10/1 雑記
先日youtube観てたらabema primeに百田尚樹が出演している動画が出てきて、適当に流していたら百田尚樹が実に香ばしい歴史観を披露していて酷くゲンナリしてしまった。保守政党を作るとかどうとか。
ドイツやイタリア辺りでも極右流行ってきているし、まぁ日本でも似たような流れなのかもしれない。abemaなのでまともに受け取る必要はないのだけれど、あまり良い予感はしない。
日本が近代化してから戦前までのいくつかの事例を上げて「日本スゴイ!」「日本素晴らしい!」と称賛していたのだが、そういうのは中高生時代に卒業してしまった身としては何とも気恥ずかしいような、後ろめたいような、気持ち悪いような変な気持ちになってしまった。
昨今は「ナラティブ」というワードに注目が集まっているけれど、百田尚樹が世間的に評価されているのはまさにこのナラティブの点であって、物事を魅力的に語るその能力にあるのだろうけれど、語る対象やそれが意味すること、それがどのように機能していくかは吟味していく必要があると思うよ。
その後何となく動画を漁っていたら歴代BOSSのCMまとめが出てきたのであるが、こっちの方が我々のアイデンティティを語る上では優れているのではないかと思った。トミー・リー・ジョーンズが宇宙人の視点で日本を定点観測していくシリーズのやつ。
欧米と比べてどうとかではなく、ここ数十年日本人が何を是として生きてきたのか、というのが簡潔に示されていてとても良く出来ている。
もちろんこれはこれで労働者の近代史観に寄った作品なので日本人そのものを語るような包摂性があるとは思えないのだけど、アイデンティティを語るナラティブなんてものはこれくらいのサイズ感で丁度いい気がする。
ところでこのBOSSのCMにセーラー服姿の芦田愛菜が出ているのだが、とても良い。
この惑星の制服姿の芦田愛菜はとても良い。主に声質が良い。
何がこんなにツボるのか小一時間考えて気づいた。
映画「エコエコアザラク」(1995)の菅野美穂みたいで良いのである。
海外のアップロード動画をそのまま貼り付けるのはどうかって話なので、各自youtubeで検索してもらいたいのだが、
『Eko Eko Azarak - O Mago das Trevas TERROR ASIÁTICO』
で出てくる。
この動画の1:09:03辺りからの菅野美穂が大変良い。
菅野美穂が哄笑しながらルシファーを降臨させるシーン最高。
たまに映画やテレビで菅野美穂見かけると必ずこのシーンを連想してしまうくらい鮮烈。
いつぞや北九州の成人式で着られている派手派手しい着物について、海外で受けるのではないかとは思っていたが、どうやらNYに進出したらしい。
欧米人はこれ好きだろう。
引きこもりがサプリメントで治るのではないか、みたいな話がある。
血液成分の傾向としてアルギニンが壊されているよね、という話でまだ因果関係も明確になっているわけでないのだけれど。
鬱病と同じように、それが生じる社会的背景とは切り離されて、生理的な現象として内分泌の偏りや不足、炎症反応等々によって説明されてしまうのかと思うと、(それは必要な手続きではあり、実際的なアプローチではあるのだけれど)資本主義リアリズム味がしてくるなぁ。
ギャスパー・ノエの新作くる!
しかも主演は「サスペリア」監督のダリオ・アルジェント!
もう嫌な予感しかしない。
『CLIMAX』が良過ぎたので次もガツンとくるやつを期待してしまうが、テーマがテーマなので精神的にくるやつだと予想。生きるのが恐くなりそうな、そういう方向性ではないか。
何としてでも劇場で観よう。
強すぎる。
ゲラゲラ笑った。
笑い事じゃないがめちゃくちゃ面白い。
更年期障害がメンタルがガッタガタになった主婦がスーパーで迷惑行為を始める下りが面白恐くてスゴイ。
『「毎日泣いているうちに、とうとうスッキリする方法をみつけたんです。何だと思います? スーパーに行って肉や魚のトレーのラップに人差し指を突っ込んでやるんです。ブチッと鳴る音が、気持ちをスーッと落ち着かせてくれるんです」』
「気持ちをスーッ」ではないが。
更年期障害というくらいなのだから立派な病気と言ってよいし、社会生活に不具合が出るので何かしらの福祉の対象になっても良さそうなものだが、割と普通にシバかれるのが更に恐い。
ブリトニー・スピアーズも奇行でニュースになっていたが、これも更年期障害なんだろうか。いや、そもそも昔からブリトニー・スピアーズは奇行を繰り返していたので通常運転と言えそうでもある。
お金ほしい。お金ください。