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消防設備士(甲種4類)私の勉強法

消防設備士(甲種4類)を取得するにあたって、自分自身の勉強法や教材活用法をこの記事にまとめました。

※全体の概要については以前の記事でも簡単にまとめてあるので、気になる方はそちらの記事も読んでください。

まずは私の試験成績からです。

試験成績

Inked成績_LI

これは恥ずかしながら、2回目の再挑戦の結果です。筆記で9割弱取れました。1回目の受験では実技で1%足りなかったので不安でしたが、結果そこそこ取れたなという印象です。

スケジュール感・前提資格

私の場合、おおよそのスケジュールはこんな感じでした。

無題

・建築設備士試験を直前に受験
・習慣が消えないうちにその後の勢いで受験
・下調べの結果、100時間を勉強時間の目安とした
・平日だけ勉強、休日は平日にできなかった時と直前期だけと割り切った
→3か月かけて問題集等に取り掛かった(平日1日1.5時間程度)

実際には年に何回も試験があるので、他の資格取得のタイミングでぽっかり空いた穴を埋める感じで受験できます。自分は建築設備士の二次試験受験に合わせ、この時期になりました。(消防設備士の試験時期は下記リンク参照)

一般財団法人 消防試験研究センター
試験日程
https://www.shoubo-shiken.or.jp/shoubou/schedule_first.html

また、100時間を目安にしたと書いてありますが、実際には1回目の受験で60時間(不合格)、2回目の受験で30時間程度かけています。
一部問題の免除もあり、甲種1類取得済みのアドバンテージがあると思っていましたが、実際は水系と電気系でかなり内容が異なっており、そう簡単にはいきませんでした。特に実技部分の理解が時間的に間に合わなかったように思います。
結果的に足し合わせて90時間程度なので、他の類を取得していても100時間程度は必要なのかなと思いました。

余談ですが、上記の図のように工程表をひいてエクセルで管理すると、キャリアプラン組んでる感があって結構楽しいです。

費用

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教材費、試験手数料、申込必要書類の準備、会場までの交通費等を含めてこのくらいです。私の場合、教材は1冊のみ使用したので安上がりでした。
また、他の類を取得済みであることで電子申請が可能になり、若干ですが郵送費等が浮きます。(600~700円程度)
人によって申込書類の準備が要らなかったり、交通費がもっとかかったりしそうです。

使用教材

一般財団法人 消防試験研究センター
過去に出題された問題
https://www.shoubo-shiken.or.jp/shoubou/exercise.html
消防設備士・危険物取扱者に挑戦!
消防設備士甲種第4類資格に挑戦
http://www.ads3d.com/syoubo/4/tqindex.cgi

問題集・公式が出している過去問の参考・ネット有志による問題サイトを使わせてもらいました。実際に購入した教材は1冊のみでした。
この教材は各問題にそこそこ詳細な解説が付いていますし、末尾のページに表類もまとまっています。過去問とテキストが一緒になったような感じです。

前回甲種1類を受験した時にも工藤先生の本を使わせて頂いていて、今回も過去問+テキストが自分には一番合っていると思いました。

工藤先生はメールでの問い合わせにも丁寧に答えてくださる素晴らしい方でした。

下記、甲種一類のときにも書いた内容ですが、共通するので載せておきます。

Amazonのレビュー等を見ているとこれ1冊じゃ問題数が足りないとの指摘がありましたが、まったくの初学者でなければこれ1冊で十分だと思います。
何冊も揃えて広く浅くなるよりも、確実に取れるところを増やしたほうが良いと思います。満点を目指しているわけではないので。
理論とか方程式みたいなものは根本を理解するのにテキスト読んだほうが分かりやすいですが、暗記がメインになってくるとひたすら過去問を解いて詳細な解答を見て覚えるほうが良い気がします。
自分はテキストだけ読み込んでも覚えられないので、問題を解いて覚えるべきところをメモに書き出したり、後ろの表を見ながら解いて暗記しました。
直前になってからは公式の過去問(例題?)を解いてみたり、有志の問題集サイトを利用したりして理解度チェックをしました。弱い分野を重点的に復習して、理解度チェックをして…の繰り返しです。

参考になるサイト

ビルメンライフ
消防設備士甲種4類に独学で合格できるお勧め参考書と勉強方法https://birumen.site/shoubou-kou4-goukaku/
青木防災株式会社
甲種4類消防設備士の試験勉強&合格方法https://www.aokibosai.com/2016/07/29/%E6%B6%88%E9%98%B2%E8%A8%AD%E5%82%99%E5%A3%AB4%E9%A1%9E%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/
工事士.com
消防設備士甲種4類の受験資格と試験概要まとめ/難易度・合格率まで
https://koujishi.com/denkikouji/59/

使用教材だとか、おおよその学習時間を把握するために読ませてもらいました。青木防災さんのページにはこの記事以外にも実践的な内容や写真を交えた解説がありますので、とても参考になると思います。消防設備業、ビルメンテナンス、電気工事士の方面であれば、こちらを参考にしてみてください。

あとがき

消防設備士の資格は、消防設備業はもちろん、ビルメンテナンス、給排水設備業者、設計者でも役立つ資格だと思います。私自身そう思い情報を探したのですが、どうしても4類は電気工事に括られることが多く、取っつきにくい部分があると思います。

業務そのものには必要を感じない設計者という立場でも、実際に監理しようとすればその知識は役立ちます。意匠の変更に対して必要になる機器などをサッと答えられたり、現場のおじちゃんに舐められない、等。

私は機械設備メインの設備設計なので水系となる甲種1類から取得しましたが、消防設備の会社だとまずは乙種6類からとか、ビルメンテナンスだと4類からだとか、立場により取得の順番はいろいろありそうです。

青木防災株式会社
オススメ!消防設備士試験に挑む順番
https://www.aokibosai.com/2020/01/07/オススメ-消防設備士試験に挑む順番/

何よりも自分に一番なじみのあるものから知識を広げ、資格を取得するのが効率がいいかと思います。
もしくは、これからやるであろう業務を勉強するつもりで受験するのも良いと思います。私は電気の専門知識を徐々に増やしていく感じで受験計画を立てていましたが、建築設備士の2次で落ちたりといろいろあるのでその通りにはなりませんでした。。
ですが、ただ闇雲に次々受験するよりは効率がいいはず、と思っています。結婚や子育て等、ライフイベントの変化もあるので、どのくらいの時間がどのくらいの密度でどの期間使えるのか、可視化できるのはとてもいいことだと思います。

お付き合いいただきありがとうございました。質問等あれば追記していきますので、ご連絡お願いいたします。

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