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『下剋上球児』 第4話「夏に1勝!涙の公式戦がついに開幕・・・!」 感想


概要

放送局:TBS系列
放送日時:2023年11月5日(日曜日) 21時00分~21時54分

原案…菊地 高弘『下剋上球児』(カンゼン刊)

脚本…奥寺 佐渡子
音楽…jizue
主題歌…Superfly「Ashes」
プロデュース…新井 順子
演出…山室 大輔
編成…黎 景怡、広瀬 泰斗
製作…TBSスパークル、TBS

番組公式サイト リンク

感想

このチームは、これからもっと強くなれる。

 待ちに待った夏の大会 初戦。越山高校 対 多気高校の試合、プレイボールです。

 序盤は越山が先制点を取るなど越山優勢。これまでは先制されてばかりだったことを踏まえると、越山高校が成長していることが伺える展開となりました。
 …が、ここからが監督の資質が試される番。監督として酸いも甘いも噛み分けてきた多気高校の葛西監督に対し、越山高校の監督は監督としての技量も経験も高いとは言えない横田先生。中盤に巻き返されると、選手層の差も相まってそこからはもうズルズル。それでも諦めずに全力プレーする越山ナインには涙ぐましいものがありましたが、("優秀な右腕"がいるにもかかわらず)指揮官が誰よりも狼狽えていては…結果はお察しでしょう。
 最終的には多気高校の勝利。敗因はそれだけではありませんが、監督の力量差が如実に出た試合となってしまいました。

 とはいえ、公式大会で9回までプレーできたことは越山高校にとっては大きな成長です。何しろ今まで練習試合でさえ5回コールドや7回コールドばかりでしたからね。最終回まで諦めずにプレーできたというのは大きな"糧"になり、いつか大きな"実"を結ぶでしょう。対戦相手は負けて喜ぶ様を見て困惑していましたが。

 そして、越山高校の夏が終わった矢先、さらなる試練が待ち受けます。
 教員免許を持たずして教師をしていた南雲先生は越山高校を退職し、警察に出頭。もちろん家族や山住先生を除く大多数は事情を知らされていないため、困惑して引き止めますが南雲先生の決意は固い。一方、星葉高校の賀門監督は「南雲先生が大学を卒業していない」という事実を裏取り。着実に一つになり始めている越山高校に、着実に終焉の足音が聞こえてくる展開となりました。
 一難去ってまた一難、今度は越山高校の"団結"が試される番です。

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