見出し画像

嬉しい通知

二週間ほど前、久しぶりに体調を崩していた。めちゃくちゃ仕事が忙しい時期であったが、何日か休む羽目になってしまった。

いい歳になって体調管理ができなくて、情けないのだが、仕事は同じチームの人たちがフォローしてくれてなんとかなった。本当にありがたい。

体調不良で寝ている時は基本的に何も考えられない。「辛い」という感情以外は湧いてこないのだ。まさに広島から阪神に移籍した時の新井さんのように「辛いです」という様相である。

「仕事に行けなくて辛いです。仕事が好きだから」という新井的辛さを胸にしながら家でひたすら眠っていた。

私の職場の席がなくなっていて上司が「ここちょっと消えてますね。名前も呼びたくないような職員がいた気がするんですけど」と言っている夢を見つつ、必死に体力回復、病気治癒に励んでいた。

そんな折に、スマートフォンの通知が鳴り止まないのである。神聖かまってちゃんのロックンロールか私のスマートフォンかというくらい、通知が鳴り止まない。

基本的に私もかまってちゃんなので通知が鳴り止まないのは嬉しいことだ。通知が鳴り止まないということは、どこかで誰かが私のことを気にしてくれている事実があるから。

私は体調不良で意識を朦朧とさせながら通知を確認したのだが、通知を見ると猿荻レオンさんが、私のかなり過去の記事から順番に「スキ」を付けてくれているのである。

私のnoteを継続的に読んでくださっている方はよくご存知であろうが、猿荻レオンさんは圧倒的な文才がある人である。それは誰の目にも明らかであり、すごいとしか言いようのない文章を書く。

そんな人に私の過去のちょっと真面目すぎる硬すぎる過去の私の文章を読んでいただくのは嬉し恥ずかしといった複雑な感情を生み出させたのである。

私の最近の作風とは違うものを読んで、猿荻レオンさんはどう思っただろう?と体調不良でフラフラしつつ想いを馳せていた。

ただ猿荻レオンさんに私の文章をたくさん読んでもらえているという事実は、私を励まし、体調もみるみるうちに良くなっていった。

風邪の治癒の最大に効く薬は猿荻レオンさんによるnoteの記事への「スキ」であった。

そしてちょっとした自慢になるのだが、猿荻レオンさんの才能をかなり早いうちに私が見抜いてたことをみなさんご存知だろうか。

まだ猿荻レオンさんがnoteを始めたばかりの頃に、私はその記事を見つけ紹介させてもらった。

この才能を人が知る前に気が付けたという事実を私は密かに誇りにしている。

虫が良すぎる考えではあるが、あわよくば猿荻レオンさんが小説家になって本を出した時には、本の最後に載っている解説など書かせていただけないかと僭越ながら思っているのだ。

そんな猿荻レオンさんが、私の文章をたくさん読んだことについて記事にしてくれた。そして私の記事の中から3つお気に入りのものを選んでくれた。とても嬉しかったので、ここで紹介したい。

私がnote史上最も時間をかけ、文字数も一番多い記事を紹介していただきすごく嬉しかった。
書いた甲斐があったなと素直に感動した。

猿荻レオンさん、今後とも末永くよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?