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シミュレイシヨン: サーヴァントvs.ニンジャスレイヤー

「Fateのサーヴァントとニンジャって割と近いステージの戦闘力だよね」というところから、実際にサーヴァントとニンジャスレイヤーが戦ったらどうなるかを検討した。ちょくちょくnoteの公開領域に書き溜めていたため、完全新作とは言えないものの、折よく「 #ニンジャスレイヤー222 」が開催されたので、そちらの方にもこっそりと公開しておこうと思う。

本作品はFateシリーズのネタバレを含むため、Fateシリーズ?なんだっけそれ?という方は静かに撤退されることをオススメする。クロスオーバーである以上、どちらのネタも知っていないと面白くない。とりあえずこの投稿のカバー画像を見てニヤリと出来たなら、問題はないだろう。(最終更新: 2018/2/22)



ヘラクレスvs.

ナムアミダブツ!確かに心臓を貫かれたはずのヘラクレスの肉体がフィルムの逆再生めいて回復していく! (((ググ…コヤツはヘラクレス!然らばこれは十二の試練を乗り越えた祝福として得た生命か!))) 「アサシンのサーヴァントがバーサーカーの命を取れるなんてね。でもまぐれは終わり。やっちゃえバーサーカー!」

「■■■■■■■■■■■ーーー!」咆哮とともに剣斧が炸裂!「グワーッ!」衝撃だけでこの威力、直撃すればネギトロは必定か! (((奴に同じ技は通じぬ!攻め手を変え、今十一度殺すべし!))) ナラクが絶望的な事実を告げるが、フジキドの闘志はいささかも揺るがぬ。なすべきことに変わりはない! ■

佐々木小次郎vs.

「では、参る。」物干し竿めいたロングカタナを担ぐように、サムライは身体を捻り、初めて構えた。 (((!?備えよ、フジキド!))) ナラクの声をニンジャスレイヤーは聞いてはいなかった。極度の集中で研ぎ澄まされたニンジャ第六感が回避不能な確実な死を示す。「秘剣――」

『――燕返し』 真っ向のカラタケ、円弧を描く薙ぎ、左右を塞ぐ払いが『同時』に迫る。ソーマトリコールめいて無限に引き伸ばされた時間の中で、フジキドはハッキリと三筋の光を見た。引けば薙がれ、躱せば払われ、受ければ両断されよう。逃げ場はない、ならば。「イィィィヤーッ!」

「見事」 口の端から血を流し、サムライが膝を折った。ニンジャスレイヤーの血と装束が、赤黒い火花となって夜風に散った。ニンジャスレイヤーが胸から右腕を引き抜く。サムライは仰向けに斃れた。「コジロ・ササキ。ハイクを詠め。カイシャクしてやる」「なんと、名を知っていたか」

「秘剣・ツバメガエシ。ミヤモト・マサシを追い詰めたイアイドーの奥義。子どもでも知っておる」「ふ、ははは。我が技がこの末法の世に、名を残していたとはな」コジロは純真な子どもめいて笑った。「急ぐのだろう、ニンジャスレイヤー=サン。カイシャクは無用だ。私は満足した」

ニンジャスレイヤーは踵を返し、参道を駆け上がった。クツクツという心底愉快そうな笑い声が途絶え、小さな爆発音が響いた。 ■

ディルムッド・オディナvs.

(傷が…癒えぬ!)ナムサン!チャドー呼吸をもってしても貫かれた脇腹の傷が戻らぬのだ!(((バカ!ウカツ!奴の槍はマックリール・ニンジャの必滅の黄薔薇に相違なし!奴を殺すまで傷は治らぬと知れ!)))(ならば殺すまでのこと)フジキドは決断的にネックスプリングで立ち上がる。

「その傷でなお立つか。驚いた。」「御託は良い。来るがいい。」槍士は破顔した。「良いだろうニンジャスレイヤー=サン!我が名はディルムッド・オディナ!フィオナ騎士団の一番槍!その名をアノヨで語るがいい!」突風めいたツキがニンジャスレイヤーを襲う!

