9/18 雑記

起きて即何か食うとどんなに眠くても大体目が覚める。
朝のボンヤリとしたまま何もしない時間を勉強に振り向けるようと思ったら、この反応を利用すると良い。
珈琲を飲みながら有塩ナッツを食べるのがここ半年の毎朝の習慣となっていたが、今朝アーモンドを噛み締めていたら奥歯が折れた。
人間の奥歯は時としてアーモンドに負ける。
元々虫歯で被せ物をしていたため土台は弱くなっていたのであろうが、まさか折れるとは。
吐き出した折れた歯と被せ物の形状をよく見ようと顔に近づけたら、硫化水素臭というか、膿栓みたいなまぁまぁな刺激臭が漂ってきて思わず顔をしかめた。
体の一部だった箇所から死にかけの老人みたいな臭いがする、そういうこともある。


携帯会社を替えるついでにスマホを替えた。
それまで使っていたアラベスク柄のスマホカバーが使えなくなったので、カバーも新しくした。
若冲にした。

鶏はカワイイですからね。

日本画を使ったカバーなら葛飾応為とか河鍋暁斎とかもあったのだけど、応為の吉原格子の図版とかあまりにサブカルが過ぎるし、河鍋の妖怪の図版にしたら田舎ヤンキー臭がするので、現実的な選択として若冲。

月岡芳年か米倉斉加年のデザインがあればよかったけど、スマホカバーが残酷画だったりドグラマグラ(角川版)の表紙だったりしたらそれはそれでな。やはり鶏一択か。


ミュージカル映画を好きな奴は陰キャである。
煌びやかで音楽に溢れた世界が投影されたスクリーンを、暗い観客席側でじっとして眺めているのだから陰キャ以外の何者でもないと思う。
かくいう私もミュージカル映画は結構好きだったりする。

『シカゴ』(2002年)が好きで、20年前の作品ではあるが今でもサウンドトラックをたまに聴く。「cell block tango」は良い曲だなぁ。

映画版もいいのだけど、上の舞台版の動画も恰好良い。
ヒール履いたまま踊っているが、どういう鍛え方したらこうなるのか謎。
アングロサクソンの骨格でやると見栄えがすごい。
本場の舞台でいつか観てみたいな。
そう思ってとりあえず『シカゴ』のブルーレイ買った。


『マルリナの明日』が良かった。

インドネシア映画というと骨太な本格アクション映画『ザ・レイド』しか観たことなくて、『マルリナの明日』もその手の映画だと思っていたが全然違った。思ってたんと違う。違うけど大当たりだった。
風景もテンポも演出も構成も好き。
タルコフスキー作品とか黒澤明作品とか大昔のパラマウント映画とか、画面構成が劇場のスクリーンを前提に作られている作品は劇場で観た方が面白いけど、この『マルリナの明日』もそういう映画だと思う。スクリーン上映あったら観に行くよ。
観ていて「うわぁ映画だぁ」って妙に感動してしまった。


『皮膚を売った男』も面白かったな。
オチがちょっとご都合主義というかモヤっとする部分あるけれど、扱っているテーマがセンシティブなのであまりにシビアな結末に持っていくのも良くないのかもしれない。
オークションのシーンがかなり良い。

似たようなテーマだと『ザ・スクエア 思いやりの聖域』(邦題がクソ)があったけれど、あれも面白かったな。


『ソロモンの偽証』(2015)が意外と良かった。
ちゃんと撮ってる邦画だった。テレビ映画でしょ、と思って何となく観てみたら1990年代をしっかり再現していた。作中の時間の流れというか使い方が映画らしくて安心して観れる。前後篇で四時間以上の作品なのに一気見できたので十分面白かったのだと思う。
深刻な中学生日記って感じの映画だけど、市川実和子の怪演が良かったので+50点しても良い。


統合失調症患者を食い物にする悪い探偵の記事の更新があった。

「集団ストーカー」も「思考盗聴」も日常会話で出てくると緊張感出てくるアレなワードである。無関係な者からすれば、どこの馬の骨とも知れないやつをストーカーしたり、その思考を盗聴して何の益があるのか、と一笑に付すところだろう。今のところは。
統失が好きな「ストーカー」も「盗聴」も「マイクロチップ」「電磁波」も概念としては20世紀末辺りの技術概念であり、今後妄想概念に技術革新が起こって、クラウドとかトラッキングとか出てきた場合、それをどこまで笑って済ませることが出来るのかちょっと興味あるな。

フェイスブックが個々人のデータセットを販売していたのが問題になったのは随分前だけれど、ウェブ上での行動の記録が集積され分析され広告の表示に用いられる状況というのは、どこか集団ストーカーと相通ずるものがありはしないか。
スマホが使用者が日常的に使用している語彙を記録し予測変換をしているのは思考盗聴には当たらないのか。
フランスではiPhone12の電磁波が体に影響あるのでは?ということで規制が出ていたけれど、スマホの電磁波の身体への影響は科学的には問題ないとしても政治が動いてるなら一種の現実と認めるべきで、これは企業による電磁波攻撃と言えなくもないのではないか。


この辺考えると時代が統合失調症の妄想に追いつきつつある気がして笑えなくなってくるんだよな。


今週読んだ記事で面白かったのは以下。

邪悪!

すごい


芸人のヒコロヒーがBRUTUSでやってる連載を読んだが、文章うまいのでは?というか普通に良いエッセーなんだが。

https://brutus.jp/tag/hiccorohee/


まどか☆マギカの新作がネタバレしてましたね


お金ほしい。お金ください。