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出会い録-2020下半期

年を締めるにはまだちょっと早いけどやっちゃうよー!

はじめに

下半期は個人的にアルバムタイプの新譜祭りだったので、無制限にいくと「アルバム曲全部!」とか言い出して曲数に際限がなくなってしまうし「またかよ」感を醸してしまうため、断腸の思いで1アーティストにつき2曲までとしました。同一アルバム収録曲が2曲出ているときは、「ああこいつはこのアルバム全部好きなんだな」と察してください。正解です。

これやるに至った経緯も記した上半期編↓

以下ちょっと言い訳

23日にまた新譜をお迎えするし、下半期を締めるにはまだ早い気もするんだけど、25日以降のわたしは別沼に情緒がぶん回されていること間違いなしなので、理性が微かに残っている今のうちに書ききってしまおうと思ったのでこのタイミングです。まあどうせCYNHNさんの枠はもう埋まっているからね、#0F4C81についてはまた別記事作って書き散らかせば良いよね!!(宣言して自ら積極的に首を絞めていくスタイル)

では、いざ尋常に、勝負!(何と戦っているんだ)


夏影テールライト/UNISON SQUARE GARDEN

アルバムフラゲ日の寝起きに公式さんのこのMV公開ツイートが飛び込んできて「うわあ!」って目が覚めて、再生して「うわあ!!!!」って布団から跳ね飛びました。寝起きにユニゾン新曲を浴びるのは、寝坊とは無縁になれるけど心臓に悪いですね。

Patrick Vegee曲のMVは先に『世界はファンシー』が公開されていたからまさかもう1曲あると思ってなかったし、もう1曲どうぞって差し出された曲がこんなにロマンチックなんだから、もうアルバムへの期待値がただただ高まるだけでした。(この4時間ほど後にアルバムがおうちに届きました)(ハッピー)

幻に消えたなら ジョークってことにしといて。

わたしは勝手に金魚と夏祭りの歌だと思っています(この曲を聴いている時の心象風景がそんな感じ)。煌めいていて儚い。


101回目のプロローグ/UNISON SQUARE GARDEN

Patrick Vegee締めの曲。まず言いたいのはこの曲は交響曲であり組曲である、ということ。それくらい、なんていうか壮大。インタビューでも組曲を意識して制作した旨の発言がメンバーから出ているので組曲である、は公式(おい)。

ファンだからこその補正もかかっていることは百も承知なんだけど、この曲は2020下半期でいちばん度肝抜かれて情緒を迷子にさせた曲ですね。

本当の気持ちを話すのは 4年ぐらいは後にするよ

16周年という今年にこの曲を出すと決めていたことと、fun time 724のアンコールや15th記念本の個人インタビューで田淵さんが語った内容を知っていると、この部分が本当にこうアレで。そのアレというのは言葉にしたら途端に陳腐になってしまう感情の類なので、わたしの中で完結させるしかないんだが、どうにも全く整理整頓はできません。←

今のわたしが、ワクワクする未来を諦めずに、腐らず日々を生きようと思えるのは、できれば楽しくありたいと願えるのは、この曲があるから。です。


くもりぎみ/CYNHN

全部全部退屈って言葉で逃げて

はいMVが天才。綾瀬志希さんの才能が溢れすぎていてすごい。CYNHNになってくれてわたしと出会わせてくれてありがとう。

という脱線はさておいて。

6/8のワルツっぽくてワルツじゃない曲調、どこか薄暗い雰囲気(まさにくもりぎみの空のような)、そのあたりがとても大好きです。リリース日の配信ミニライブで初めて聴いて、ステージの照明セットに「わかる!!」って唸っていたのを覚えています。ものすごく解釈が一致しました。わたしの中でのこの曲の心象風景はまさにあの日のステージです。


氷菓/CYNHN

『Re Blue』のライブバージョンが初聴という贅沢な出会いをした曲。初めましてで、手元に歌詞情報がないのに歌詞の言葉が耳にすっと入ってきて、「これがプロ……!」と謎の感想を抱きました。←

もう言えないや
「明日は何する?」
賞味期限のない氷菓みたいに
いつまでも甘く
いつまでも淡く
いつまでも笑う

アイスクリームに賞味期限がないという事実をこういう物語に絡めて、そしてこういう曲調にするのか、というところがすごくなんというか新鮮だったし、自分の好みとしても「あ~好き~!」ってなる曲。そしてMVも衣装も天才。最高を更新し続けるボーカルユニット、ほんと強い。

曲のキャラクターがBUMPさんの『記念撮影』と似ているなって思うので、『記念撮影』がお好きな方はぜひ一度聴いてみてほしいです。そしてぜひミニアルバム#0F4C81(と書いてクラシックブルーと読む)を聴いてください。アルバムからはこの曲の他に『夜間飛行』と『イナフイナス』が絶賛先行配信中です!


