見出し画像

噺家の手ぬぐい 始改め古今亭伝輔 


一日遅れの『噺家の手ぬぐい』です。
昨日9月1日は『始改め古今亭伝輔真打昇進披露パーティー』でした。ご覧の一枚は、中締めの音頭を取る玉の輔です。芸人は寄席や落語会などでパーティーの最中に途中退席することが多いので乾杯のあと、そのままこの中締めというモノをするのです。この大役を仰せつかりました。実は急遽、大締めを頼まれたのですが、お開きまでまともでいられる自信がなく、そちらは伝輔クンの地元埼玉のスター鬼丸クンに任せました 笑。毎度ながらのごくごく軽い挨拶で後ろの志ん輔師匠のプレッシャーを感じつつ恙(つつが)無く済ませました?

当人の御礼の挨拶がとても良く、涙がチョチョ切れました🥹おめでとございます😊

さて、手ぬぐいです。

当人デザイン。とてもお洒落で玉の輔同様いろいろ始ちゃんグッズを製作するだけあってなかなか良い手ぬぐいです。
「畳み方によって好きな柄が出るようにしました。イラレで何度もバランス考えて…大変でした…。ひとつは『伝』という文字の角字をシンプルに。もうひとつは応援しているアイドル『GANGPARADE』のロゴをパク…オマージュしました。あとひとつは二ツ目の手ぬぐいに使っていた格子柄。師匠志ん輔に考えていただいた柄なので使いたかったンです」

なるほど、考えましたねェ〜。でも推しのアイドルを手ぬぐいに入れるなんて噺家史上初のおバカちゃんです 笑。そして手ぬぐいや畳紙の『古今亭伝輔』はなんとブックデザイナー故・平野甲賀さんの文字。奥様が落語会をやっている繋がりで使わせてもらったンだそうです。良いなぁ〜。そして畳紙。



『伝』を使っていた自分の顔になってます。つり目がキツネ目の男みたいで良い良い💮もちろん自身作。

三色!!!!もっともっと増やしたいらしい。


そしてもう一枚は半纏手ぬぐい。披露パーティーの引き出物にしようと作ったそうですが予算オーバーで御披露目中に2,000円で販売するそうです。お土産にどうぞ。相変わらず広げると畳むのが大変です 笑。

『伝輔』は志ん輔師匠が考えた名前。「代々落語は伝わってきたもの。お前も伝えろ」という意味だそうです。

「落語を突き詰めながらいろんなコトに挑戦したい」という伝輔クンの披露興行は落語協会ホームページでご覧ください。玉の輔も出演します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?