「イヤーッ!」槍!「イヤーッ!」拳!「イヤーッ!」槍!「イヤーッ!」足!「イヤーッ!」槍!「イヤーッ!」拳!「イヤーッ!」槍!「イヤーッ!」足!「イヤーッ!」槍!「イヤーッ!」拳!「イヤーッ!」槍!「イヤーッ!」足!「イヤーッ!」足!「グワーッ!」

二槍の攻撃から虚を突いたサイドキックがニンジャスレイヤーの脇腹の傷を抉る!よろめいたニンジャスレイヤーの心臓を目掛け、ディルムッドの朱槍が閃いた。「穿け!『破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)』!」

その時、ニンジャスレイヤーの目が赤黒い光を灯す!間一髪のブリッジ回避!「イヤーッ!」そのまま槍を突き出した腕に絡みつく足!「バカナ!」「イヤーッ!」CRACK!逆立ち姿勢のニンジャスレイヤーがディルムッドの右腕を捻り粉砕!ジュージツの秘技、ドラゴン・レッグ・ファングだ!

ディルムッドはへし折れた腕を振るい、ニンジャスレイヤーを振り払おうとする。だが、獲物に喰らいついたドラゴンの牙は抜けぬ!「貴様ーッ!」不自由な体勢とは思えぬ鋭いツキ!だが回避!なんたるニンジャバランス感覚か!「ハイクを詠め!ディルムッド=サン!」

バランスを崩したディルムッドの胴体を蛇のようにニンジャスレイヤーが回り込み、肩車の体勢に移る。「良き戦士に会った。運命に感謝を」ディルムッドは瞑目し、満足げに呟いた。「イヤーッ!」断頭クロスチョップ!「サヨナラ!」爆発四散! ■

クー・フーリンvs.

「イヤーッ!」「イヤーッ!」幾度とも数え切れぬぶつかり合い。朱色の槍と赤黒のブレーサーが火花を散らす。「この俺相手にここまで粘るたぁ、やるじゃねえか」「どうしたランサー=サン。疲れたか?」「抜かせ!イヤーッ!」電光石火の如きツキの連打をブリッジ回避!

(((グヌヌ…!フジキド、コヤツはケルト・ニンジャ・クラン最高の戦士、光の御子クー・フーリン!奴のスタミナは無尽蔵、このままではジリー・プアー(訳注:徐々に不利)ぞ!なんとかせよ!)))(それが出来たら苦労はせん…!)異形の怪物めいて縦横無尽に襲いかかる槍をかわす!

「そらそらそら、どうしたどうしたァ!」「グワーッ!」速度を上げた連撃の一発がニンジャスレイヤーの腿を削る!喉元を襲う一撃をかろうじて避け、飛び退って距離を取る。「スゥーッ!ハァーッ!」「チッ外したか、こりゃ埒が明かねえな」クー・フーリンは追わず、構えを取った。

「楽しかったぜ。ニンジャスレイヤー=サン。だがここまでだ」朱槍が禍々しい魔力を纏い、紅く燃え上がる。(((フジキド!)))(わかっている)アレは確実な死だと、ニンジャ第六感が告げていた。「その心臓貰い受ける! 『刺し穿つ死棘の槍 (ゲイ・ボルク)』!」

瞬間の後、ニンジャスレイヤーの胸を朱槍が貫いた。だが、クー・フーリンの顔は強張っている。「テメェ…。」「とらえたぞ、クー・フーリン=サン」フジキドは口から血をこぼしながらジゴクめいて呻いた。貫かれた傷跡から不浄の炎が燃え上がり、フジキドの身体を焦がす。

ゲイ・ボルクは「心臓に槍が命中するという結果」に向かって、全ての因果が収束する槍である。回避は不可能。ならば、心臓を貫かれても死ななければよい。ニンジャスレイヤーは極限の集中によって心臓への「直撃」を避けながら、心臓の傷を即座に炎で以て繋いだのだ!

