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【20180519-20】今週のよかったこと

今週末は天気予報のわりにいいお天気でした。いいお天気の日に、「いい天気だなあよーし家にいるぞ~」という気分になる日があります。今週がそんな感じだったので、今週は家で過ごしたことのお話をします。

今週のよかったこと一覧
・手紙を書いた

■手紙を書いた

 平日のあいだずっと、天気がよくなるらしいこの週末は家にひきこもって、お茶を飲みのみお手紙を書こうと決めておりました。
 というのも、二週間ほど前に開催された文学フリマ東京に、私は友達と参加しておりまして、その時に友達の本をもらったので感想をしたためねばと思っていたからです。短歌の本です。



 これね。ハトメのシンプルさよ。

 友達たちとはよくお手紙をやりとりします。今週書いたお手紙はその中でももっとも頻繁に手紙を送りあう友達に向けて書きました。

 手で書く、紙に書く、切手を貼るからといって中身が特別なわけでは全くありません。「これがよかった」「あの食べ物おいしかったから今度行こうね」「最近どう」くらいなもので、別にLINEでもよいといえばよいのです。実際LINEで「これがよかった」「あの食べ物おいしかったから今度行こうね」「最近どう」なんてやりとりしてるわけで、手紙で書くよりも先に言いたいと思ってしまえばすぐLINEをすることも多々ある。


 手紙のよいところは時間がかかるところです。おっ、なんか丁寧な暮らしをしている丁寧なOLみたいなことを言い始めましたね(偏見です)。

 即時性をこんなにも手軽にした現代において「やあ、先日はどうもありがとう」と、便箋に書きだしてみると思うのですが、この「先日」ってなんだかとても遠く感じます。だからかどうか、先日からこの手紙を読むだろう日がどれだけ経っていようとあまり気にならない。ああ、あのことね、ずいぶん前のような気がするなあと思っておしまい。おおらか。既読なのかどうか通知が飛んでくるわけじゃない。

 既読になろうがなるまいが知ったこっちゃねえや、という気持ちの消化にとてもいいかもしれない。
 既読になろうがなるまいが、書きたいと思ったので書きましたみたいな、考えようによってはひどい書き捨てのようなことだってできてしまう。それが楽でもあり気がかりでもあるのが手紙だと思います。
 何が有難いかと言うと、そのような投げっぱなしになりえるコミュニケーションを、打ち返してしんぜようと構えてくれている手紙の先に、頼もしいバッターがいてくれることだろうな。

 とはいえ最初にも申しあげたとおり別に内容の七割くらいはLINEでお伝えしたっていいような気がするものばかりです。でも紙のざらつきの上に載せたい一言だと思うこともあれば、電子ですぐにお送りしたいということもあり、紙でも電子でもなくて声にのせたいなあ、と思うこともある。
 そういうときにこの人ならこんな方法を取ろうかしら、なんて思える手段の一つとして手紙があることに、たまに救われています。


今回の内容とあんま関係ないけどこないだ葉書を見にいったところ:
鳩居堂銀座店
http://www.kyukyodo.co.jp/index.html
(二階はお香の香りがして居心地がよかった)
 


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