感電/米津玄師

お前がどっかに消えた朝より
こんな夜の方が まだましさ

みゅうを8話まで見てから聴くと感情がビッグバンもびっくり仰天レベルの大爆発を起こします。……という主題歌目線の話は一旦置いといて。

けど風の便りによると、米津さん2話までしか台本読んでない状態でこの曲作ったらしいですね。なぜそれだけでこれが書けるのか、凡人にはさっぱりわからない。

歌詞にちりばめられている『いぬのおまわりさん』要素も「童謡も米津さんの手にかかるとこうなるのか」という感じで面白くて好きポイントだし、警察モノドラマに書き下ろした楽曲だからその要素を入れたという捻りが効いた感じとか、最終話で「おまわりワンワン」という台詞が出てくることもあって、その要素を取り込んだ効果が最大限発揮されている気がして好き。

結局主題歌目線から抜け出せなかった。ごめんなさい。


カナリヤ/米津玄師

STRAY SHEEPの最後の曲。この曲がいつどのタイミングで作られたかは知らないけど、まさにアルバムがリリースされたこの今に必要な曲だなと感じたし、今まででいちばん多くのひとに届いたであろうこのアルバムの最後にこれを持ってきて締めるっていうのがまたすごく綺麗だなと思う。

いいよ あなたとなら いいよ
誰も二人のことを見つけないとしても
あなただから いいよ
歩いていこう 最後まで

わたしは、アルバムの1周目を聴くときには歌詞カードを見ないで、とりあえず音として鑑賞することが多くて、STRAY SHEEPもそうだったんですけど、最後にこの曲に辿り着いたとき泣きました。じんわりと心が満たされて、ほろっと涙が溢れる、みたいな穏やかな泣き方で。

すべてを赦す曲。


MIU404/得田真裕

なんだかふいんきが違いますね。そうです劇伴です。

まあ『感電』で察して頂けているとは思いますが、綺麗に転がり落ちましたこのドラマに。いろいろ拗らせすぎて、中の人や脚本さんだけでなく演出家さんや劇伴さんから過去映画やドラマに興味を持ち始めてもう末期です。25日以降に忙しくなる沼とはここのことです(円盤が届く)。

あ、でも、そもそもこのドラマ見ようと思ったのもアンナチュラルがきっかけだった。つまりはじめから末期だった。なんだ最初から手遅れだ。

……という自分語りはさておき、なんといってもこのワクワク感と、イントロ(?)のメロディのサイレンっぽい音が警察感があってとても好き。物語が始まるぞ!という高揚を連れてきてくれる。この何かが始まるぞ感は『警視庁から各局』にもすごく濃く含まれていると思っているので、どっちにするか悩んだんだけど、サントラ収録1曲目がこちらなので、こちらを出しておきます。

『警視庁から各局』は『アンナチュラル Unnatural death』(※アンナチュラルのタイトル映像の裏で流れてる曲)と系統が一緒で、ちょっと緊張でヒリつく感じもあって、それはそれで大好きです。


機捜って、いいな/得田真裕

使いどころがベストオブ泣ける曲。特に最終回。書いてしまうと重大なネタバレになるので書かないけど。1月3日に一挙放送やるからぜひ見て。あわよくば劇伴聴いて。

劇伴って、先に完成品として収録された楽曲があって、それをドラマのシーンに合わせて選んで(時にアレンジして)付け足していくものだと思うんですけど(ドラマ制作過程をよく知らんので想像で書いていますすみません)、その作り方なら曲タイトルとシーンの調和っていうのは偶然の産物にしかならないと思うんです。が、最終回でかかったこの曲については「最終回のここでこのタイトルの曲ってどういうことなの計算してるとしか思えない!!!!」ってなりました。何あれ確信犯なの?もれなくわたしは身悶えました。鳥肌ぶわあってなりました。

余談ですが、この曲を聴きながらお散歩していた9月某日、アンナチュラルの『カタルシス』と属性が同じ曲だな、と天啓のごとく気が付きました。ほんと突然だった。あの日はとてもきれいな秋晴れでした。


