くとか拡散するとか方法はありますがアーティストに入ってくるのは微々たるものです。
そのためににもクラファンは最適だと思います。
普通は絶対にアルバム制作に関わらなかったらクレジットに自分の名前が入る事はないですが、クラファンならそれが叶うわけです。自分名前が入ったクレジットを見ながら、その音楽を聴けるなんて最高ですよね。
ましてやレコーディングを見学出来て、その時の本人との写真を見ながらアルバムを聞けるなんて、こんな至福が得られるなんて!
こんなチャンスはクラファンでなければありません。
クラファンのリターンを考えるもの大好きなんです。
前述したアイドルに似顔絵を描いてもらうというのも、フィロソフィーのダンスの画伯だった十束おとはちゃんに描いてもらいましたが、それ以前にやっていたクラファンはなかったです。
フィロソフィーのダンスのライブ映像を作るクラファンで初披露の上映会の時に、メンバーが同席してリアルタイム副音声上映会というのも多分僕が初めてだと思います。
くだらないものとしては ニックネームを考える、子供の名付け親になる、冠婚葬祭に花や祝電を出す というにも思いつきましたが、流石に辞めておきました。
また何かやろうと思っていますのでその際は皆様よろしくお願い致します。