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噺家の手ぬぐい 橘家圓太郎

ウチの兄弟子、圓太郎兄さんの手ぬぐいぃ〜!!!!

昨年、秋に頼まれてデザインしました。とはいえ、圓太郎兄さんの意向にそって型にしただけ。以前頼んでいた手ぬぐい屋さんが無くなったのをきっかけに、「ちょっと手ぬぐい頼もうかなぁ〜」みたいな感じでした、たぶん。ちょうど鈴本演芸場の主任だった兄弟子のヒザ前に出ていたので毎日「あ~しよう、こうしよう」みたいな感じで出来上がりました。

いろいろなアイデアが出て結局は「左右違う柄」ということに。左はよろけ縞、右はあられ模様であまり派手にならないような落ち着いた色に落ち着きました。…『落ち着いた色に落ち着きました』って、ホントそんな感じなんだよねぇ〜。

面白かったのはたたみ方。師匠小朝と同じなのかと思ったらそうではなかった。たいがいの噺家は大きめにしろ、ちょっと小さいにしろ、たたみ方は自分の師匠と同じにしてるのかと思ったらそうではなかった。…師匠から「手ぬぐいはこう畳むものだよ」と教わる一門もあるらしいが、ウチはそんな教えはない。好き勝手 笑。小朝と玉の輔、確かに桃花も同じで、圓太郎兄さんだけ小さめ。手ぬぐいを染めるにあたって、最初からその型で畳紙に包んでもらいたいとこのと。

ということで出来上がったのがコチラ。

『圓』の牡丹文字と『圓太郎』は玉の輔の手描きです!

まぁ、良しとしよう!

実際に使う型はこれだけ違う。左側(圓太郎兄)のたたみ方の方が多数派です、たぶん。


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