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自分の好奇心を、世の中のために役立てられるエキサイティングな場所~600ではたらく人 #4 岡前 直由さん~

無人コンビニ「600」メンバーのリアルな声をご紹介する「600ではたらく人」。第4回は、Product Qualityのマネージャーをつとめる岡前 直由さん(おかまえさん)に、600でエンジニアとして働く面白さについて聞きしました。

入社の決め手は「人として信頼できる」代表の存在

――入社したきっかけを教えてください。

前職は、大手インターネットメディア企業でSREをしていました。転職しようと決めていたわけではなかったのですが、偶然600の募集を目にして興味を持ったんです。スタートアップでありながら、「柔軟性」や「誠実さ」といった、人として大切なことを重視している点や、シリアルアントレプレナーの経歴を持つくぼけーさん(代表の久保)の個性に惹かれた部分が大きかったですね。

そして面接でくぼけーさんと話して、事業に対する考え方や人との向き合い方から、とても信頼できる方だと感じました。また、これまでIoT分野はやったことがなかったので、違う環境で新しいことに挑戦してみたいとも思っていて。週休3日制で、水曜日が休みというのも魅力的でした。

――現在はどんな業務を担当していますか?

2018年9月に入社して以来、Product Qualityという部署でエンジニアリング・マネージャーを務めています。600の無人コンビニの導入先がどんどん増えていく中で、筐体(きょうたい)の品質を向上させることが私たちのミッションです。マネージャーとして、日々の筐体稼働状況の分析、課題の洗い出し、優先度付けから課題解決タスクの実施まで、高い品質を目指して一歩ずつ業務を進めています。

ハイスキルなエンジニアが、個人の力を最大限に発揮できる場所

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――これまでの業務の中で、どんなときにやりがいを感じましたか?

入社して間もない頃に「Re:dash(リダッシュ)」というデータ分析ツールを導入したんです。ユーザー数や売上データをダッシュボードで確認できるようになり、Enrollment(営業)のメンバーにとても喜ばれたのは嬉しかったですね。この仕事をきっかけに自信がついて、600での仕事が軌道に乗りました。「よし、ここでやっていけそうだな」という手応えを感じられた思い出深い仕事です。

その後、筐体の品質を可視化するためのシステム監視ツール「Prometheus(プロメテウス)」を導入しました。このツールのおかげで、トラブルが起こったときに、システムのどの部分でどんな問題が起こっているのか、どの程度深刻な問題なのかを数字で確認できるようになり、品質向上のための大きな一歩になったと思います。

――600ならではのエンジニアチームの特徴はありますか?

ハイスキルで自律性の高い、シニアクラスのメンバーがそろっているのは当社のエンジニアチームの大きな特徴だと思います。個々の力を最大限に発揮できるよう、あえて細部までマネジメントしすぎず、個人の裁量を大きくして、開発ルールも限定していません。そのかわり、情報共有はしっかりと行っています。

優れたメンバーが集まるProduct Qualityが最大の成果を出せるよう、「課題解決のマネジメント」をしていくのが、私のエンジニアリング・マネージャーとしての役割です。情報共有の推進に加え、全体の状況を見ながら、取り組むべき課題の優先順位をつけることを意識しています。

ただ、このマネジメントのあり方も「絶対」というわけではないんですよね。会社の成長に伴ってエンジニアの人数も増えてきています。今後はジュニアエンジニアが入社する可能性もあるので、その時には長期的な指導・育成を視野に入れて、組織のあり方も柔軟に変化させていくことになると思います。
  
――会社の魅力を感じるのは、どんなところですか?

代表がエンジニアとしてのキャリアを持っていることもあり、エンジニアの仕事に対して他部署のメンバーの理解があるのは大きいですね。「集中して仕事をしている時に話しかけない」「スケジュール先行で物事を決めず、クオリティを担保する」などの配慮が行き届いています。

600に来て視野が広がり、セルフマネジメント力が身についた

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――入社前後で、岡前さん自身が「変わったな」と感じることはありますか?

以前より視野が広がったのを感じています。業務の本質的な部分を見て、優先順位をつけ、順序立てて進められるようになりました。今、600はまさに成長途上で、急ピッチで筐体の品質向上を進めています。そんな中、今すぐに細部まで完璧な状態を求めるのは、あまり現実的ではない。それよりも、一歩引いた高い視点から全体を見渡して、重要な部分から順に業務を進めることを意識しています。「現在の600にとって本当に必要なもの」を見極めながら、ビジネスの視点で開発の全体像を考えるようになりました。

――週休3日制になって、何か変化はありましたか?

休日が増えてリフレッシュできるようになった分、仕事をする時間は1日減るので、業務時間の集中力を高めるためにいくつか工夫をしています。小さいところでは、ちょっとした空き時間にTwitterを開きがちなので、会社のPCからTwitterにアクセスできないようにしています(笑)。あとは、朝の通勤電車の中で1日の仕事の段取りを考えたり、出勤したらその日のタスクを日報に書き出すなど、セルフマネジメントを心がけています。 

エンジニアとしての好奇心を、無人コンビニのレベルアップに役立てたい

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――仕事をする上で、難しさを感じることはありますか?

前職では、仮に自分が失敗をしても、会社の経営に直接影響を及ぼす度合いが低かったと思うのですが、今は、自分の判断が会社の存続に関わるという緊張感があります。独特なプレッシャーが大変さであり、同時にやりがいでもあります。

――今後の目標を教えてください。

まずは筐体の品質をあげていくことで、600のビジネスをしっかりと安定させていきたいです。将来的には、前職で関わってきたソフトウェア×応用数学の知識を活かしたいと思っています。今の調子で 600 が成長すると、近い将来、膨大な量の小売りデータが集まります。そのデータを活かし、データアナリティクスの観点から、無人コンビニのサービス価値をより高めることは目標の一つです。例えば機械学習の技術を応用し、「こんな商品を置きましょう」と提案するシステムを構築するなどの可能性が考えられます。

同時に、これまでの経験や職域に固執せず、600ならではの環境を活かして、いろいろなことをやってみたいと思っています。ハードウェアにも興味があるので、筐体の基盤に関わる業務にも携わってみたいです。実は休日に、はんだ付けなどの電子工作にも挑戦しています。

そんな私自身の技術的な好奇心を世の中をよくすることに繋げられる、最高にエキサイティングな場所が、自分にとっての600だと思っています。これから日本中に広がっていく可能性を持った「無人コンビニ」というサービスを、技術面からどんどんレベルアップさせていきたいです。

written by CASTER BIZ recruiting 

<Employee Experience担当執行役員/阿部愛さんからのありがとう>
岡前さんもインタビューで発言されていますが、Re:dashが導入されたことでそれまでの直感的な施策が一気に定量化されて検証できるようになりました。またそれによって、エンジニア以外のメンバーも自主的にSQLを学びはじめクエリやダッシュボードを作れるようになり、600の組織の中に良いカルチャーを作りだすきっかけに貢献してくださっています。
多くの相談が持ち込まれる中、負担が少なく且つ恒常的に運用できる解決方法を考えてくださるので、みんなからも頼られる存在です。
Bizdevメンバーからの突然のふわっとした質問にも丁寧かつ穏やかに答えてくださったり、現場の不具合に対しても、時にギリギリまで頑張り、時に明確に対応方針を打ち出してくださったり、寄り添う姿勢にいつも感謝しています!

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