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出会い録ー2022上半期

『ポピュラー』と『良い』と『好き』は因果関係ではなく。

はじめに

あれは今年からで合ってますか? タブレットやPCなど、「スマホ以外のデバイス」で作動するSpotifyがこの度激ヤバアップデートを遂げて、強制シャッフルが無くなりました。つまりそれは気になっていたけど主に金銭的理由で買えてなかったり、まだ買うほどの興味がないなと思っていたりしたアルバムを(多少広告が入るけど)アルバム順に聴けるということで、無料ユーザーにそこまでやって良いのかという大盤振る舞いですので「わ、わたしいつから課金してた?? 決済できる情報渡した覚えないけど??」としばらくめちゃくちゃビビり散らかしつつも、おかげで掘るという作業が今までよりさらにやりやすくなりました。

そして待てど暮らせど請求書は来なかったので、「やったぜ」とめちゃくちゃSpotifyしてたのが上半期なんですけど、レコメンド機能を使う気が全然ないのでひたすら既に好きアーティストを掘りまくってました。だから今回はいつにも増してよく見た名前が並ぶ出会い録です!へへ!

……知らんところからぶつかる衝撃も必要なのは分かっている……いるんだが……。

※今回ツアーとアルバムと曲タイトル全部一緒案件があるので、ツアー名→括弧なし、アルバム名→【】、曲名→『』、で区別しています

白状/a flood of circle


めちゃくちゃSpotifyしてたと言いながら、これはそのアプデに気づく前に普通に買った【伝説の夜を君と】を聴いてぎゃんっっっってなったゆえのもの。年明け一発目の買い物(マジで1/1に買った)。初買い。

2月某日、n回目を聴きながら散歩してたら突然この曲の絵が描きたくなってウワーって描いた(↓)くらいなので、なんかもう言葉にならない。察してほしい。ぎゃんっっっっ、なんですよ。


テンペスト/a flood of circle


アルバム好きすぎて、伝説の夜を君とツアーに行かなきゃ後悔する!!って思って、節約しなきゃって思ってたのにうっかりチケット申し込みましたよね。最高でした。ライブ感想では触れてなかったけど、アルバム曲(=表題やMVあるもの以外のやつ)をいっこずつ見た時に、いちばん最初に好きになったのは実はこれだったりする。

なおツアーの感想文もこの投稿のひとつ前にあるので、読んでもらえると私が大変喜びます。


YU-REI Song/a flood of circle


ギャップが好き(n回目)。ゴリゴリのロックンロールの魂はありつつも、「声だけでロックンロール」と言わしめるポテンシャルの人が歌いつつもこんなに軽い曲調も似合うのなんでなの。人類の奇跡?


Boy/a flood of circle


新しいアルバム2枚(2020、伝説の〜)から落ちた人間なので昔のアルバム聴き始めたのは最近で、最初に過去のやつ〜って思って聴いたのがこの【LOVE IS LIKE A ROCK'N'ROLL】でした。なんとなーくで選んだだけなのにこれもまたヤバすぎて止められずに全部聴いちゃったんだけど、この辺で「ああ、ずっとフラッドはフラッドなんだな」って十二分に伝わってきて泣いてた。最高にカッコいいロックンロールしてくれて、それを貫き続けてくれてありがとう。ほんとありがとうございます。

それはそうと、音楽再生アプリのアーティストソートで「A」ではなく「F」の位置にあるのは読み方違いだと思うので各位音楽再生アプリ開発の皆さん、何卒修正をよろしくお願いします。(面倒くさいオタク)

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だってア・フラッド・オブ・サークルだもん……←


キリフダ/PENGUIN RESEARCH


Spotifyアプデやばいじゃんぴゃーーーーってなってすぐ、【それでも闘う者たちへ】を3日位聴き続けた時があって、アルバム終わった後を止め忘れてたら流れて「は?好きですが?」となった。なぜ前回ぺんぎんりさーちを学んだ時に聴いていなかったのか。わからん。


エレクトリリカル/LiSA


LADYBUG武道館の放送(CS/TBSチャンネル1)前に、ふとオンラインレオナインを見たくなって見たら頭にこびり付いて離れなくなってしまった曲。あそあそぼーむちゃしちゃおーじゃん♪

それにしてもLiSAさんのライブ、福利厚生がすごい(ライブ中にダンスを教えてくれるので)。


ADAMAS/LiSA


これはそもそも【LEO-NiNE】で好きっていう補正があるんですけど、制約上2020下半期に入れられなかったし今とてもベリーホットだから入れちゃう。曲調そのものが好きなのは以前からそうなんだけど、ライブパフォーマンス見てもう一気にぎゅわって心掴まれてしまった。(オンラインレオナイン→LADYBUG)スネアをあの勢いで叩きながらあれを歌えるって何????って頭がおバグりあそばせました。バチの飾りとかすごいLiSAさんって感じなのも好き。

