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『王様戦隊キングオージャー』 第49話「王はここにいる」 感想


概要

放送局:テレビ朝日系列
放送日時:2024年2月18日(日曜日) 9時30分~10時00分

脚本:高野 水登
監督:上堀内 佳寿也
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋 (特撮研究所)

番組公式サイト リンク

感想

王を助け、決して私たちの命を捨てない。
それが最も美しいとは思いませんか?

 「民が逃げるための時間稼ぎ」をしていた王様戦隊の元へ、民が駆けつけ、共に宇蟲王に挑む。冒頭に書いたセバスチャンの言葉にもある通り、民も王も捨て駒になるつもりはない。全員が心を一つにして立ち向かう、この姿こそ『王様戦隊キングオージャー』の集大成といってもいいでしょう。まさに「最も美しい」姿です。

 そして劇場版に登場したデボニカが現れ、"死者の国"の面々も加勢に現れます(前回ラストでデズナラクさんを召喚したのはあなただったんですね)。デズナラク8世やネフィラお母さん、ライニオール("シュゴッダム"初代国王)はもちろん、イロキ("トウフ"先代王殿)やカーラス("ゴッカン"先代裁判長)も強い。王鎧武装して参戦するやいなや、並みいる敵(所謂「再生怪人」ですが)を蹴散らす。果てにはデズナラク8世はギラに「王としての矜持を見せろ!」と活を入れ、あのゲロウジームでさえ「優しさ」を「強さ」に変えて暴れまくるという激レアな光景。デボニカさんありがとうございます(ゲロウジームは違うけれど)。
 この大乱闘ぶりがまさに「生き残りをかけた総力戦」って感じで迫力満点でした。大乱闘の大乱戦だけど、それでいてそれぞれの"味"がちゃんと出ている。ニチアサでこういう乱戦はあまり見ないだけに新鮮にも感じましたが、同時に『スーパーヒーロータイム』として培った特撮映像の技術を集めた「積み重ねの結晶」でもあると感じました
 それはそれとしてジェラミーにジェラシーしたafoは私です。

 そしてライニオールの「果てなき連なりの先で、命は永遠繋がってゆく」という言葉にヒントを感じた王様戦隊。次回はいよいよ最終回。あのダグデドをどう打ち破るのか、物語はどのような幕引きとなるのか、見届けたいです。

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