音と機材。①

運命ひっくり返されてうれしいよ、わたしは。

突然ですが、イヤホンひとつ買うのに出せる額っていくらくらいですか。

わたしは世間の相場を忘れて久しいので、25万円までなら出せる、というか実際それだけ出してでもほしいイヤホンがあるのが現状です。トチ狂ってます。

でもまだ知らないことがたくさんあるから、わたしは全然オーディオオタクじゃないと思っております。わたしレベルがオタク名乗るのはおこがましい。うん。

もっと色々知りたい。この世の全てのイヤホンを聴き比べたい。当たり前だけど、全部の子に性格があるから、自分の好き嫌いは置いといて、何がどう違うのかを知りたい。自分の知識欲を満たしたい。安いとか高いとか、値段に振り回されないで好きな音と付き合いたい。

……とまあよくわからない前置きはさておいて、ぼくの好きを構成する重要なものについて書くのを忘れていました。

てことで本日は音楽の再生環境の話!

手持ち機材はこんな感じです。↓

プレーヤー:XDP-30R、iPod classic、iPhone7、iPad mini4

イヤホン:SE535、Jaybird Freedom2、beats tour2
(イヤーピースは全てcomplyに付け替えています)

スピーカー:Pioneer HTP-CS1
※主な利用はBlu-ray再生ですが、たまにBluetoothでXDP-30Rを繋ぐので。

ex.beats solo HD、Jaybird Freedom
(友人や家族にあげたのでもう手元にない)

メインの組み合わせはXDP-30R+SE535で、学校での作業中とか、電車の移動中とかでは高確率でこれです。たまに気分を変えたいときにbeatsになる。

お散歩とか近所をふらつくときはiPhone7+Jaybird Freedom2。街歩きでも有線イヤホンするときはするけど、ちょっとのタッチノイズも嫌!!って思うときはこの組み合わせになりますね。

iPadはおうちで音楽聴く用。家でまでイヤホンしてたくないし、かといってXDP-30R+スピーカーでは居室以外で聴けないので、スピーカー搭載端末を持ち歩くしかない。キッチンに持っていって音楽流すときと、寝る前に何か流すときはiPad。

iPod classicはもう現役引退してて、バックアップ用の外付けHDDとして使っていますが、XDP-30Rが来るまでの9年を共に過ごしました。現役引退の理由はバッテリーが挙動不審になったからなので、家の中で充電しながらとかならまだ普通に使える。なので、ほんっっっっとうにレアだけど使う時もあります。頻度としては年1回レベルですけど。

本日はここから、プレーヤーとの思い出話を書き連ねます。イヤホンとスピーカーは明日やります(一緒にするとやけに長くなりそうだった)。

はじめて携帯音楽プレーヤーを持ったのは小学生の頃でした。

鶯家はこどもたちが全員エレクトーンを習っていたこともそうだけど、父はクラシック、母はJ-POPを割と聴いていた影響で、音楽CDは強請るとまあまあの確率で買い与えられる家でした。レンタル落ちとか、割引効かすために発売直後には買えないとかそういう制約はあったけど、まぁ手元にCDが来ればそんなことはどうでもいい。
ただ、そのCDをどこで聴くかって言ったら、基本的にはカセットに録音して車の中でした。CDプレーヤーはもちろん家にあるんだけど、個人の部屋がない家だったので、テレビが見たいという人がいれば邪魔になるし、自分たちもテレビがあるのならテレビを優先する、そういう生活だったから。

でも、その生活にも少しずつ変化が生じ始めます。

わたしといちばん上の姉は5つ歳が離れています。だから、わたしが小学校の2年生になる時に、彼女は中学へ進学。そのお祝いにと、姉がウォークマンを買ってもらっていたんですね。この頃のウォークマンはまだMD💽です……時代を感じる……。←

幼いわたしは、それにすごく憧れました。自分の意思で、自分の聴きたい時に、好きな音楽が聴けるという環境に。

でも小学校の2年生なんて時にはそんなもん使う暇なんかありませんし、親にしたってそんな高価なもの買い与えたくはないでしょうし、強請ることもなければ買い与えられることもなくいいなぁ、で終わっていました。

しかし、わたしは幸か不幸か、ガジェットほしいマンに成長してしまいます。

具体的にいうと、携帯電話をほしがりました。

わたしが小学校の高学年に上がる頃には、世の中的にも小学生のうちに携帯電話を持つことが珍しくなくなってきた雰囲気がありました。キッズケータイが登場して、携帯の正しい使い方、みたいなのを小学生のうちから教わるようになって、仲良い人の8割は自分の携帯もしくはPHSを持っている、みたいな状況に。
その状況に放り込まれたわたしは、携帯電話を持っていないと携帯を持っている友達の輪に加われない、加わっちゃいけないって思い込むようになりました。し、この頃にはくだんのいちばん上の姉が高校へ進学し、鶯家は高校進学と同時に携帯を解禁というルールだったので、姉がマイ携帯をすでに持っているという状況なわけです。

まぁ、ほしがるよね、こうなると。(笑)

携帯屋のパンフレットとか、店頭展示モックの古いのとか、もらえるものはバンバンもらいまくってめちゃくちゃ読んでいたので、その頃は大手3キャリアのガラケーの機種を判別できるマンになっていました。情熱の向けどころが間違っている。

でも親としては、携帯をまだ買い与えたくない。

(この攻防は割と長く続くんですけど、まぁその詳細もまたいつか。笑)

そんな時期に、ふとウォークマンに憧れていた昔の自分が顔を覗かせてきました。
たぶん大きくガジェットという枠で同じなので、記憶が引っ張られてきたんでしょう。

そこで、方針チェンジ。

携帯がダメなら携帯音楽プレーヤーを強請ってみよう!

