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噺家の手ぬぐい まんと改め三遊亭萬都

玉の輔が前座時代の修行仲間、三遊亭萬窓さん。先日、落語協会百年興行大喜利終わりで久しぶりに萬窓さんと昔の悪事をお互い暴きながら呑みました。昔の仲間は面白いなぁ〜。そして、彼のお弟子さんがめでたく二ツ目に昇進します。まんと改め三遊亭萬都クン。おめでとございま〜す!

萬都クンは修行中に赤ちゃんができるというパパ前座。長い長い長〜い前座生活、奥さんに感謝だねェ。
しっかりしてそうだけど、ちょっと抜けてる?先輩に頼まれた仕事にほぼ必要なモノを何も持たずに会場入り!!しかし、ココで奇跡が!?なんと開演時間を三時間間違えていて結果的に間に合うという離れ業をやった男です笑。『ほぼ必要なモノ』って着物か笑?

では、手ぬぐい。受け取った時に「……!!?」。『寿』がキン金ゴールドっ!!こんなの初めてぇ〜🤣紙も上質だっ!!…さて、中身は?

おおぉ〜っ、ゴージャスです。地染めの手ぬぐいです。デザインもコレは素人ではないな!

「デザインは、三遊亭わん丈兄さんの紹介していただいた後藤利恵さんです。後藤さんは二ツ目を中心とした若手落語会を企画してくださっていて、わん丈兄さんの御披露目の後幕にも関わった方です。でも、手ぬぐいデザインは初めてとのことでした。『襖を開けるとそこは萬都の落語がこれから始まる空間!』そんなワクワクする様な場面を切り取ったデザインにしてくださいました。そしてこれからもっと三遊亭を盛り上げていけるように、という願いを込め襖の引手に三遊亭の紋『三ツ組橘』。私に似合う柄として古典的で男気がありつつもモダンな柄にも見える弁慶格子を選んでくださいました」

男気があってモダン???…なのか、萬都!!

畳紙は竹害問題対策として作られた『竹紙』っていう素材なんだってサ。…じゃ、金『寿』は?

「寄席文字で頼むのを忘れてました、私のせいです!笑。そこで後藤さんが書体と色を選んでくださいました。色は特に深い意味は無いとのこと。結果的にインパクトがあって気に入っています」

萬窓門下初、そして圓窓師匠一門では25年振りの二ツ目。ガンバれぇ〜!!



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