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「不安になりやすい人」「メンタル弱い人」に読んでもらいたい、メンタルコーチが教える実践メンタル強化法

「屈強そうなイメージの人ほどメンタルは弱い」

 いきなり「なんで⁈」と思うような書き出しですが、でもこれが真実なのだということをこれから説明していきます。ところでみなさんは「メンタルが強い人」と聞いてどんな人を思い浮かべますか?
 我慢強い人、弱音を吐かない人、苦しくても逃げない人、途中で何があってもやりきる人。確かに一見するとたくましくてメンタルが強そうだと思います。ですが、実はこれは勝手に作られた幻想なのです。
 苦しくても我慢強くやり続けた結果、ある日ポキッと心が折れてしまうというのはよく聞く話です。心が折れる人の特徴には、責任感が強く、自分から進んで仕事を引き受けるため他人からは頼りがいがあると見えたり、すぐにはくじけないで最後まで粘り強く物事に対処したり、限界まで頑張り、動けなくなるまで動くというものがあります。こういう人が、例えば会社の配属先での仕事がイメージしていたものと異なっていた場合、自分の得意分野とのギャップが大きいためなかなか上司に認めてもらえず、それでも頑張って続けてきたけれど、最後までやってきたことが報われなかった時に絶望してしまいます。
 ではメンタルが強い人というのはどんな人のことでしょう。メンタルが強い人は、自分の弱みや苦手なことをよく知っていてそれらを近づけようとせず、たとえ上司や顧客からの依頼であっても苦手な作業であればきっぱりと断ることができます。そして疲れているときには仕事を中断してでも休み、無理な残業などはもちろんしません。ストレスが溜まってきたら平日でも休みをとって大好きなサウナに行き、おいしいものを食べて眠くなったら寝ます。休日は時間を気にせずグダグダになって一日中寝て過ごします。ここで大事なのは自分のことはすべて自分で決めているということです。
 まじめな皆さんは「え?そんなことしていいの?上司に逆らっていたら昇進できないのではないか。」と思うかもしれません。でもよく考えてみてください。自分が昇進できるかどうかは上司という他人が決めます。つまり自分の昇進なのに自分では決められないのです。そして自分がコントロールできるは自分のことだけですので、他人である上司をコントロールして昇進することはもともと困難なことなのです。そして自分で決めたことが上司のお気に召さないのであれば、そこはあなたのいるべき場所ではありません。別の部署への異動の希望を出したり、思い切って転職を考えても良いでしょう。とにかく自分のことをよく知り、自分で決めたことを実践し、他人の評価を必要以上に気にしないのがメンタルを整えるのに必要なことなのです。メンタルが強い人とはどんな人なのかもう少し深堀し、メンタルを強くするにはどうすればよいか一緒に考えていきましょう。

第1章 本当にメンタルが強い人の特徴

自分に対する理解が深い

 メンタルの強い人は自分のことをよく知っていると言いました。では自分のことを知るとどんないいことがあるのでしょう。たとえば、自分は緊張に弱いタイプだとわかっていれば、接客や人前で話すような仕事は避けるであろうし、仕事が立て込んでいて睡眠が足りなくなるとイライラしてくるから早めに休みを取るとか、他人と接すると疲れるので、一日誰かと一緒に仕事をしたら翌日は一人でできる仕事を入れるなど、とにかくストレスを感じないようにしたり、たとえストレスが溜まってきたとしてもすぐに発散させる行動をとることができるようになります。
 実は半年前の僕は文章を書くのが苦手で、せいぜいTwitterの140文字を書くのが精一杯でした。特に投稿を始めたばかりの時は頑張ってコンテンツ投稿サイトを開くのですが、0から始めようとすると何を書いていいのかわからない、ネットで参考になる記事を調査しているうちに調べること自体が目的化してしまって記事を集めただけで満足していました。これではいつまでたっても記事など書けないと思い、自分で0から文章を作るのはあきらめ、すでにある記事をパクることから始めました。もちろん丸写しでは自分の価値が出せないのでエッセンスだけを真似しながら自分の経験や考えを取り入れてオリジナルの文章を作り上げていきました。こうすると苦手な部分は他人まかせになるため、劇的にストレスが軽くなり、文章を書くことも抵抗がなくなってきました。そしてコンテンツを早めに書き終えて、余った時間で必ず自分へのご褒美を用意します。スイーツを食べたり、好きなメンタルタフネスの動画を見たり、マンガを読んだりして過ごすとほとんどストレスは残りません。
 大事なのでもう一度繰り返しますが、メンタルの強い人は我慢強くやり続ける人ではなくて、自分がストレスに弱いということを自覚し、強制的に苦手なものはしなくて良いと諦めて、無駄なストレスをうまく避けている人なのです。さらに自分がどうすればストレスを解消できるかも知っており、メンタルが壊れる前に休んだり好きなことをしたりして身体と精神のバランスを保っているのです。