最初はめちゃくちゃ渋られましたけど(当たり前)、結局誕生日プレゼントとして買ってもらうことに。

※鶯家のこどもは、父方の祖父母に誕生日プレゼントのリクエストができて、母方の祖父母からは誕生日ボーナスお小遣いで1諭吉が手に入る(両親からはとくに金品はなし)という制度だったため、その制度をフル活用しました。

そんなこんなで初めて手にしたのが、iPod nanoでした。初代、2GB、白です。

今この数字を見ると笑っちゃうけど、あの頃いちばん容量あっても4GBしかなかったんだよね。2GBとかRAMでも「いやそりゃねえわ」レベルじゃん……ROMなんだぜ……。←
XDP-30Rに入れてる曲データ、総容量40GBくらいあるからとてもじゃないけど足りない。

ただ、一度不注意で画面を割り、修理に出して交換してもらったら今度はバッテリーがやたら保たなくなっていて、ポータブルできない!! と買い換えたくなったわたしは、中学1年生の冬に、iPod classicデビューを飾ります。

なんでclassicにしたかというと、わたし的nanoのデザインの最高峰が初代だったから、あれじゃないnanoなんていらない!!!! ってなったからです。だったらもうclassicにしてやったほうが容量気にしなくていいしいいじゃんか、みたいな。

この子との付き合いは長くて、大学4年生の春までメインとして、このクソ寒い信州の地でも健気に頑張ってくれていました。真冬の朝方とかね、冷蔵庫より居室のが寒いからこたつに入れてあっためないと起動しないんですよね。タブレットもそうなんだけどね。

いつぞやの記念写真を載せておく。

nanoはいまだにtruthと風の向こうへだけ入って実家で眠っています。

classicを大学4年の春まで使った、と先程書きましたが、classicちゃんも大学3年の冬くらいから挙動不審が増えてきました。使いはじめて8年目ですし、こんな寒冷地で酷使しまくったから仕方ないなと思いつつ、もうこの時点ではclassicは販売終了&サポート終了後。つまり修理も買い替えもできないので、iPodのモデルチェンジもしくはiPodをやめる必要が出てきました。

最初は「いやでも曲データはiTunes管理なんだし……」と思って、iPodのモデルチェンジで済ませようと思っていたんですが、どうにもデザインが気に入らなくて、あんまりほしいとは思えず。そしてこの時にはイヤホン沼に片足を突っ込んでいたので、音楽再生に特化したプレーヤーが世の中にはあることを知っていて、それが如何なるものなのかととても気になっていました。

じゃあもう音楽再生に極振りしたプレーヤー買おうぜ!!

ということで、安心と信頼のe☆イヤホンさんのオンラインショップへ。

音質のこととかはいくら文章で書かれていても、当時のわたしはそれを理解するのに必要な知識をなにも持っていなかったので、候補機種は見た目だけで絞り込みました。

その結果、気に入ったのがAstell&Kernの製品。音量調節用のパーツが回すタイプのやつだったっていうのが好きだと思った。

でもあやつは割とガチな方々がお使いになられるメーカーです。身も蓋もなく言うと予算オーバーです。

だから流石に買えないや……って思っていた時に、XDP-30RとDP-S1を発見。

これらも音量調節が回すタイプです。パクリではという懸念があったのか後継機(20R)はボタンになっていたけど、まぁそれはそれ。

「これなら予算的にギリギリ手が届く! よし、お迎えするのはこのどっちかだ!!」と、ここまで決定。

でもまだどっちを選べばいいのか、そもそもこんな高額なもの買うのどうなのか……と踏ん切りがつかずポチれずに、その時は一旦ブラウザを終了。
※当時4諭吉しましたし、iPodなら3諭吉出すとお釣りが返ってくるので、分不相応な気がしてた

そうして悩んだままのある日、なんでかわかんないけど近所の電器屋に行きました。

 そしたら。

試聴機あるやんけー!!!!!!!

こんなど田舎の電器屋にあるとは思わなくてまじでびっくりしました。

1時間ほど聴き比べまくって(迷惑)、XDP-30Rの音をいたく気に入り、こっちをお迎えすることに。聴き比べに電器屋まで行っておいてポチった先はe☆イヤホンさんなので(ケースとか一緒に買いたかったから)、電器屋ほんとごめんって思いました。代わりにSDカードは電器屋で買ったよ。ごめん許して。

ここで初めてApple製品以外の音楽プレーヤーを手にしたわけだけど、Apple製品は音が元気なんだなあ、と聴き比べてると思いますね。全く同じファイルを同じイヤホン(有線)で再生してても音がびっくりするほど変わる。Apple製品の音は、なんか全体的にアタックかけてくる感じ。たまに元気すぎて鬱陶しくなる。笑

そんな感じで迎えたXDP-30Rとももうすぐ3周年を迎えるわけですが、この節目を機にバランス接続をやりたいなというのがついさっきできた願望です。いや前から思ってたけど最近「あのイヤホンほしい!!!!」に取り憑かれてて忘れてた。なんてこと。←

以前Signalっていうケーブルを試したことがあって、めちゃくちゃよかったんですよね。バランスケーブル……いいなぁ……。


スキを押すと何かが出ます。サポートを押しても何かが出ます。あとわたしが大変喜びます。