愛のかたち/緑黄色社会

※『SINGALONG』のデジタルリリースは4月だけど、CDとして手に入ったのは9月だから無理やり下半期カウントにしてしまおう!というあれですので、時期についてはご了承ください(配信も買っていますし直後に聴いたので、厳密に申し上げると上半期にとっくに出会っている)。上半期に入れそびれたとかそういうわけではけして(ry

○でも△でも□でも
中身が詰まっていれば
それでいいよ それでいいよ
人それぞれだね 愛のかたち

某公共放送のみんなのうたにしてほしい。わたしからは以上です。


スカーレット/緑黄色社会

真っ赤な終電車は
ガタゴトあなたを連れて行った

某赤い電車の私鉄にとても馴染みがある地域の民なので、この曲のライナーノーツを読んでたいへん納得しました。某私鉄の雰囲気は確かにこの曲の感じそのままなんです。名古屋に来てこの某私鉄乗ってみてください。納得できると思うんで。市営地下鉄やJRとは違うんです。わかってくれこの感じ。

名古屋って結局はめちゃ便利でいろんなものが発達していて人口の多い「田舎」なんですけど、(人間関係の距離的な意味で田舎と称しています)その空気の温度とかも音に入っている気がします。

溢れた水の行方でもそうだったけど、アルバム楽曲では穴見さん作曲の曲を好きになる率が高いです。←『Never Come Back』とか

なんでだろう。


荒狂曲”シンセカイ”/BIGMAMA

fun time HOLIDAY ONLINEにて被弾しました。わたしは原曲(?)であるドヴォルザークの『新世界より』そのものが好きなので、それをロックと融合させるとなればまあ好きになるしかなかった。

“世界の退屈を嘆くような
つまらない大人にだけはなるな”
その胸に深く刻む

バンドメンバーにバイオリン奏者がいるというのも好き。だってわたし『新世界より』で何が好きって、弦楽器だし。(第4楽章の冒頭の蒸気機関車の音だっていう説があるあの部分のストリングスとか超かっこいいじゃん?)

そういった要素がちゃんとこの曲にも落とし込まれていて、リアルで演奏する人がいて、そのうえでロックになっている。いやー、好きです。

緑黄色社会好きとしてはこれもめちゃ好きです(同シリーズ)↓

理由はまあ自明なのでノーコメントで。(おい)


play the world!/LiSA feat. PABLO

なんと言ってもリズムが楽しい!!メイキング見て手の叩き方(?)を覚えたので、日常的にやってます。楽しい。脳内で曲流しながら叩いているので、傍から見たらただの奇怪な生物ですが。

生まれ変わること恐れない 無くしたって進むしかない
生き続けろ 絶対何がなんでも そうだろう!
運命はいつも僕の 先でそっと手招いてるんだ
諦めるな 逃げるな
これが gateway to freedom oh yeah

いろんなことに立ち向かい続けたLiSAさんだから、これを歌っても嘘がなくて、そしてリスナーの背中を押せるんだろうな、と思います。自分ももう少し生きてみよう、と明日へ向かう勇気をくれる曲。


BEAUTIFUL WORLD/LiSA

駆け抜けた先にはいつも 後悔なんてひとつもないんだ

LEO-NiNEの締めの曲であり、アルバムリードの決意表明ことplay the world!と対になる曲であり、これまでとこれからを全て包んでいるような曲。

アルバムの特典映像の最後にこれのMVが入っているんだけど、アルバム収録曲のMVすべて→FIRST TAKEとかのライブ映像→MAKING OF LEO-NiNE→この曲のMV(メイキングセクションの最後にあるので、メニュー画面等ではわからない)というこの仕組みもファン心理分かってんなー!って唸りました。MV集ではじまりMVで終わるという構成もさることながら、オタクは隠されている感じのコンテンツ大好きだから、見つけた喜びでより一層素敵な思いをする。そこまで考えて作ってくださってありがとうございます。

LEO-NiNEすげえ最高で最強なアルバムなんで、ぜひ紅蓮華だけじゃなくシングル曲だけでもなく、プレイリストピックアップでもなくアルバム通して順に聴いてほしい……お願いします……何卒……。


Halloween Knight/XIIX

会いたかったです須藤さーん!!!!!!!←

斎藤さんはユニゾンの活動で表舞台にいらっしゃるから定期的にお見かけできるけど(なんなら機材車ラジオで毎週声聞いてる)、須藤さんはここ以外だと裏方寄りで活動してらっしゃる方だし、今はこんな世界線だから、in the RoughとTwitterでの気まぐれインスト動画とほんとにたまにのカレーストーリーしか供給がないんですよ(文字にするとカレーストーリーが異質すぎてわけがわからない)。