弱い人はすべてを頑張ってしまう

 メンタルの弱い人というのは、苦手なことも頑張り過ぎてしまいます。人との交流が苦手なのに毎日人に会いに行ったり、好きな仕事ではないのに遅くまで残業したり、恋愛したくないのに恋人と付き合ったり、運動が苦手なのにジム通いをしたり。まるでストレスを溜め込むためにやっているみたいですよね。僕の場合だと、長文を書くのが好きではないのに、休日にまで自宅で会社のレポートを作成しているようなもので全く休んだ気になりません。もちろん苦手なことに2-3回挑んでみるのは自分の苦手を知るために良いのですが、それを10‐20回も繰り返しやると確実に精神が壊れます。子供のころに苦手な食べ物を苦労して食べさせられて、大人になってからトラウマになって食べられなくなるなんてこともありますよね。ただ、この苦手を自覚するのが自分一人ではとても難しいことなのです。特に皆さんのような頭の良い人達は、苦手な作業でも頑張ればそれなりに良い結果が出せてしまいますのでなかなか自覚できないでいるのです。ですので、ぜひあなたの苦手を理解して、頑張りすぎを指摘してくれるメンターを探すことをお勧めします。

頑張らないことを頑張る

 世の中には、休日出勤もするし人との交流も欠かさない見た目にはすごい人に見える人がいますが、どんな人でも頑張り続けられるのはせいぜい3-6か月程度です。そしてずっと頑張り続けるには絶対に休むことが必要なのです。よく、頑張ることは借金をすることだと言われます。頑張った分だけ体の中に借金がたまっていき、休むことでその借金を返していきます。その借金がたまりすぎてなかなか返せないでいる状態がうつ病です。なぜなら借金を返すために休む時間は頑張りでできた借金に比例しますので、多くの借金を抱えるうつ病は返済に時間がかかるということなのです。いじめにあった不登校児も同様に一年二年かけて借金を返していくのです。借金をためないようにするには頑張りすぎずに定期的に休むことが必要なのです。

心が疲れる前に体が疲れている

 心が疲れる前には必ず体が疲れています。実は疲れには肉体的な疲れと精神的な疲れの2種類があり、疲れる順番は必ず肉体的な疲れが先で精神的な疲れは後からやってきます。すなわち精神が病むのは体がすでに疲れ切っているからなのです。よって体が疲れ切っているのにもかかわらず頑張ろうとするのは、猛吹雪の日に世界最高峰のエベレストを目指したいと言っているのと同じことなのです。これではわざわざ死にに行っているようなものですよね。これ以上はダメだと思ったら引き返すのも大事なことです。体力が回復して天気が良くなったらまた挑戦すればよいのです。体がダメそうならしっかりと休みましょう。さらに統計によるとうつ病になりやすいのは40代、50代、30代の順に多いことがわかっており、この点からも加齢で体力が落ちてきているにもかかわらず昔のように頑張ってしまい、結果としてうつ病になってしまうパターンが多いことを裏付けています。