「バカが!」クー・フーリンが獰猛に吼え、槍に力を込める。そのまま捻り貫けば致命傷、だが…!おお、ブッダよ、ご照覧あれ。槍はピクリとも動かぬ!ニンジャスレイヤーもまた槍を掴み、クー・フーリンを押し返しているのだ!「グ、ググ……」ニンジャスレイヤーの眼が赤黒く燃える!

「こんの…!」「グ、グヌ……!」永遠とも思われる数秒の拮抗。「イヤーッ!」「グワーッ!」睨み合いの中、ニンジャスレイヤーが僅かに進めていた指が、クー・フーリンの親指を潰した!破れる均衡!一瞬の握力の緩み、それを見逃すニンジャスレイヤーではない!

間髪入れぬヤリめいたサイドキックがクー・フーリンの鳩尾を穿つ!「グワーッ!」手が離れたスキを突いて、赤黒い炎をまとったチョップが、心臓に突き刺さった朱槍の柄を断ち切った。傷口の断面を赤黒の炎が飲み込み、かりそめの装束が傷跡を飲み込む。「ヒサツ・ワザは破ったぞ、クー・フーリン=サン」

「面白ェ、あんた最高だぜ」徒手となったクー・フーリンは獣めいた笑みを浮かべた。「言っとくが、俺は素手でも強い」「弱い狗ほどよく吠えるというな。コトワザ通りか」「舐めるな!」怒声とともにクー・フーリンが空中にルーンを刻み、腕に炎を巻き付けて突進した。 ■

イスカンダルvs.

「AAARARARARARAY!」「ヌゥーッ!」巨大神話級ブル・チャリオットがニンジャスレイヤーを掠める!時速百キロを優に超える大質量連続突撃の猛威!ニンジャ耐久力をもってしても当たればバッファロー殺戮大陸横断鉄道に飛び込んだ哀れな相場暴落者めいて一瞬で血煙となるであろう!

「イヤーッ!」通過したライダーの背に幾個目かのスリケンを放つ。だが今回もチャリオットを覆う雷の網によって弾かれた。三次元空間を傍若無人に駆け回るライダーの重戦車の前にニンジャスレイヤーは未だ有効な攻撃を見いだせずにいた。

(((愚かなりフジキド!)))(黙れナラク!)ニューロンの声を制し、ニンジャスレイヤーは再度集中する。ライダーの攻撃は直線的な力押しに見えて、数々の微妙な変化が織り交ぜられ、反撃は実際困難だ。「スゥーッ!ハァーッ!」瞑目し集中する!

「ほう、策でも思いついたか!ならば見せてもらおう!征けい!」ライダーが手綱を大きくしごき、二頭の 『飛蹄雷牛(ゴッド・ブル) 』が雄叫びを上げる!正面から倍速!ニンジャスレイヤーは目を見開き、あろうことか蹄に正面から挑みかかった! 「Wasshoi!」

蹄の下に滑り込みながら繰り出したドウグ社のフックロープがチャリオットのシャフトに絡みつき収縮、ニンジャスレイヤーがチャリオットに飛び移る!「なんとぉ!」イスカンダルが驚嘆しつつも剣で薙ぎ払うが、ニンジャスレイヤーは車体を蹴ってジャンプ回避!

「イヤーッ!」「グワーッ!」跳躍からの後ろ回し蹴りがライダーの顔面にクリーンヒット!巨体が車外に吹き飛ばされ、石畳に墜落する。好機!ニンジャスレイヤーは手綱を引き、チャリオットをUターンさせて本来の乗者に向けて突撃!「BUMOOOOOO!」狂奔!

「余の戦車を奪った勇士に敬意を表そう!」ライダーの声が響く。戦車の蹄が彼をネギトロに変えるまで、もはや3秒もない。どう回避したとしても、そのスキをニンジャスレイヤー自身が突く二段構えのタクティクスだ。だが、フジキドのニンジャ第六感が警鐘を鳴らす。

風景が曖昧になり、ライダーが遠のいていく。そして巻き上がる砂塵。「イスカンダルたる余の誇る、最強宝具をもって迎えよう!『王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)』!!」 ライダーの声とともに世界が眩い光に包まれ、転換する。ニンジャスレイヤーは一人、砂漠に立っていた。

(ゲン・ジツの類か?)(((ナムサン!これは『固有結界』!術師にあらぬイスカンダルが使える代物ではない!))) イスカンダルは剣を地面につき、砂丘からこちらを見下ろしている。その剣を勇ましく天に掲げると 「「「「「OHHHHHHHHHHH!」」」」」 大地震の如き鬨の声!