静と動の対比が効いている展開がとても好き。そしてやっぱり音がスマートに研ぎ澄まされていてかっこいい。MVはびっくりした。←

はやく次の作品出してー!音源ほしいー!(直球の願望)

あ、あと無料配信イベント(BOOM BOOM BOOM LIVE)でようやくライブも見れて嬉しかったです。6月行くつもりだったライブは結局振替も中止になっちゃったからね。同じ人が舞台に立って演奏するというのでも、背負う看板が違うとこうもパフォーマンスって変わるんだ……!と驚きと慄きを感じましたし、初めてこのバンドのステージパフォーマンスが見られたことに心がぴょんぴょんしました。表現者ってすごいなぁ。

CURIOSITY行ける人いいなぁうらやましい楽しんできてください!


アカシア/BUMP OF CHICKEN

君の一歩は 僕より遠い 間違いなく君の凄いところ
足跡は 僕の方が多い 間違いなく僕の凄いところ 

相棒の曲じゃん……めちゃ相棒の曲じゃん……。認め合って、信頼を預けあって、一緒だからどこまでも行けると信じている曲じゃん……。

え、好き。それ以外言えない。好きです。

創作界隈でイメソンオタクに人気なのも観測したんだけど、まあその気持ちはとてもよくわかる。これはうぎゃってなる……(なってる)。

GOTCHA!ムービーもめちゃくちゃ良いので見てくれ~!


Beast Mode/a flood of circle

THE KEBABSが好きなのでフラッドも気になっていて(レーベルがどちらもテイチクだから、けばぶオンライン物販を利用するとフラッドさんのフライヤーがついてくる仕様になっていた)、その後ftHOでライブを観る機会に恵まれて『ギター、俺!』聴いて「どひゃーこれ言えるのすげー!」って思って、そしたらいつのまにか友人が転がり落ちてたから「よっしゃワイも身を投じてみるか!」と最初にえいやと聴いたのがこの曲です。回想が長い。

ボーカル佐々木さんのこの「何言ってもロックになる」声も良いけど、個人的には楽器の音も好き。声を引き立たせるためもあるかもだけど、なんかあんまり癖の強い味付けがされてない気がしていて、そこがなんかとても耳に馴染むというか。世間の流行とは少し違う場所にいるかもしれないけど、そこも王道ロックバンドって感じで好き。

ここで人間やめちゃうわ 檻から抜け出せ

論理と感情の隙間をどう縫うか、っていうその根源の問いかけ自体はありふれた普遍的なテーマだと思うし、音楽に限らずいろんな芸術でたくさんの人が出したアンサーに触れてきたような気がするんだけど、今までに出会ったことのないタイプのアンサーの提示だなって思いました。こんなかっこいい提示ができるに至った覚悟がもうかっこいい。そして音、声、雰囲気、その他もろもろがすべて良い方向に噛み合っていて(それを狙って作っているんだろうから当たり前だけど)、やっぱり「はぁかっこいい最高……」ってなる。

Get Wild退勤が流行った時に友人がBeast Mode退勤と名付けて退勤時にこれを聴くってやってるのが面白かったです。


Evergreen/sajou no hana

田淵さんが渡辺翔さんとの交友関係きっかけ?でsajou no hanashiに出ると聴いてそのラジオを聴きまして、その時に聴いて惚れた1曲です。sajou no hana、お勉強します。曲も好きだしsanaさんの声も好き。澄んでいる素敵な声。

話せない夢ならどうだっていい
繊細にお行儀よくなんていらない自由なままで

この曲は、進むことに怯えて、それでも進まなきゃいけない時に背中を押してくれる力強さと、大丈夫怖くないよ、風のように軽やかにね、と言ってくれてるような爽やかさを併せ持っているなと感じています。だから、いつか自分の生きた道を振り返ったら、きっとこの曲も心の支えになった曲、としてカウントされているんだろうなと思う。ていうかもうカウントしてる気がする(おい)。

完全に余談だけど、musicるTVで渡辺翔さんが仰ってたバンド内コンペ方式のくだりめちゃ好きです。


振り子/Uru

『罪の声』主題歌。映画観に行って、エンドロールで初めて聴いたんだけど、エンドロールで主題歌情報が出たタイミングとその時の歌の内容と映画の内容がばっちり合いすぎていて、映画を見た後の余韻みたいなものがより良い方向に増幅されました。帰り道で「あーその使い方!ずるい!」って叫んでた。←