メンタルを強くしたければとにかく寝ること

 体力の回復にはとにかく寝ることが大事です。なんだったら寝る以外のことはしなくて良いです。とりあえず寝ることに集中してください。メンタルを病むと寝られなくなりますので、もし定期的な不眠になってましたら危険な病気の状態ですのですぐに病院を受診してください。また夜は寝られないってことでしたら昼間でも良いです。しっかり昼寝をしてください。夜間に寝て昼間は起きてるなんて規則正しい生活にこだわる必要はありません。寝るという行為は切れかけたガソリンを給油するチャンスのようなものですので、その時間帯を気にすることはないのです。極端な例を示すと、うつ病の治療法の一つに森田療法というものがあり、患者は一週間の休みを取って食事とトイレ以外はずっと寝て過ごします。さすがに一週間も休みを取るのは難しいって方には、軽い症状であれば3日間の休養でも十分回復します。有休や仮病を使ってでもとにかく休んでください。職場にはコロナワクチンを打って体調が悪いとでも伝えておきましょう。限界を超えてしまうとそれを回復するには3日では全く足りません。会社にとっても長期間休まれるよりは3日間の休みで済む方が良いはずです。睡眠を十分に取れている人は基本的にうつ病になりにくいのです。ただし、質の良い睡眠をとるために注意してもらいたい点は、眠る前にテレビ・スマホ・SNSを見ないことです。これらを見ながらベッドに入ると脳が活性化したまま眠ることになり、適切な睡眠リズムを形成しにくくなってしまい、質の良い睡眠を得られなくなってしまいます。メンタルを保つには眠るのが最強のソリューションです。できれば良い眠りを獲得したいですよね。

リラックスできることをやる

 体力やメンタルを回復するには睡眠が最強のソリューションなのですが、実際は多くの人にとって一日中寝ていることはとても難しいです。では、寝る以外に回復する方法はあるのでしょうか。ズバリ答えはあります。寝る以外にも「はしゃぎ系」と「癒し系」の2つの回復法がありますので、それぞれ順番にみていきましょう。
 「はしゃぎ系」は刺激的で楽しいことをして回復につなげる方法です。例えば旅行したり、スポーツしたり、ギャンブルやったり、買い物したり、デートしたり、遊園地で遊んだりといったアクティブに動いてメンタルを回復する行為で少し疲れたときにやるのが効果的です。ただし、メンタルが疲れ切っているときにやると逆効果ですので気を付けてください。
 一方で「癒し系」はと言うと、刺激の少ない行為で回復させる方法です。 こちらの例ではマッサージを受けたり、美容室できれいにしてもらったり、おいしいものを食べたり、本を読んだり、映画を見たり、温泉に浸かりにいくなどで、メンタルがキツイと感じるときにとても効果的です。ちなみに僕は平日に休みを取って、お客さんが比較的少ない昼間の時間帯から温泉に入ってゆっくり温まり、全身のマッサージで心も体もほぐしてもらって至福の時間を過ごすのがメンタル回復法です。ここまでしなくても休日にはおいしいものを食べ、好きなことをし、眠くなったら眠る。これだけでも最強のメンタル回復法となります。これじゃあ休日は生産性が0じゃないか!と思われる方もいるかもしれませんが、その通りです。最高の休日とは生産性0の日のことなのです。

自分に無理させている執着を手放す

 あなたは自分を縛っているものが原因で疲れが残っていると感じたことはありませんか? 例えば、出世のためには残業をしなければならない、試験のために毎日8時間勉強しなければならない、休日も何か生産性のあることをしなければならないなど、「こうしなければならない」「こうするべきだ」という考え方は疲れをためてしまうのでやめましょう。また、目標に向かって努力するのは大事なことですが、何があっても休まないという考えも危険です。その時のコンディションに合わせて臨機応変に対応するようにしましょう。登山の時に天気や体調が良くない場合は無理せずに引き返すますし、仕事は体の状態に合わせて有休を取ったり、頑張ったり、リフレッシュしたりします。何事も柔軟に考えることが大事なのです。

断る癖をつける

 メンタルが強い人は断るのが上手いです。友達からの頼まれごと、セールス、NHKの訪問営業など、今の自分に必要ないことはキッパリ断ります。また、上司からの残業も時間内に終わらせて、面倒は回避してリラックスタイムを確保します。一方、メンタルが弱い人は断るのが苦手でなんでも引き受けてしまいます。先輩や知人、上司、勧誘、営業マンの面倒ごとをすべて引き受けて疲れてしまうのです。メンタルを強くしたいならば、まず断る練習をしましょう。はじめは友人からの頼まれごとを断るところから、徐々に勧誘やセールスを断るように段階的にやっていきます。どうしても断りづらいのなら、僕がとっておきの技を教えてあげます。これを続けていくとだんだん慣れてきて、スパッと断ることができるようになります。このようにして自分のメンタルは自分で守るようにしましょう。

