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ずる休みしてごめんなさい

頭痛がした(気がして)、電話一本でバイトを休み海へ行った。
カネコアヤノで向かい藤井風で帰った。
心を守るためのずる休みと堕落は悪くない。(とカネコアヤノも言っています)
海へ行って冷えたコンクリートの上に大の字に寝て治す。
心の治療はかなり単純で、大体は何も考えずに空を見て、銀河系を信じて目を凝らすと、見えなかった星が見えるようになって、嬉しくなって、自分の貧弱さに安堵できる。空の広さに少し怖くなる。
そうすると、帰り道の路傍の花を見て綺麗と思えるくらい心の余裕ができる。
本当はいつだって脇道の花にも目を配れるくらいの余裕を持っていたいけど、ほとんどがそうはいかないのは若いからなのだろうか、うまく歳を重ねると、いつだって余裕は持てるようになるのだろうか。

苦しんだ種類が多いほど、優しさのコップが増えるので、有難いことだと思っていたい。
人の悪意から離れた場所に居たい。
お金持ちにならなくて良いから静かに暮らしていたい。
時給は低くていいから優しい店長がいい。
釣りはいらねぇなんて一生言えない生活がしたい。
そんなことを思いながらふらふらおうちに帰ると、朝から悩まされていた頭痛なんて概念ごと吹き飛んでいて、とろんとした眠りの感覚に襲われる。

こうやってずっと心を守っていきたい。


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