擦り減った靴の底には
泥や石が挟まったまま
私は生涯この靴で歩いていく

帰宅後に改めて、映画の主題歌として、ではなくUruさんの楽曲としてこの曲を聴いたんですけど、すごくこう構成要素がシンプルで、だからこそ歌声が引き立っていて、なんというか心が浄化された。

普段は忙しなくてやかましくて賑やかな感じの音楽を聴くことが多いので、こういうシンプルなやつを聴くと歌詞や歌声の持つ重みの違いに驚きます。別に、比重が軽い曲は歌とかがどうでもいい、とかそういうことを思っているわけでは決してないんだけど、シンプルなやつはそこに全てがあるんだと否が応でも分かるので「おおぅ」ってなる。


再会/LiSA×Uru

雪明かり照らすこの町にも
いつかは優しい春が芽吹く
ここでまた会えたその時には
涙溢さないように

初めて聴いたのはLiSA LOCKS!内オンエアのタイムフリー視聴だった気がする(ふぁーすとていくやCMはそれまで見てなかった)。ので、LiSAさんによる軽い楽曲解説を聞いたあとに曲を聴いたんだけど、全力でその解説に首肯してました。まじで突然主旋律変わる。←

UruさんとLiSAさんの歌声が重なるとこうなるという、化学反応みたいなものがすごいなと。歌のタイプとしては正反対とすら思えるのに。プロデューサーAyaseさんもすげえ。みんなすげえ。

雪が降っている時の、冬のキンと冷えた空気の、あの静かで孤独な空白が曲から見える。ノイズキャンセリングヘッドホンのCM曲になるのも納得するしかない。そういうイメージぴったり合う。


ばらばら/星野源

ぼくらは ひとつになれない
そのまま どこかへいこう

『おげんさんといっしょ』で聴いてなんていい曲なんですか……!となった曲です。フワッと沼に叩き落とされてからこっち、星野さんの楽曲も履修したい気持ちがすごくあるんですけど、何分金銭的にアレがソレしていてアレです(言い訳)。

おげんさん観る前のわたしはヒットソング連発し出してからの星野さんの楽曲しか知らなくて、ポップなダンスナンバーのイメージしかなかったので、ただいま絶賛「え、初期も……良い……」ってなってるところです。

しかし、特に初期の曲はわたしの好む音楽ジャンル傾向的にはゾーンから結構遠めで外れてるはずなのに、スコンと好きになってしまったのでほんとびっくりしています。才能ある人の吸引力怖い。

今や毎週オールナイトニッポンタイムフリーしてるし!!15日の弾き語りライブ回めっちゃ楽しみにしてる!!あとシングルBOXほしい!!!!(金銭的に以下略)


おわりに

CYNHNさん曲とMIU404とPatrick VegeeとLEO-NiNEは全曲大好きなので本当にもう選定するのしんどかった。下半期に聴いてた楽曲の3/4くらいはこのカテゴリの楽曲やぞ。なにこれ苦行か??なんの報い??←自分が制約つけただけ

あと全体見返してみると、MIU部分が異彩を放ちすぎてますね。ウケる。主題歌はともかく劇伴なんて元作品知らずに聴くもんじゃないから、知らんかったらなにも分からんじゃんね?自己満足のために書いてるから削る気はないけど、ここまで読んでくださった物好きな方がもしいたら「大丈夫でしたか?」と聞きたい。

ドラマ作品の劇伴を単品で聴き込むほどに転がり落ちたのは医龍以来2作目なんですが、医龍の時ですらこんな聴き込んで果ては考察とかしなかったことを考えると、2020年下半期は新たな扉開いちゃった感があります。劇伴に考察とかどういうこと?って思うよね、大丈夫、わたしも思ってる。

今年は予想できなかったことがほんとに色々あったけど、音楽を、エンタメを止めないでいてくれたたくさんの方々のおかげで、わたしはどうにか息をしていられたんだな、と、これを書いて再確認しました。

新たな出会いを願いつつ、色んな「楽しい」をアナログで、もしくはリアルで共有できる世界線が再び訪れることを願いつつ、結びとします。

皆さま今年もお疲れ様でした!
素敵な音楽を世に出してくださるアーティストをはじめとしたすべての皆さまありがとうございました!

もう少しだけ、でも無理なく気張っていきましょう。

2020.12.11.

スキを押すと何かが出ます。サポートを押しても何かが出ます。あとわたしが大変喜びます。