LiSAさんのライブほんとすごい、音楽的には当然なんだけど(これだけでもすごいことなんだけど)視覚的満足度が怖いほど高い。


往け/LiSA


当時ドラマサントラ期に入ってたので「リリースされてるのは知ってるけど、ちゃんと聴いてない」って状態で放置してしまっていた件をLADYBUG武道館で回収しました。YOASOBIANNXリスナーだからAyaseさん〜!ってなった。


rapid life シンドローム/LiSA


昨年夏に『rapid lady ハレーション』は聴いていたのですが(好きリストにも登場)、そういえばこっちはまだ知らんなって思いながら、収録されてる【Lancher】を聴いてたときに、「うわー!」って笑うしかなかったもの。作業中にBGMっぽく流してたから何曲目とかいま再生中の曲のタイトルとか分かんなかったのに、これはすぐ「お前だー!」って分かっちゃったから、意味わかんなくて一人でウケてました。


say my nameの片想い/LiSA


聴くたびうわあ田淵〜〜!!!!って言ってる(n回目)。実を言えば2019年のJ-WAVE対談のタイミングでLiSAさんに興味持った時、ラジオ本編で曲名だけはお話に上がっていたので「うわあ〜!!」と言っていたんですけど、その時は曲を聴く手段が無くて(毎週遠征ライブみたいなことしてたのでとにかく素寒貧だった)、その時のうわあはタイトルに対してだけだったんです。今ぜんぶ聴けるようになったので、全部に「うわあ〜〜!!!!」って叫ぶに至った。

ていうかまじでこの曲はタイトルがさぁ……もうさぁ……ロマンチストにぶっ刺さるタイプのさぁ……………(屍)。


インディゴに沈む -ν-/CYNHN


【Brue Cresc.】は収録曲の半数以上が既存曲の再録ということで、向き合うには結構勇気がいりました。だってわたしは6人のCYNHNに出会って好きになったので、卒業したメンバーの意思も現在のメンバーの強い覚悟も決意もぜんぶ応援していても、6人や5人で作った当時の楽曲そのままの姿はずっとずっと好きだから。それが4人という体制で書き換えられることに、寂しさを感じないと言えばそれは嘘だから。もちろん、4人になるまでに重ねた時間で熟されるものは楽しみにしてたけど。

だけど、聴いてみたらやっぱりCYNHNが好きだなって思えた。だから新体制も楽しみにしています。広瀬みのりさん、CYNHNに来てくれてありがとう!

ところで、この楽曲タイトル打ち込むのに久しぶりにギリシャ文字の概念を思い出しました。物理で嫌ほど書いた文字……(λとcが仲良しだよね!)。


kaleid proud fiesta/UNISON SQUARE GARDEN


タイバニを彩ってきた過去のゾン曲の正当な続編で、それでありながらたとえば『春が来てぼくら』を経たバンドであると分かるような、ちゃんとバンドの歴史と次に向かう意思も見せる曲で、一聴した時「やっっっっべぇ」って言った。そのあと関連の過去曲聴いたらもっと「やっっっっべぇ」ってなった。結果、「うわー! 田淵うわー!!」とか喚いてしまうようになった。

でも聴きまくっていると『はじめてのかくめい!』と混ざってきて、無音再生してるといつのまにか入れ替わる現象が発生する様になりました。なぜ。まあ作曲者同じだけど←


ナノサイズスカイウォーク/UNISON SQUARE GARDEN


特にB面ツアーに嬉々として行ったような屈強な方々にはわかっていただけると信じていますが「ユニゾンのB面ってこうだよね」の王道路線走ってました最高です。『5分後のスターダスト』と続けて聴くと味わいが深まる。あと『東京シナリオ』とか。A面との振り幅とかも含めて「いつもの〜!」って思ってる。

Spotifyでは収録曲一覧に出現したからリンク貼ってみたけど、本当にCD(物体)でしか聴けないようになってるので貼ったとこで意味がないのですよね。CD買えない地域だったら聴けるとかなのかな。CDでしか聴けないって情報だけ見てた時、「サブスクに置かないだけで個別購入ならデジタルでも出来るのでは?」と思ってたんですけど、発売から1週間経ってもiTunes Storeにもなかったのには震えましたね。「ガチやん」って言いました。お商売が丁寧、そういうところも好きだよ。


ばかまじめ/Creepy Nuts×Ayase×幾田りら


あの夜を覚えてるでの使われ方も最高だったし、なんつーか全方位に対して愛しかなかった。いい舞台だったしいい主題歌だった。この曲が流れ始めた瞬間の画面の向こう側の「やり切ったー!」感が大好き。この曲が流れてる間もまだ脚本というか物語の中の映像ではあって、演出上の都合で「やり切った!」という空気が出てるわけだけど、でもそれだけじゃなかったと思ってる。←ちなみに初日を見ました

わたしは演劇とかなんも未経験だけど、それでも裏側を想像してめちゃくちゃハラハラしながら見てしまって正直胃が痛かったので、後日星野さんがANNで頭抱えながら見てたっておっしゃってたのにめっちゃ頷いた。役者やってる人のそれはわたしの感じた緊張の数千倍だったんだろうなというのは想像に難くないので、「つらい!」って叫びながら見たって件は「そりゃそうでしょうよ……」って。なんつーかほんとにクレイジーだな、あのラジオ局。怖いわ。「面白かったからまたやって!」って絶対言えない。円盤発売決定おめでとう!!!!!!!!