砂丘の縁から無数の戦士が姿を現す。その数、千を優に超える軍勢の威容に、ニンジャスレイヤーは刮目した。「ニンジャスレイヤー=サン!見よ我が無双の軍勢を!時空を超えて我が召喚に応じる永遠の朋友たち!彼らとの絆こそ我が至宝!我が王道!」

イスカンダルが朗々と語る。「そして余は貴公を我が朋友として迎え入れたい!」「!?」イスカンダルは大真面目だ。驚愕しているのはニンジャスレイヤーだけではない。彼の生前の副官であろう人物も苦笑いを浮かべている。

「貴公のワザマエがあれば」「断る!」ニンジャスレイヤーは規格外の王気(オーラ)に背筋を震わされながらも即答した。「おいおい、もうちょっと最後まで聞いてはどうだ」イスカンダルが嬉しさをにじませて苦笑する。

「マケドニアの王よ。私はオヌシの戯言に付き合うほど暇ではない。口だけは残してやるゆえ、そこらの盲どもにでも寝物語るがよかろう」「貴様!」近衛が殺気立ち剣を抜いた。征服王は大笑した。「よい!実によい覇気なり!ビンビン来るわ!」

「言葉は無粋!ならば余の首取ってみせい!征くぞ!続けェーッ!」山が動く!一騎当千の将兵の喚声が天を裂き、地を割る!殺到する無数の騎兵!ニンジャスレイヤーがヌンチャクを抜き、ジュージツを構え、赤い目を見開いた。

「「AAAARARARARARARAY!」」「イヤーッ!」「「グワーッ!」」ニンジャスレイヤーを圧殺せんとした先陣が岩壁にぶつかる波めいてはじけ飛ぶ!ヌンチャクが!拳が!脚が!戦馬を跳ね上げ、兵を吹き飛ばす!「なんたる暴威!ますます惚れたぞ!」

「イヤーッ!」赤黒の炎と化したニンジャスレイヤーが人海から飛び上がり、灼熱のスリケンが馬上のイスカンダルを襲う!切り払う!「殿!」「怯むな!騎兵散開!射掛けぃ!」先陣が駆け抜けた間隙を矢が埋める!

足を止め、腰を落とし、ヌンチャクワーク!矢雨を撃墜!「やりおる!槍隊、かかれぃ!」波状攻撃!一糸乱れぬファランクスがグレートウォールめいて迫る!「イヤーッ!」大ジャンプし、上へ逃れるほかなし!

「獲った!」「グワーッ!」ナムサン!即応した近衛弓兵の矢が胴に直撃!槍衾が天を向き、落ちるニンジャスレイヤーを迎える!このまま哀れニンジャスレイヤーは串刺しに…ならぬ!この穂先を両掌で挟み、逆立ちで落下をこらえた!タツジン!

「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは自重と腕力で刃を押しのけながら密集陣形の懐に潜り込む!「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」零距離掌底で連続殺!体制を立て直す隙を与えず群れを突破!

「来い!ニンジャスレイヤー=サン!」ついにイスカンダルとの間に妨げるものなし!大跳躍したニンジャスレイヤーのヌンチャクが、剣とぶつかり合う!ブッダ!これはまさに武田信玄とシャモン・ニンジャのカワナカジマ一騎討ちの再現図か!

競り勝ったのは…受けたイスカンダル!乗騎のプケファラスが仰け反り、力を二倍化したのだ!空中に弾き出され無防備状態となったニンジャスレイヤーを射殺さんと矢が迫る!「グワーッ!」数本を打ち返すも、被弾!