視点を多く持つ

 基本的に人は他人に興味がありません。本人がすごく気にしていることでも他人から見たら大したことではないのです。ニキビが出てくると気にして他人に顔を見せられないという知人がいますが、僕から見たらいつもとなんら変わりがなくて、いったい何が恥ずかしいんだろうと不思議に思う時があります。さらにもっと大きな宇宙視点で見ると、一人の人にニキビができたくらいは何もなかったに等しいくらいのことでしかありません。さらにみなさんがよく悩んでいる、残業するかしないか、会社を辞めるかどうか、恋人と別れるかどうかも、宇宙視点で見たらちっぽけなことで取るに足らないものなのです。メンタルの弱い人はここの視野が狭くなっているため、ものごとを自分の視点だけでしか見ていないのに対して、メンタルの強い人は視点を変えてみることができ、他人の視点やもっと大きな視点でものを考えているのです。みなさんもぜひ大きな視点でものを見ることを心がけてください。もし、視点を広げるのが難しいと感じるのでしたら、僕に相談してください。いっしょに視野を広げる練習をしていきましょう。

第2章 楽に生きるために知っておきたいこと

仕事に何かを求めなくてよい

 会社で働くときには、やりがいよりも働きやすい環境を重視すると良いです。会社に入ったときに思っていたものと違う業務をやらされると現実と理想とのギャップが大きすぎて悩むことになります。意識高い系発言なども同様で、やりがいを持って仕事をするとは聞こえが良いですが、結局は生活をするため、遊びをするためというのが稼ぐ目的のはずです。でしたら気持ちよく稼げる環境が重要となってきますよね。仕事をやりがいで選ぶよりも、働いていて快適な環境を得る方が重要だというのはこういう理由があるからです。

頑張って働かなくてよい

 みなさんの仕事を頑張る理由ってなんですか?上司に認められなければならないからですか。それって、他力本願過ぎやしませんか?
 そうなんです。みなさんは会社で上司に認められたいから仕事を頑張っていますが、認めるかどうかはすべて上司にかかっているんです。自分の成果なのになんで他人に評価されなければならないのでしょうか。他人の評価なんて気にする必要ないんです。自分の評価は自分でするようにしていきましょう。そして、もしも頑張りによって自分のキャパを超えていたら、すぐに頑張るのをやめてください。自分の心より大事なものはありません。

嫌われる勇気を持つ

 人間誰しも人には嫌われたくないと思いますが、すべての人に嫌われないようにするのは無理ですし、無駄な努力です。巷には2:7:1の法則というものがあって、2割の人が自分を好きになって、7割がどちらでもなく、1割は自分を嫌うといわれています。ですので、学校のクラスに30人いればそのうち3人くらいからは嫌われるのです。好かれる努力をしていてもです。これを知ってしまうと、頑張って全員と仲良くなるよりも残りの27人と仲良くする方が自分も楽ですし、あなたを嫌ってる相手もあなたと関わらなくて済むので楽になると思います。また、行きたくない飲み会には無理に行かなくてよいのです。参加しないと嫌われるんじゃないかと心配する人がいますが、職場の大半の人はあなたのことなどどうとも思っていません。そのことで嫌いになるのはたった1割しかいないのです。それでもあなたはメンタルを削って嫌な飲み会に参加しますか?

苦手なことを克服しなくてよい

 メンタルが強い人は苦手なことからは全力で逃げます。なぜなら、苦手なことで失敗して注意されるとメンタルがやられることを知っており、苦手なことをやらなければ万事うまくいくことを知っているからです。それよりも得意なことに時間をかけて自分のスキルをアップさせて、実績を上げていく方がよっぽど理にかなっています。僕も長い文章を0から作り上げることをやめました。なぜなら何も書き進められなくていつまでも悩んでいるより、自分が共感できる人の文章を自分なりにかみ砕いてみんなに伝える方がよっぽど有益でストレスが少ないとわかったからです。もう苦手なことに時間を費やすのはやめにしましょう。それでも、どうしてもやめられないという人は僕に相談してください。一緒にやめられる方法を考えていきましょう。