……主題歌あるある、曲の話をしていない事件がまた起きてる。「目一杯吸い込んだ空気!」のとこすげえ好きです。全体的にノリが良くて踊れる曲をこの舞台に書いてくる四人が好きだよ。


警視庁・捜査一課長 メインテーマ/山本舞香


「おっまえサントラあったんけ!?!?」という驚きをSpotifyでやるの部。音楽だけ聞いてるとちゃんとカッコいいミステリーなんですけどね()。S6おめでとう&木8いままでありがとう!秋の集団幻覚祭が実像になったね!(おい)

……科捜研のドラマ美術展示キャラバンして欲しいなあ(ここで言うな)。


喜劇/星野源


「この人はもうー!!!!」って聴いて叫びました。いや叫ばないでいられる人いる? いなくない??

個人的には『不思議』と対で聴きたい曲で、裏表の関係だなって思ってます。『不思議』も『喜劇』も、生きてる歌。もうビッグエモーションが過ぎてこれ以上言葉になんねえよ……。

過去に生活が苦手だと公言してた人が「命繋ぐキッチン」って歌詞書いてるのが特にビッグエモーション。生活する楽しさを知ったと明かしたのも最近の話ではないけど(年数で言っても8年ほどは前になる気がする)、それでもキッチンが命を繋ぐ場所だって感覚は「生活」に向き合って楽しんでないと出てこないと思うので……。改めて現実がめでたくていち草の根はとても嬉しいです……永遠に幸せであれ。


日常/乃木坂46


4月から乃木坂ANNの新規リスナーになったのですが、北野さんご卒業直前という回に選曲されたこの曲が強烈に焼き付いてしまった。楽曲の雰囲気が好きとかそういうのもあるけど、それよりも何よりも「アイドルにこれ歌わすのか……」っていうちょっとしたおぞましさのようなものがこびりついて。

どんなジャンルでもいちばん金払いのいい顧客層は経済力のある大人で、それはつまり経済力のためにいろんなものを犠牲にしてきた人々であって。夢だとか、なりたかった自分だとか、そういうのを現実と天秤にかけて捨ててきた人にとって、天秤が掲げたそれらをあえて追おうと歌うアイドルたちは眩しく見えるだろうし、眩しく見えたら応援したくなるという機微も分かる。でもその仕組みの上に立ってこの曲をもらって歌うアイドルは、まさしく「偶像」で、その権力勾配のようなものを勝手に感じてぞっとしてしまった。まあでもそのへんはわたしの考えすぎで、曲をもらった方達は嬉しかっただろうしパフォーマンスだって全力だろうし、それに触れること自体はわたしも良いなって思うよ。本人たちも乃木坂になるために手放したものはたくさんあるだろうから。

それも含めて頭を離れない曲です。


ウマーベラス-instrument/MONKEY MAJIK × サンドウィッチマン


これまで歌ありのしか知らんかったんですけど、インスト聴いて「くっそー!」つってる。そしてリストインに躍り出た。だってばちばちにカッコいい。同時収録されてる『The Sandwich Man』もすげえかっこよくて好き。源さんが作ったバナナマンさんの出囃子、みたいなそういう神々の協働見るのすごい好き。


Teen Regime - Main Title Theme/坂東祐大


17才の帝国タイトルバック曲です。1話見てすぐ「サントラはいつ発売ですか!?!?」って心の中が暴動起こした。ありがとう……サウンドトラックで救われる命がここにある……。


声よ/坂東祐大、塩塚モニカ


ドラマEDとして聴いてた時は本編を飲み込むことでそれどころじゃなかったんだけど、曲として聴くと劇伴のいろんな部分がサウンド素材としててんこ盛られていて、音像だけで青波市にいるんだねって分かるからひえええええってなった。この曲のディレクション担当が劇伴もやってる作曲家なので、そうなるようにやってるのは当然なんだけど、だからといって狙い通りのものを作れるかってまた別の話だしさ。

そしてMV!! もはや本編のMV!!!! みんなそういうことしやがって!!!!(謎の逆ギレ)←何に情緒ぶん殴られてたかって花なんですけど、その詳細は公開直後にうわーーーーってなったツイートにあるのでそれ貼っときます。

「出てくる花、全部ハルジオンみたいなキク科っぽい構造してるのなんでじゃろ〜」とか考えてしまったのが運の尽きでした。はい。いやだってスノウなんだからスノードロップとか安易に出したくなるじゃんか。そうでなくても白い花で映える花って世の中たくさんあるんだし。

あとからあの花がなんだったかを明かされてさらに大変になったのは言うまでもありません。


おわりに

源さんに転がり落ちて1年半経ちイエマガにも手を出してしまったので記念として書くんですけど、藤原基央と星野源と田淵智也の書くものには一生かかっても絶対に敵わないです

イエマガ怖くて開けねえ〜〜〜〜!!

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