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2021−11−05(ニチニチ)

脳内では頻繁に日記を書いてはいたのだが、文字化したのは久しぶりになってしまった。さてさて11月である。

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今日は久しぶりに美容院に行く。担当してもらうのは、かれこれ3年やってもらっているイケちゃん。彼女は世間にコロナが蔓延しだした頃に産休に入ったのだった。だから職場復帰するねと言っていた時期がかなりずれこんだ。今年の5月すぎから戻ってきて、以前よりセーブした働き方をしている。だから予約もとりづらい。なにしろ彼女は人気者なのですぐ予定が埋まってしまうから。待って取れた予約の今日なのである。

「どう?仕事するのには慣れた?」

赤ちゃんがいて、そして仕事をするという生活に彼女が慣れたかどうかを聞きたくなって聞いてみる。

「うーん。家族みんなが慣れたって感じかな」

あ、そうか。彼女の感覚を聞いただけのつもりだったのだけど、彼女が仕事をするという事は、赤ちゃんさんは保育園に連れて行かれてそこで過ごしてって時間帯で生きることになり、そのために決められた時間に送り出したり、前と違う時間に食事しなくてはならなくなったり。旦那さんが代わりに家事を請け負うようになったりだとか。。。

つまりは家族みんながそれぞれの新しいサイクルに対応しなければならないわけでして。

彼女が仕事に戻ったと言うことは、彼女一人が慣れたかって話じゃないんだって気づいて面白かった。


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物事が家族っていう単位で動き出したんだ。家族一体ってそれはそれで息苦しい時もある。だから別にそれが良いって訳ではないのだけれど。

個別にクルクル回るつむじ風が速度を合わせて一緒になって、まずは2つが1つ。次にできたチビつむじ風に速度を合わせて3つが1つになって。とうとう小さな台風になってゴゴゴゴって音を立ててまわり始めたみたいな気がした。もちろん迷惑な台風になったって意味ではないのだ。

ゴゴゴゴ。 

なんて言うか、なんだか動く感じ。生命力を感じたんだ。新しい家族に。

そしてイケちゃんと楽しく話して、今日も素敵に髪を整えてもらって帰った。

今日の落し物言葉:::「僕らはチョコが欲しいんだ」
拾ったのはスーパーのレジ前。
4~5歳の兄妹がお母さんが支払っている足元で訴えていた。兄が言う。「僕らはチョコが欲しいんだ!」僕らの「ら」の字が、まだ上手く喋れない妹の意見も汲み取り兄妹を代表して僕があえて言いますけど…感がすごくて心に刺さる。





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