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線維筋痛症の発症

はじめに


みなさん、こんにちわ。
調子に乗ってストレッチをしたら手首を捻挫していた、ごまです。
何事も加減が必要ですね🥲

今回のごまときんつーちゃんFile2は、ごまがどうやって線維筋痛症と診断されたか、流れをお話したいなと思います。

線維筋痛症の厄介なところは、血液検査やレントゲン検査など、一般的な検査では異常がないため診断されにくいことが特徴です。

前回のnote「線維筋痛症とは?」にてもお話をさせていただきました。
よろしければそちらも目を通していただけますと幸いです。

また、他の病気を患っていることで「その病気の痛みだ」と判断しどんどん迷走してしまうこともあります。
私自身も別の疾患を抱えていたがために、痛みはその疾患のものだとばかり思い込んでいました。
線維筋痛症という別の診断名がつけられるとは当時思ってもいなかったことです。

線維筋痛症はどのように発症するかは本当に人それぞれです。
ですので、あくまで私の実例はケース1として受け止めてくださいませ。

「もしかしたら私は線維筋痛症なのかな?」

と、少しでも思い当たる方のヒントになれば幸いです。
さらに、健常者の方にとっても線維筋痛症を患ってる方の現状を少しでも触れる機会になりますことを願っております。


私が線維筋痛症と診断されるまで


①始まりは子宮内膜症

すべての始まりは重い生理がつらくて、婦人科に通ったことから。

月経前から前兆があり(今で言う月経困難症ですね)、生理中はあまりの痛みで学校や仕事を休むこともありました。

たまたまお世話になっていたクリニックが婦人科も受診できたので、診断の結果子宮内膜症が原因ということがわかりました。

子宮内膜症とは、子宮の内側の子宮内膜組織が、子宮以外の場所(卵巣、腹膜など)で増殖、剥離を繰り返す病気のことです。
他の臓器とも癒着して、その臓器の動きの妨げになり、炎症や痛みが生じます。
月経痛が重いことも特徴です。

当初はピルやロキソニンで治療し、それなりに抑えることができてました。
でもその効果も薄れていくことになります。


②過労ですべてが崩壊

当時ごまは、純度100%の真っ黒な会社に勤めてまして、体をいたわりながらなんて以ての外な環境でございました。

サービス残業、休日出勤、終電まで仕事、始業1時間前から仕事、モラハラ、心ない噂…

私の代わりはいくらでもいると、まさかの人事を担う部長にまで脅されしました。

体も正直でした。

子宮内膜症と思われる痛みがどんどんヒートアップします。
ロキソニンはもはや効かず、むしろ麻酔も効かない状態になり、他の病気がないか検査するにもカメラを入れると激痛が走ってできない状態でした。
(長期でロキソニン6錠/日服用してたため、鎮痛剤麻痺してたんでしょーね)


そしてついに。


ある日突然体に力が入らなくなって、全く動くことができなくなりました。
それに加え、関節や骨盤に激痛が走りました。

緊急外来で診てもらった結果、関節炎の炎症がみられ、リウマチを疑われることになります。
(今は問題なしです)

このままでは自分マジで死んでしまうと思い、純黒の会社から逃れることを決意しました!(遅)

いやはや、完全に過労でした。
労災でした。
訴えてよかったレベルでしたね。

今線維筋痛症を患って改めて考えると、この頃の症状は今の症状と酷似してます。
もしかしたら、この頃既に線維筋痛症が疼いていたのではないかなと。
素人ながら思うところはあります。


③実は線維筋痛症でした

その後、なるべく体を第一に考えられるような就労条件で職に就いていきますが…
痛みはますますひどくなるばかり。
子宮内膜症の治療薬も、ディナゲストやスプレキュアなど強い薬に変わっていくものの、痛みは抑えられず、副作用も強く出て余計に体力も消耗していきます。

体調悪化して退職、少し落ち着いたら転職して、体調悪化して退職…
その繰り返しでした。

とある冬に。
また体調が悪化してしまいます。

その頃幸い優良会社に勤めてる時で、
とてもご理解いただける環境下におりました。
(本当お世話になりました😭)

休職させていただき、これを機にと徹底して精密検査を行なったのですが…

なんと、子宮内膜症は完治してることが発覚。

え?

待て待て。
じゃあ、意識ぶっ飛ばすレベルのこの激痛はなんだよ?!

他の病気も隠れてないか、隅から隅まで精密検査。
でも全て正常。
異常なし。

何も痛みを伴う原因がみつからない。

でも本当に痛みがあることを必死に訴える自分。
(内膜症時代で他の医者に匙を投げられた経験もあり、否定されることが何よりとても怖かったです)

そこで当時の主治医は意を決して、私の服用してた薬を一度全部止めることにします。

薬を止めている間。
死ぬような激痛以外にも、体の妙な異変が現れはじめます。
脚がむずむずしたり、中途覚醒したり、音や風で痛みを感じたり、羽毛布団が重く感じたり…

事細かに症状を主治医に共有する中で、ついに下された病名が…

線維筋痛症でした。

いやはや、ここにたどり着くまで長かったですね🫠

病名がつけられて、詳しい症状を聞いた途端

「あれ?まさに自分のことやん!!」

とすごく腑に落ちた思いを今でも忘れません。

ここから私の標的は線維筋痛症と変わるのですが…

線維筋痛症がどれほど強い敵なのか
この頃の私はまだまだ甘っちょろい考えしか持ちえていませんでしたねぇ🥲

さいごに


以上が、私が線維筋痛症と診断されるまでのストーリーでございました。
長い文章にお付き合いいただきありがとうございます😭
(尺の関係で簡略している箇所もございます)

自分なりの経験を申し上げた上で、改めて皆さまにお伝えしたいは、

患者自身は「信頼」と「感謝」が成り立ってはじめて前を向けるのだと思います。

もちろん打ちのめされたことも多々あります。

ですがそんな中でも、
痛みと一緒に闘ってくれた家族、
何とかしてあげたいと寄り添って診察してくださる医師、
持病を親身に受け止め変わらずに接してくれる仲間や友人たち。

自分を取り巻く多くの方々の協力を得られたからこそ、今の自分が存在するのだなと思います。

この場を借りて、心から感謝の気持ちをお伝えさせていただきます。
本当にありがとうございます🥹✨
そして今もやさしく繋がってくださり、ありがとうございます!!

これからもムードメーカーのごまであれるよう、頑張らせていただきます!(そこかい笑)

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