過去世からみる闇から光への循環点
普段、私がよく使う言葉のひとつに、
「天使からの愛と光を受け取ってくださいね」
というのがあります。
それは、もちろんそのままの意味なんです。
でも、だからといって、
光だけの存在になろうね、とか
光しかない世界に行こうね、
ということではないんですよね。
セッションで、わざわざ
闇をギフトとして差し出すことはしないです。
けれど、光を受け取るって、同時に闇もセットなんです。
闇があるからこそ、光を受け取れるというか。
闇をギフトとして差し出しはしないけど、
闇がギフトではないと思っているわけでもなくて。
そもそも一番重要な前提として、闇＝悪じゃないから。
闇を排除する必要なんてないし、
なくそうと思ったところで闇がなくなることもない。
光も闇もあるのが当たり前。
闇があるからこそ、光が光として存在できる。
同様に、自分の中にも光と闇があり、
となりにいる人の中にも光と闇がある。
もしも光にしか見えない人がいたとしたら、
それはその人の闇を見ていないだけ。
もしも闇にしか見えない人がいたとしても、
必ず光がその人の中にある。
それを信頼したとき、
光だけでなく闇の輝きにも気づき、
光と闇の両方があることでしか存在できない美しさが
あることへの感謝が生まれると思うんです。
闇の中に光はあり、
光の中に闇がある。
自分の中にある闇をなくそうとするのではなくて、
闇は闇として、ただ愛おしく認知する。
ただ、それだけで、闇は輝くんです。
闇が闇のまま輝く瞬間のことを
私は癒しだと思っています。
それはつまり、
傷を癒してなかったことにするのではなくて、
傷を傷のまま愛おしいと思えるようになること。
それこそが、闇を孕んで輝く光だと思っているのです。
これは、先日、
自分で自分の過去世を深掘りしていったときに、
感じた気づきでもあります。
その過去世では、
現世にも及ぶ深い傷があって、
号泣しながら過去世を追体験した後で。
次のステップとして、守護天使が見せてくれたのは、
自分側ではなく、
自分の立場からいうと、向こう側の世界。
自分の側から見えていたこと以外の状況や
それぞれの立場での人の心を見ていくことで、
自分の認知していたことが真実の全てではなかった、
ということに気がつきました。
その後で、
この過去世のパラレルをたくさん見せてくれて、
今、選び直すことができると言われたんです。
パラレルの中には悲劇が起こらなかった世界もあった。
そこに書き換えられると聞いたとき、
最初は、え？そうなの？嬉しい！って思ったんです。
だとしたら、
こんな悲しい思いがなくなるってことだから。
だけど。
その過去世がらあって今の自分がいて、
そこからの課題と向き合っているならば、
過去世の書き換えは要らないなって思ったんです。
なぜなら。
その悲劇は、悲劇と思いこんでいただけで、
実は愛の世界だったことに気がついてしまった。
悲しい終わりの中には、憎しみや怒りがあった。
だけど、愛もいっぱいあったんです。
だからこその、
美しさとか愛しさとかがたくさんあったんです。
それをなかったことにしたくなかったし、
その思いを抱えて、
今を生きる方が幸せだと思ったから、
過去世の書き換えは望まなかった。
けれど、結果として、意識の変換は行われたんですよね。
そのときに、闇を孕んだ光の美しさが、
だからこそ、一層美しくかけがえのないものになって、
宝物が増えたとさえ思ったんです。
今、その過去世は、
私の中のインナーテンプル（心の聖なる場所）に
常に存在していて、いつでも行き来ができる。
過去世での傷。
それは闇を伴っていたけれど、
いまは愛しい世界への入り口となって繋がっている。
私の世界の豊かさとなって、共にいる。
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