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空虚

空虚さを埋める。
それだけである。
とにかく自分の空っぽを埋めるために生きている。
なんの目標もなく目的もない。
ましてや生きる意味などこれっぽっちもない。
そんな中でも、むしろそんな中では刹那的に楽しいことを追求して生きるしかないのだ。
真面目に生きたかった。
社会課題を解決したり社会貢献ができたりするような人間でありたかった。
それはもう無理だ。日を追うごとに破滅が近づいている。それも加速度的に。指数関数的に破滅はもう目の前だ。
破滅を前にした自分はどうなるのだろうか?
食べる気すら消え去り24時間以内に酒以外に口に入れたのはバニラアイスだけだ。
アイスは冷たくて美味しかった。
空っぽな自分の中に食物なんて必要がない。空虚な自分の胃にどんな食物が必要だというのだろうか。
ご飯を食べている人を見ると健全で羨ましいなって思う。なんで自分は健全に生きられなかったのか。そんなことに理由を求めても何にもならないが、考えてしまうことはある。
理由は全部自分のせいである。
地獄の一丁目はすでに通り越して三丁目くらいまでには来ている。一丁目は燃やすゴミの日は火曜日と金曜日だが、三丁目では月曜日と木曜日だというくらいに地獄の事情にも詳しくなってきた。もう消え去りたい。涙が溢れて止まらない。
と言いつつもうちょっと頑張って生きていきたい。生きていさせて下さい。生きるをしたい。あと少しだけ。お願いします。

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