生活習慣を変えれば人生が変わる

 メンタルを強くする習慣を3つ教えましょう。僕も日ごろから取り入れているとっておきの方法で、メンタルの安定に非常に役立っています。
 一つ目は「太陽が出てる日の散歩」です。特に早朝の散歩がおすすめです。光を浴びるだけでも心が落ち着きますが、都心でもまだ人や車が少ない時間帯ですので空気が澄んでいてとても気持ちが良いです。
 二つ目は「運動で自己肯定感UP」です。程よい運動は睡眠障害の解消になりますし、睡眠が改善されれば疲労回復にもつながります。体を使うことにより普段とは違う脳の領域が活性化され、脳内がリフレッシュされます。ただ、注意してほしいのは運動の目標を高くしないということです。甘い目標でゆるゆるとやるのデモ構いません。なんなら、たまにはさぼっても全く問題ありません。
 三つ目は「読書をする」です。以外にも求めている答えが、立ち読みした本の中に書かれてたりします。また、本を始めからきちっと読もうとする人がいますが、そんなことはする必要ありません。目次を見て読みたいところだけ読めば良いのです。今度の休みに本屋へ気になる本を探しに行きませんか? きっと、これまで考えていなかった良本が見つかると思いますよ。

第3章 メンタルは人目に触れないところで鍛えられる

臆病は繊細で頭脳明晰である証拠

 少なくとも長期的な成功者には臆病者が多いと言われています。恐らく臆病だからこそ簡単には決断せず、熟考に熟考を重ねたうえで思い切って決断できるのでしょう。ですので、臆病であることを気にする必要はありません。むしろ臆病であることに誇りを持ってほしいです。もちろん臆病だからって何もしないのではただの意気地なしです。臆病であることを生かして慎重に行動することが大事です。そして勇気を持って行動してください。臆病なあなたならしっかりと準備してから行動しますので、きっと思い通りの未来がやってくるでしょう。

サラリーマンは恵まれている??

 サラリーマンの極刑はクビになることです。たとえ失敗したとしても警察に逮捕されることもなければ、荷物をまとめて夜逃げする必要もないんです。しかもサラリーマンは会社のお金で学び放題で、おまけに給料までもらえる。そう考えたらサラリーマンという立場に感謝の念すら浮かんできます。だからこそ貪欲にチャンスを生かして、貪欲に学んで、果敢に挑戦することが大事だ。こんなチャンスをみすみす逃すなんてもったいない。サラリーマンは勉強し放題、挑戦し放題、失敗し放題。たとえどんな大きな失敗をしようとも自分が辞表を出せばそれでおしまい。こんな恵まれてる環境は他にはないです。でもこれはサラリーマンに限ったお話で、これが経営者となったら話が別です。経営者が勉強するには膨大な時間とお金が必要になります。そう考えると、雇ってくれた会社に感謝の気持ちしかありません。僕に給料を払って勉強までさせてくれて本当にありがとう。そして、もしもツラくなったらすぐに逃げても大丈夫なんですよね。感謝!!

人前に出なくてもいい人生を送る

 人前でうまくアピールできる人がビジネスでは優れているというような風潮がありますが、人前で話すのはあくまでマーケティング手法の選択肢の一つでしかありません。インターネットやSNSが普及している現代では文筆業や顔出し無しでも十分に活躍できます。誰だって能力があればプレゼンのない世界でも活躍することは可能なのです。もちろんプレゼンが上手いに越したことはありませんが、プレゼン能力と人の価値は全く関係がありません。もっと自分が得意な別のところを目指せば良いのです。自分が苦手なところや弱みは隠し、自分が自信の有るところや強みで勝負すれば良いのです。

小さな裏切りは多いもの

 犯罪とまではいかなくても、約束をすっぽかされたとか頼んだ商品が思っていたものと違っていたなど、誰でも小さな裏切り受けた経験はあるものです。でも、いつまでもそのことでくよくよ引きずらないでください。あなたが何もしなくても裏切った人はいずれ落ちぶれていきます。逆にあなたがふてくされなければ運気は徐々に上がっていきます。

別れはつらいが、不幸にはならない

 別れは確かに辛いものです。でも、その後には新しい出会いやチャンスが待っているかもしれません。ただ、別れの瞬間にはついネガティブな気持ちになってしまいがちです。ですが、そこであきらめてしまったら、今以上に運気が下がってしまうかもしれません。
 そこで、大切なのは追いかけることです。別れをきっかけに、自分にとって本当に大切なものを再確認し、それに向けて一歩ずつ進んでいくことが大切です。追いかけることで、運気を逃さないようにしましょう。新しい出会いやチャンスが訪れるかもしれません。もしかするとここで僕と出会ったのもあなたにとってチャンスなのかもしれません。このチャンスを生かすも殺すもあなた次第です。僕はいつでもあなたと伴走できる準備を整えています。