回転ウケミを取って膝立ちになったニンジャスレイヤーの全身に、何本もの鎖分銅が纏わりついた!「グヌーッ!」一騎当千の英霊達の万力を込められ、動けぬ。「竜とて解けぬバビロニアの業物よ。降伏せよ、ニンジャスレイヤー=サン。」

騎乗したイスカンダルが告げる。「貴様の負けだ。勇士よ、余の軍門に加わるが良い。」「オヌシの目的は何だ。」ニンジャスレイヤーは地獄めいた眼光で睨みつける。「世界!」イスカンダルは笑った。 ■

※流石に一人で王の軍勢に勝つのは不可能そう。仲間の力がいると勝てない気がするが、何かフジキドを殺すこともしない気がした。

――――――――――――――

◆解説

vs. ヘラクレス
なぞの解説「ギリシャ神話最強の兵、ヘラクレスは『半神の最強格英雄』であり、一方のニンジャスレイヤーは『最強格の半神的存在』と奇妙な対照になっております。カラテの力量は五分か、あるいは描写としてヘラクレスが上回るでしょうか。凄まじいカラテを誇るヘラクレスの『十二の試練』を打ち破るかどうかですが、ニンジャスレイヤーは多種多様なフィニッシュムーヴを持っていますし、128回連続でホームランを打った実績もあります。これはひょっとするかもしれません。」
vs. 佐々木小次郎
なぞの解説「佐々木小次郎はType-Moonヴァースでも有数の剣客であり、純粋な剣の技量だけを見れば最強と誉れ高い使い手です。カラテだけで物理法則を完全に超越した秘剣・燕返しは紛れもない絶技。しかし三撃が同時に飛んでくるのに対抗するのと、雷をヌンチャクで弾き返すのと、どちらが困難か、難しいところです。少なくともニンジャスレイヤーは後者は実現しています。イアイドーに対する経験値も多く、小次郎にとっては厳しい戦いと言えるのではないでしょうか。」
※ディルムッド・オディナ
なぞの解説「ディルムッドは超一級のラインではないものの、バランスの取れたケルト戦士であり、ニンジャスレイヤーにカラテで善戦するだけの力量は備えているといえます。また、多くのニンジャの敗因となったチャドーによる回復を封じられる宝具『必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)』は大きく有利に働くでしょう。しかしながら、相性やニンジャスレイヤーがどうというよりも、ランサーという時点で大体主人公には負けるものです。」
※クー・フーリン
なぞの解説「Fate世界の中でも個人戦闘での粘り強さならクー・フーリンは最強の一角と言えるでしょう。カラテでも同等、あるいは高速道路を走るトレーラーに走って追いつけるクー・フーリンの身体能力が上回っていると見られるか。特にニンジャスレイヤーには『刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)』への有効な対策も無く、決まれば死と、厳しいマッチアップと言えそうです。もっとも、幸運Eランクのクー・フーリンに対して、フジキドの幸運はA以上であると推察され、何かしらの理由で例によって槍は外れるでしょう。もっとも、ゲイ・ボルグを破ったとしても実際ルーン魔術や仕切り直しその他、クー・フーリンのタイマン能力は普通に高く、かなり泥仕合になると思われます。」
※イスカンダル
なぞの解説「イスカンダルは作品によって当人のカラテの水準が変わっていますが、いずれにせよニンジャスレイヤーのカラテに及ぶとは言えない水準です。もっともキャバリアー=サンのバイク・チャリオット以上の神話的重戦車(空も飛べる)による三次元的戦闘に対して、ニンジャスレイヤーが取れる有効な打開策はあまり多くありません。また、宝具『王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)』は、一騎一騎がニンジャ級といってよいであろう配下の英霊たちを束で召喚し、フーリンカザンも確保するものであり、さしものニンジャスレイヤーといえども、勝ち目があるとは言い難いでしょう。もっともイスカンダルは人を見る目があり、とりあえず有為の人材は勧誘してみる所があるため、どちらかの死で終わることは無いように思われます。」


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