嫌いな人について話す時間を排除しよう

 当たり前ですが時間は誰にとっても有限です。それを嫌いな人のために使うのってムダだと思いませんか? それに使っている時間を資格取得や語学の勉強に使えばキャリアアップなど自分の価値向上につながります。また人生の自由時間が増え、自分の好きなことにより多くの時間を使えるようになり生活が充実してきます。他人の悪口を言ってる時間は自分にとってなんの生産性もありません。限りある大切な寿命をムダ遣いしていることになり、非常にもったいないです。しかも他人の悪口を言った後はもやもやした気持ちが残り自己肯定感が下がります。自分の時間がムダになり、さらに自己肯定感が下がることなんて、やる価値がないですよね。今からでも遅くはありません。良いと思ったことはすぐに実行して死ぬまで継続し、悪いと思ったことは今すぐやめて死ぬまで絶対にやらないようにしよう。それが「真の勇気」というもので、みなさんにはぜひ持っていてもらいたい大切なものです。

失敗を引きずらない

 あなたの会社では何かを決める時に多数決を使っていますか? あなたの主張に対する反対が多いからといって、重要な提案を引き下げた経験がありますか? そんな時は多数決からきっぱりと降りましょう。多数決に頼ると必ず愚かになります。人は群れて共同生活する動物ですが、群れると自分が何かを決める必要はない、自分ではない誰かが代わりにやってくれると考えるようになり、無意識に思考能力が下がります。日本の銀行には優秀な頭脳が集まっていますが、画期的な金融商品が生まれたというニュースをここ数年は聞いた覚えがありません。民主主義をイコール多数決と考えている人もいるようですが、本来、民主主義とは徹底的に話し合ってお互いの意見を理解する行為であり、多数決だけ行う行為ではありません。建設的な議論や合理的な理由もなく意見を却下されるなんて全く会議が成立しているとは言えず、民主主義とはかけ離れた行為をしていることになります。ですので多数決で却下されたからって気にする必要はありません。むしろ、自分はそれだけ成功の近くにいると思ってよいのです。なぜなら、成功の反対は失敗ではなく行動しないことだからです。そして多数決も成功とは対極にいます。自分の意見を出して、多数決に頼らす行動しているあなたは成功に向かって確実に歩みを進めているのです。

人は必ず死ぬ

 特に若い世代は、普段から自分の死のことを意識している人は少ないです。でも、常に死を意識することで人生は有限であることを理解し、人生の大切な時間をムダにしないで済みます。くだらないと思う連中とは絶対に群れない、やっても無理だと思うことにしがみつかないなど、自分の寿命をムダに使うことを避けられるようになります。また、身近で亡くなった人に思いを馳せられるようになり、墓参りをしてその人たちに恥じない生き方をしようと誓います。人間は亡くなってもなお、生きている人に多大な影響を残すのです。そう考えると自分がどんな生き方をするのか、生きている間に何を残すことができるのか、自分が関わる人に対しても恥じない時間の使い方をしたいですよね。

他人の見ていない時や場所でこそ、あなたの人生が作られる

 あなたは普段から人前で素の自分を出していますか? ほとんどの人は人目のあるところでは自分を演じています。ただし、どうしても人目のないところでの行動が滲み出てきてしまいます。直感でこの人は信用できないと感じたら、裏で悪いことをしている可能性が高いです。犯罪に巻き込まれた人が犯人に対して、始めはいい人だったのに付き合っているとだんだん違和感を感じるようになってきたと証言することが多いですよね。逆に裏でコツコツと努力を続ける人は、自分のスキルアップや会社の業績を伸ばすなど実績が表に出てきます。裏でやっていることを隠そうとしても、必ず表面に出てくるのです。つまり、人生の良し悪しは舞台裏で決まるということなんです。
 成功者は皆、公言はしていませんが裏で大変な努力をしていることが滲み出ています。そして成功者と呼べる人たちは人類全体から見ると非常に少ないです。これは何を意味しているかというと、舞台裏で美しい生き方をしている人はそれほど多くないということなんです。つまり、舞台裏での成功へ向けた競争率は非常に低い。こう考えると自分の表側をきれいに着飾るより、舞台裏で自分を磨くほうが断然お得です。今からでも舞台裏での自分磨きを始められてはいかがでしょうか? もし一人で行動するのを躊躇するようでしたら、僕が一緒に舞台裏でサポートします。


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